勝ったトーセンジョーダンは好位から外めを突き抜け。
それほど乱戦にはならず、素直に好調さを生かせた感じ。

2着ジャミールはイン突き。
ここで来ないとどうしようもないという状況でしたし、
それでも勝てないというのがどうにも。
地味なのになぜか毎回人気しますし、今後あまり買う場面がなさそう。

3着コスモヘレノスは3歳馬。
これだけ低調な面子だと若いのは有利。
母父エリシオでスタミナも悪くないですし、なぜ目が行かなかったか。

カネトシソレイユは最後方でどうしようもなく。
もっとローカル捲り競馬のような激しい競馬を期待したんですが、
案外ドリームフライト単騎で何の乱れも無いまま直線でした。
レースレベル：3    
→次走危険馬:ジャミール  

2010年　タイム 2'30"0 (良) 1FAve=12.00 3FAve=36.00

ラップ
7.0-①11.1-②10.8-③12.2-④12.2-⑤12.1-⑥12.2-⑦12.3-⑧12.1-⑨12.2-⑩11.8-⑪11.6-⑫12.4
1FAveとの誤差
①-0.9 ②-1.2 ③+0.2 ④+0.2 ⑤+0.1 ⑥+0.2 ⑦+0.3 ⑧+0.1 ⑨+0.2 ⑩-0.2 ⑪-0.4 ⑫+0.4
テン41.1(3F換算35.23)-中盤73.1(前半36.5-後半36.6)-上がり35.8　『前傾・中弛み』

『前傾』・・・逃げ×　先行△　差し○　追込◎
『中弛み』・・・逃げ◎　先行△　差し×　追込○

1着トーセンジョーダン・・・ジャングルポケット×ノーザンテースト=グレイソヴリン×ノーザンテースト　〔9-a〕　８－８
2着ジャミール・・・ステイゴールド×Sadler's Wells=サンデーサイレンス×サドラーズウェルズ　〔3-d〕　１１－１０
3着コスモヘレノス・・・グラスワンダー×エリシオ=ロベルト×ノーザンダンサー　〔1-c〕　１０－５

流れは、テン-上がりのラップ差から『前傾』と中盤の弛みから『中弛み』の複合ラップ。今年も『中弛み』が基本となり、オプション的に『前傾』の流れが加わったと考える。展開的には、追込が最も恵まれ、次いで逃げ、先行・差しには厳しい流れと考える。

1着トーセンジョーダンは、前走アイルランドトロフィー1着(=東京芝2000m)からの好走。これまでは中距離戦(=1800mや2000m)で活躍してきた馬で、芝2500m戦は初挑戦だったが2着ジャミールに0.3秒差をつける圧勝。
ジャングルポケット産駒はグレイソヴリン系で、小回りコースが得意なタイプと広いコースで末脚を繰り出すタイプとがいる。本馬は中山芝コースや函館芝コースなど小回りコースでも好走していて本質は小回りの持続型向きと思うが、速い上がりも繰り出せるので広いコースで末脚を活かすことも可能なタイプ。緩い流れで瞬発力勝負より、持続した流れでスタミナを活かす方が強さを発揮しやすいと考えて期待する。ジャングルポケット産駒は菊花賞でも好走しているし、スタミナの豊富な馬が多くステイヤータイプも輩出する。母父ノーザンテーストは、丈夫な体とミラクルな成長力を有している。スタミナも豊富で、古馬で再浮上している馬はさらに強くなる成長能力を有す。近親にはカンパニーがいて、父はトニービン系(=カンパニーの父はミラクルアドマイヤ)で配合は似ているし、古馬での成長能力は似る可能性が高いと考え、また本格化とみて今後にも期待する。ＪＣなどでも侮れないのでは！？と考える。
No.〔9〕の牝系は、早い時期から好走できるが本格化前までは詰め甘なところがある牝系だが、3歳秋～古馬になり本格化する。小回りコースは鬼門だが、広いコースは好走が多い。分枝記号aは、気性的に素直なタイプが多く、また父親よりもスケールが小さくなる傾向。

2着ジャミールは、前走オールカマー5着(=中山芝2200m：0.4秒差)からの好走。これまでは阪神大賞典2着(=阪神芝3000m)の実績があり、長距離は得意としている馬。
ステイゴールド産駒はスタミナ型のサンデーサイレンス系。ステイゴールドは母父ディクタスの特性がでていて、サンデーサイレンスというよりはサッカーボーイに近い特徴があり、夏～秋にかけてよく軌道に乗ることが多い。ディクタスのスタミナ型の特性とまた強敵相手に食い下がる勝負根性はステイゴールド産駒の持ち味。1戦燃焼型のタイプも多く、惨敗後から涼しく巻き返す能力も高い。多頭数での好走も多く、混戦ならしぶとさを発揮する。母父Sadler's Wellsは、芝向きの中長距離血統で、成長力に富み底力を発揮する。スタミナの問われるもがきあうような競馬なら、条件戦であろうとGⅠだろうと突き抜ける。東京芝2500mはスタミナが問われる長距離コースなので、適性が合ったと考える。
No.〔3〕の牝系は、古馬での成長力も豊富で、東京コースなど広いコースでの好走が多い牝系。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持つ。前走は0.4秒差の5着だったので、ギリギリ好走できる状態だったと考える(=母父サンデーサイレンスやアグネスタキオン産駒のように0.5秒差以内5着以内の好走だと好走可能と考える)。

3着コスモヘレノスは、前走本栖湖特別1着(=東京芝2000m)からの好走。ここまでは中距離での好走が多く、長距離への対応力が鍵となると考えたが、長距離タイプと思われる馬(=毎日杯ではダービー5着ルーラーシップと0.1秒差、白百合Ｓでは菊花賞3着ビートブラックに先着)と僅差の好走をしていて、やはり本馬も長距離にて本領発揮し3着好走。3歳馬の好走は近年は少なかったが、適性さえあればハンデは軽く好走しやすいのではと考える。今回の好走から長距離でスタミナを活かすレース向きと考え、今後の成長に期待する。
グラスワンダー産駒はロベルト系なのだが、グラスワンダー産駒には母父ダンチヒの特性も活かしやすい「ダンチヒ型」と父系そのままの「ロベルト型」とがいる。本馬は「ロベルト型」の特性をもち、叩き良化型で根幹距離の厳しい流れが向くタイプと考える。不器用だが、底力を問われたりスタミナのいる展開でこそ、能力が開花すると考える。母父エリシオはノーザンダンサー系で、中距離以上の距離で古馬になり強さを発揮するようなタイプが多い。芝は軽い馬場のスピード勝負より、時計のかかる馬場での消耗戦で能力を発揮する。
No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。3歳秋以降は緩やかに成長する。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。
→次走狙い馬:トーセンジョーダン,コスモヘレノス     

別に上手く乗った訳でもないのに派手なガッツポーツに失笑したのは俺だけか？(´ﾟωﾟ):;*.':;ﾌﾞｯ　今じゃ実力よりも巨乳グラビアアイドルとの噂のほうが先行してるからな。あっ、重賞勝ったらやらせてくれる約束でもしてたのかも(´ﾟωﾟ):;*.':;ﾌﾞｯ
　2.30.0はレースレコードで、コースレコードと0.2差。馬は本格化したといっていいだろう。けどＧ２勝ちとはいえ、ハンデ戦で格は下のレースだけにまだまだこれから。中山でも勝ってはいるが、ジャンポケ産駒だし見て目にも小回りは向いてなさそうで、有馬で勝ち負けできるとは思えんな。まあ来年は楽しませてくれそうだが。
　ジャミールは急遽乗り替り＆左回りは問題なし。イン突きは陣営からの指示で馬場を考えてのものだろう。勝ち馬に楽に勝たれては仕方のないところで、少しでも賞金を加算できて良かったと思うしかないな。有馬は推薦枠に入れるか。
　コスモヘレノスは軽量が効いたとはいえ、正攻法の競馬でこの結果は評価していい。けれどムラ馬っぽいし、ハンデキャップホースの感も強いので、自己条件であっさり負けてのおかしくはないな。
　スリーオリオンは脚の使い方が難しそうな馬だな。斬れる馬ではあるが、血統的にはしぶとく粘り込むほうが合っていそうで、もっと積極的に動くほうがいいのかも。ずっと掲示板を外していないのは褒められるが、悪く言えば勝ち味に遅いタイプ。今後も評価が難しいな。
　エアジパングはステイヤーズステークスに向けて視界良好。グラスゴッドは軽量を活かしての流れ込みで評価はできん。トウショウウェイヴは重賞では荷が重いな。マイネルスターリーは時計のかかる冬の中山ならチャンスはありそうだが、出遅れが続いているのは嫌味。
　トリビュートソングは脚質と馬場が向かないのにここまで人気になるとはな。アーネストリーと同じグラワン×トニービンで過剰に人気になったのか。
　ドリームフライトはここ数戦逃げるまでに体力を消耗してしまうな。ダイヤモンドステークスはスタートしてすぐに３コーナーだから、内枠に入って楽にハナを奪えたのが大きかったんだろうな。スマートステージは内の好位にいて”こりゃヤバイ”と思ったがデキがイマイチだった模様。
　レースレベルはタイムを見たら標準以上はつけないと・・・ということで『４』
　次走の狙い馬は・・・相手にもよるが、ステイヤーズステークスならさらに前進しそうなエアジパング。
　危険な馬は・・・全部だな( -д-) ､ﾍﾟｯ
レースレベル：4
→次走狙い馬:エアジパング       

三浦くんが乗っていなくても距離面で疑って本命には絶対にすることができなかったとはいえ、三浦―大庭で決まるとは大反省ですよね。
いつもみんなが三浦君を酷評するときには割と静観してるつもりなんだけどどうして今回に限って・・・（笑）

トーセンジョーダンは、え？初重賞なの？ってぐらいなもんですね。２歳の頃の３連勝の時はどこまで行くんだろうって思いましたからね。このメンバーですし、このぐらいやれるんでしょう。

ジャミールは大庭が内から。やるな大庭。函館記念でも内から来たけど本来は外をスルスル上がっていかせる馬だからなぁ・・・度胸あるで。勝ち切れない馬だから勝てというのも酷な話だから大仕事だと思う。

コスモヘレノスは軽量を生かして積極的な競馬をした中谷の好騎乗。関東の若手は頑張りました。長距離実績があったわけじゃないのによく頑張っていますね。この手のタイプって自己条件に戻って苦労するんだよな（当社比）


トリビュートソングは後ろから行きすぎ。何やってんの？というのは簡単です。ゲートを出てから押しているんですが馬が全然行く気になっていませんでした。次使うレースないで。


マイネルスターリーは長い直線ではやりにくいだろう。ここより有馬記念の方がまだやれちゃうと思うんだ。
レースレベル：2
→次走狙い馬:マイネルスターリー  
→次走危険馬:トリビュートソング  

道中掛かる素振りはやはり逃げたい様子に少し残念な気持ちで悲しくなる、距離的にもう少し長いレースでスローに逃げられたら高配当が得られそうな予感もするのだがそれだけに留めておこう。

ジャミールの成長には驚かされる。
レースレベル：3
→次走狙い馬:ゴールデンハインド,ジャミール     

トーセンジョーダンは、まともに走れば勝つと思ってたので、ここは狙い通り。
トリビュートソングは後方待機のレースでしたが展開的には後ろが不利ともいえない展開だったので、掲示板にすら入れなかったのは残念。4コーナーで振り回されたのかな？チェックしてないけど。
2着のジャミールも、まぁ普通に走ればこのメンツなら普通に2着だな、という印象。
3着のコスモヘレノスは、軽量馬が紛れ込む可能性はあったものの、全部の軽量馬を買い目に入れるほどの信用性はなかったので、取れなかったのは仕方なし。
もう一頭の軸のトリビュートソングが全然来てなかったので、あまり悔しくもなく・・・。というレース。

さて、散々距離不安、鞍上不安を言われていたトーセンジョーダンでしたが、まぁジャングルポケット産駒の東京コースの相性の良さと走るメンバーの力量差を見れば、初の2500Mといえど簡単に沈まないと言ったでしょうがよ。

これがGⅠ級のメンバー相手の2500Mだと、そうはいかなかったんんだろうけど、今回は今回。
つまりは、そういうこと。
レースレベル：3
→次走狙い馬:トーセンジョーダン