「３」･･･３冠馬の弟だけに現時点で２着になった事は将来性を考えると十分な内容。そもそも３才になってから走ると期待される血統でもあるからだ。
ただし、勝ち馬がそれほど強くないと思われた岩田騎乗馬だった事、好走を期待した浜中騎乗馬が大幅馬体増で惨敗した事がレベルを下げる結果であるため現時点は最高でも平均の「３」までしかないと評価する。

○＝アッシュゴールド
そもそも将来的な成長が期待できる血統なのにここで２着になって賞金が積めた事は同馬にとっては上々と言える内容で、少なくとも前兄リヤンドＦよりは格上を走ると思われる。
ただし、今回のメンバー相手に２着までだった事は、いくら騎手が池添だとしても褒められるものではない。
しかしながら、まだ騎手を外人に変えると言う手段もあり、オルフェがそうだったようにこれから何度か脚を試す競馬をする事で偉大な兄に近い結果が出せるかもしれない可能性は残っている事に期待して次走狙い馬とする。


Ｘ＝ナヴィオン
１着馬は騎手実力、２着馬は血統的将来性の高さの結果。
だが、同馬の３着は「浜中騎乗馬がロクな仕上げして来なかったお陰」としか考えられない。
また、何より始末が悪いのは、今回の重賞３着で馬券対象を確保した事で、今後もこの鞍上が乗り続ける事になれば、腕なし馬潰し騎手なのに馬券的妙味のない複勝馬にしかならないため、次走危険馬にしかできない。

※厩舎と牧場にガッカリ･･･
平場連勝でここが試金石だと思っていたケツァルＴだったが、まさかの＋16kg増と言うのにガッカリさせられた。
案の定、後ろからの競馬で勝負所でも上がって来れずに見せ場もなく負けてしまった。
連勝するからには馬には相応の能力はあるはず。なのに今回のように目で見て分かる仕上げミス・不足をしているようでは厩舎そのものが信頼できなくなる。これはあきらかなミス騎乗で勝ちを逃したり惨敗したりした騎手と同じである。
「＋16kg」で臨戦した意図は次走で判明するだろうが、大事な重賞(試金石レース)に目で見て分かる仕上げミスをしている厩舎(＆牧場)の馬では到底出世は期待できない事になったのが残念でならない。
レースレベル：3
→次走狙い馬:アッシュゴールド  
→次走危険馬:ナヴィオン,ケツァルテナンゴ

みやこＳもそうでしたが、展開をほぼ読めるようになってきたと言ってもいいんではないでしょうか。
やはり、京都コースはタイムがかかるようにはなってきましたが、直線が下り坂平坦につき、前が止まらないし、差しにくいコースのようです。

となれば、エリザベス女王杯も大幅に変更が必要となります。ほぼ同じレースを経験していることはかなりアドバンテージになることがやはり言えるんですよねえ。

あと、アッシュゴールドのように目立つレースをした馬はそれなりに来るんだよということですね。人気になる馬はＪＲＡとしても大事にするということです。
→次走狙い馬:タガノエスプレッソ,アッシュゴールド     

勝ったタガノエスプレッソは後方から捲って差し。
あまり格好のいいレースぶりではありませんでしたが、
1800使ってたから勝ってしまったという感じ。
この先は厳しくなるでしょう。

2着アッシュゴールドは後方から外差し。
やはり血統的に格上には強いんですね。
さすがに前走の内容では…と思ったんですが、参りました。

3着ナヴィオンは中団からイン突き。
他に3着に来れる馬がいなかったので、
3番目に入線したという印象。

グレイスフルワードは中団から伸び切れず。
折り合い欠く馬が多い中で落ち着いていましたが、
ちょっとパンチ不足という感じ。中途半端な狙いでした。
レースレベル：1    
→次走危険馬:タガノエスプレッソ  

　デイリー杯は、中心とみた４頭が４着までを独占したのですが、多くの馬券で軸に据えたアルマワイオリが道中頭を上げて引っ掛かり通しとなるヘグリによって４着に敗退したことから、若干のプラスにしかなりませんでした。

　結果的にスローペースになり、直線でも内に行こうとした後に外に切り替えるなどしている間に形勢が決まってしまいました。あんなに行きっぷりが良いのなら行かしていれば結果は違っていたように思われます。４着に来ているのが地力のある証拠です。

　３着のナヴィオンも良いスタートから抑えてしまい、スローペースに泣いた組ではあるのですが、アルマワイオリよりは折り合えていて、直線で最内の進路を取れたにしては伸びを欠いたように見えます。次も人気になるのでしょうから、坂のあるマイル以上のコースでは思い切って嫌いたいです。

　タガノエスプレッソはＯＰでも物足りない指数馬ですし、レースレベルは高くないと考えます。そういう意味ではアッシュゴールドも次走危険馬になる可能性があります。
レースレベル：2
→次走狙い馬:アルマワイオリ  
→次走危険馬:ナヴィオン,アッシュゴールド

　予想は外れましたが、アッシュゴールドが勝たないことは予想通りでした(笑)。


　1着：タガノエスプレッソ

　父：ブラックタイド(Lサンデー)
母父：キングカメハメハ(キングマンボ)
ファミナン：バランス系9号族

　ディープ産駒がいないならブラックタイドでどうか、と予想にちらっと書いたらそうなってしまいました。

　なので、まぁ納得。先週まで、京都外回り1600mはディープ産駒の4戦4勝ですからね。

　とはいえ、何が行くか分からないスローの中3番手からの競馬でしたし、次も狙えるかというと疑問符が付きますね。


　2着：アッシュゴールド

　父：ステイゴールド(Tサンデー)
母父：メジロマックイーン(マイバブー)
ファミナン：極軽系8号族

　ステイゴールド×マックイーンですが、ゴールドシップよりオルフェーブルと同じ8号族の方ですね。

　8号族はどこかに甘さを持っているイメージの強いファミナンなので、往々にしてこういう強くても取りこぼしがあるんですよね。

　ただ、何となくこの馬もリヤンドファミユの後を追いそうなイメージがありますので注意したいと思います。


　3着：ナヴィオン

　父：ハーツクライ(Tサンデー)
母父：ラストタイクーン(ノーザンダンサー系)
ファミナン：極軽系2号族

　母父ラストタイクーンの2歳馬はこれとあと、ミッキーユニバースとゴールドペガサスがいますが、どれもあまり大成はしなさそうな感じですかね。

　ハーツクライで極軽系は、ジャスタウェイやヌーヴォレコルトがいてちょっとしたトレンドのような感じでしたが、ラストタイクーンはダートっぽいですし、なんか違うかなと思います。



　狙い馬：ケツァルテナンゴ

　父：チチカステナンゴ
母父：クロフネ
ファミナン：バランス系4号族

　なんか乗りにくそうにしていましたが、チチカステナンゴらしく、中山とか中京にきたら狙いたいと思います。
→次走狙い馬:ケツァルテナンゴ