皐月賞2018中山競馬場芝2000Mコース詳細解説:急坂を2度登るタフなコース

 小回りコースという風に呼ばれることもあるが、なかなかタフなコースだ。1800mコースとは違い、スタートしてからすぐに急勾配を登らなくてはいけない。さらに1コーナーも上り坂なので、最初の500mほどは登りっぱなしといった感じになる。それを2コーナーから向こう正面途中までで一気に下る。そこからは平坦で、直線の最後に例の急こう配がもう一度あるというコースだ。最後の坂は高低差2.2m、最大勾配は2.24%と日本一のキツさ。これを2度登るのだからかなりのスタミナを要する。そういう意味では十分底力を問われ、能力のない馬では勝てない。
 トラックバイアス的には難しい。基本的には内有利のコース。3、4コーナーが高速コーナーであるため、ここで勢いをつけて追い上げようとする差し馬は外に膨れて大きな距離ロスを生むことになるからだ。ただ、皐月賞の時期は最も傷みが進む時期で外伸び化も進み、内外の差はあまりない状態といってよく、フェアなコースともいえる。皐月賞当日はテレビ映えのために洋芝の刈り込み作業をカットして、芝丈が長くなっていることがあり、その分力を要することもある。

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