【LV3=平均レベル】
・人気の中心は4歳馬。三つ巴の争いと目され、安定株のプリンスダムと昇級初戦のエノラブエナとネオジェネシスの走りっぷりに注目が集まった。
・勝ったのはエノラブエナ。力を考えれば遅すぎた1000万下勝ち。3着のネオジェネシスは一番強い競馬した。プリンスダムは騎手の馬に対する理解度が低かった。

◆1着はエノラブエナ。
　スタートは五分。無理に行かせること無く控える。4番手のインのポケット。行きたがっていたが折り合いを欠く、というような状態ではない。4Cで4番手も、前がタレ気味、外は壁で一旦頭を上げ、騎手も腰を落とす。それでも直線に入ると3番手の外に位置。綺麗に前が開いた。追い出されるとジリジリと伸びて前を競り落とした。
　この馬の出世を妨げてきた鞍上だったが、やっとまともに乗ることが出来た。父の産駒との相性の悪い阪神で勝てたのも充実ぶりの証拠。過去に好レースを繰り広げていた相手はカゼノコにマスクゾロ。準OPでも格負けは無いし、速いペースの方が合う馬。好血馬が素質開花。いきなりやれてもおかしくない。
　
◆2着はメイショウドゥーマ。
　スタートは五分。行く気無く後方から。後方追走も3Cから押して上がっていく。3-4C中間では一旦息が入る。直線では後方4番手。直線追い出されるとグイグイ伸びて2番手まで上がった。ビーチが動いたことにより、前に厳しくなった今日は展開がハマった感。次は分からないが、阪神が合うのかも。

◆3着はネオジェネシス。
　スタートは五分。前に行かせての競馬。楽に前に取り付けた。外の3番手。行きっぷりはマズマズ。4Cでは前に行った2頭の手応えがなくなる中、この馬は手応えは十分。直線入口では一旦は1馬身程度後続に差を付けて先頭へ。先頭で粘っていたが、坂上で脚が鈍り3着まで。厳しい展開の中、強い競馬はしている。後は展開だけ。

◆プリンスダム
　スタートは五分。　テンにそこまで行かせずに中団から。人気のエノラブエナとネオジェネシスの直後の5,6番手。あまり行きっぷりはよくない。4Cでは5番手の集団も手応えがない。直線では6番手。エノラブエナと併せ馬の形。直線追われてからがだらしなく6位で入線。
　あんまり反応が良くない馬で、だからこそ前目で競馬をしていた。前走後にもデムーロがもっと前で競馬したかった、とコメントしたにも関わらず消極的なレース。馬の実力もあるが、テン乗りの鞍上が響いた。

◆ビーチブレイブ
　スタート一息。後方からのレースに。テンから気合を入れて前へ。結局は7番手の外を追走。3Cでは行きっぷりが悪い。4Cで強引に追っ付けて上がっていき先頭に並びかける。直線入口では2番手。ただ最後はお釣りがなく坂で止まった。意図不明の騎乗で何がしたかったのかサッパリ分からない。

◆ヴィッセン
　中団後方からの競馬。折り合いも一息で、4Cでも詰まり気味。直線で一番勢いがつくところで、ヨヨギマックとプリンスダムの間に入ろうとしたがこれがモロに失敗。手綱を引く形に。その後、また伸びてきたがこのロスは相当大きかった。まともなら2着争いに加わった。叩いた次はもっとやれる。
レースレベル：3
→次走狙い馬:エノラブエナ,ヴィッセン