勝ったシングウィズジョイは2番手から抜け出し。
広いコースのスローというマンカフェ得意の競馬でした。
重賞では少し足りない気がしたんですが、相手も弱く。
本番で人気になるかはともかく消しで。

2着ディアマイダーリンも今回は早めの競馬で。
ハーツ産駒だけに本番も多少怖さはありますけど、
ちょっとパンチ不足な感は否めないですね。

グリシーヌシチーは逃げるも直線半ばまで。
やはり初距離の府中で外枠からでは厳しすぎました。
分かっていたので、かなり強引な予想を反省すべきでしょう。
レースレベル：2    
→次走危険馬:シングウィズジョイ  

【LV2=平均下レベル】
・オークストライアル。今年は桜花賞組の参戦はなし。重賞連対馬も不在で2勝馬が4頭のみ。その2勝馬が人気を集める形となった。君子蘭賞組vsフラワーC組と言った感じ。
・勝ったのはシングウィズジョイ。番手からの粘り勝ち。2着は内でロス無く立ち回ったディアマイダーリン。3着も内で競馬したマキシマムドパリ。毎年比較的差しが届くレースだったが、今年は前の馬で決着。これが本番にどう出るか。

◆1着はシングウィズジョイ。
　スタートは上々。テンから促して前に行く意志を周りに示す。ただ外からグリシーヌシチーが来た時にはあっさり譲って番手からの競馬に。外目から気持よく追走。折り合いもピタリ。手応え十分に直線で入ってくる。直線には2番手で入る。なるべく一気に踏まずにジワジワと加速。長い末脚を使って後続を完封。完璧な騎乗ぶり。
　内枠に入って先行して、早め早めの競馬で押し切る。100点満点騎乗。それだけに次への上積みは…、と言われると。ローテ的に考えても上積みはもう無い。ましてやG1で足りないシングライク一族だけに。このレース4勝となった鞍上もオークスを連勝したことも過去に無く。

◆2着はディアマイダーリン。
　スタートは五分。促して前へ。3番手を行きっぷりよく追走。インのポケットを折り合って追走。手応え十分で直線へ。直線は最内に進路を取ろうするが、当然前のシングウィズジョイもそこを簡単に開けはしない。逃げ馬を使ってジワジワとこれを閉めにかかる。それでも開くには開いて、内から猛然と襲い掛かる。一時は勢いが上回ったが、最後は同じ脚色に。多分あと100m走っても着順は変わらなかった。ほぼ完璧に乗っての2着。勝ち馬との力差はある。

◆3着はマキシマムドパリ。
　スタートは五分。軽く促して前へ。5,6番手のインに位置。外の各馬が動いていく中、インでやや我慢する形に。直線入口で気合を付けるも反応がちょっと悪い。進路をどうするか迷う中でシングウィズジョイの後を尾行する形。ただ思ったよりシングウィズジョイがスパッと伸びなかったこともあり、渋滞気味ですぐに追い出せなかった面はあった。シングウィズジョイが完全に抜けた後から、これを目標に襲いかかる。バンゴールには一度交わされたのだが、追い出しが遅れた分だけ脚が溜まってきたのかこれを差し返す。残り50mを切ってからの伸び脚はこの馬が一番なほどで、良く伸びてきたのだが3着まで。
　立ち回りの上手さを活かした格好の3着。結局勝ち馬との差は前走と同じだけ。直線スッパリ前が開いてても、最後の伸び脚が鈍ったようで逆転は無かったかも。オークスの権利を得るには得たが…。

◆ナガラフラワー
　スタートは五分。ただ2完歩めが遅いのか、ちょっと遅れ気味に。それでも早めに中団にまでは巻き返していく。中団外の10番手の辺りか。道中は折り合う。4Cで外を回すがそれほどロスはない。直線は大外に出して末脚を繰り出したが。外からこの馬なりに伸びてきたが、最後は脚色が同じに。7着で入線。
　この展開で8枠。如何にも厳しかった。前走のように前目に付ければ残り目もあっただろうが、テン乗りで陣営の指示はおそらくは中団から。動きようもなかった。父がディープやハーツならもう一伸びもあったろうが、ダンスインザダークではこれが精一杯。

◆その他
　ウインアキレアは直線で4回くらい詰まった。騎手の進路取りもほぼ最悪に近かったが、無理に最後かなり外まで出したところを見ると馬群を割れないのかも。この馬も君子蘭賞組。ただ、鈍重なコンデュイット産駒。確かも東京芝も京都芝も未勝利。この後、どのレースを使えば勝てるのか…。福島？新潟？関西馬だけに難しい。6月に雨乞いすれば出番もあるだろうが。開き直って一息入れて北海道シリーズに行けば無双出来るかも。

最後にこのレースの来年に向けての備忘録。
毎年難しいレースだが、消せる馬のパターンは毎年共通な気がします。
良馬場で行われた過去のレース結果からパターンを導いています。

【ローテ】
・前走中山マイル戦は消し。
・前走1400m以下は消し。
・前走クラスを問わず10着以下は消し。

【馬体重】
・今回マイナス10キロ以上の馬は消し。※今年初めてマキシマムドパリが3着内に。

【血統】
・ノーザンダンサー系、特にフレンチ～クロフネラインは消し。※過去にヤマトマリオン程度。

【騎手】
・内田騎手が前走、当レースと継続騎乗した馬は3戦全勝。



勝ち負け（仮）※個人ブログ
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レースレベル：2
→次走狙い馬:ウインアキレア  
→次走危険馬:ディアマイダーリン  

◎ウインアキレアは直線内で包まれ、バンゴールが壁になり追えず。横に進路をとってからようやく追い出すと、しぶとく伸びてバンゴールをかわし、上位にくらいつくも僅差の4着。

力はあるんですが、どうも勝負所でツキに見放される"持ってない"馬です。柴田大知がそこをうまくエスコートできるかが焦点でしたが、結果はまたしてもドン詰まり。進路取りを手間取るロスが痛すぎました。次走はある程度人気しそうなので、ここが最大の買いどころでしたが…。
馬に馬群を割る勝負根性がなかったと言えばそれまでですが…
秋華賞の権利を獲るくらいの力はありそうなので、今後も狙っては見たいです。

○マキシマムドパリはデビューから馬体重を減らし続けて、ここも-18での出走でしたが、内から伸びて3着。やはり馬体重の増減で単純に切れないものです。このまま減らし続けるとさすがにマズイのでどう調整するか見ものです。

▲ディアマイダーリン、△シングウィズジョイは展開、馬場を活かしてうまく乗りました。シングウィズジョイは直線先頭でそのまま押し切り、当レース5着に敗れた母シングライクバードの雪辱を果たす。君子蘭賞組を評価した割に勝ち馬であったこの馬を連下評価はまずかったですね。アルテミスSがチラついて評価を落としてしまいました。混合OPでも結果を残しているので、買い要素は十分でした。

ただ、例年通りオークスではどうかなあという印象です。
レースレベル：2
→次走狙い馬:ウインアキレア       

　三浦が逃げて内田が思い出したかのように先行、その後ろに横山典。
　この瞬間にもらったと思いましたねｗ

　ちゃんと追って差せるけど、逃げ先行ではどうしようもない三浦と、後者2名では結果は言わずもがなでしたかね。

　と、騎手から書いてしまって恐縮ですが、Tサンデー狙いの結果はちゃんとでました。


　1着：シングウィズジョイ

　父：マンハッタンカフェ(Tサンデー)

　2着：ディアマイダーリン

　父：ハーツクライ(Tサンデー)

　やはり、Tサンデーが強いレースだったと再認識しました。

　さて、次走はもちろんオークスだと思われる中で血統的に押さえておきたいのは勝ち馬よりも、2着のディアマイダーリン。

　鞍上に関しては、横山典はココロノアイだから乗り替わるでしょうね。

　血統は、ハーツクライで母父キングマンボですからどちらもオークスのポイント血統。
→次走狙い馬:ディアマイダーリン       

スローペースになる事は、ほぼ予定通りでした。内枠を利して2番手につけた時に、ほぼ勝ち負けになると。あとはどこで追い出すかだけでしたね。ただ、本番につながるかと言うと若干微妙ですが。オークスも、スローペースになれば可能性はあるかという所です。マキシマムドパリは、どこまで馬体重を戻せるかにかかります。
レースレベル：3
→次走狙い馬:シングウィズジョイ,ディアマイダーリン     

狙い…シングウィズジョイ
スタートでは逃げる様相まで見せたのが最大の勝因。
逃げ下手の三浦が逃げ手に出たのを利用してスローの番手と言う理想的レースで後続を封じた。
これで樫への切符だけでなく重賞賞金も積んだので秋までゆとりあるローテを組めるのが今後の一番の好材料。
それでも、この中では樫の好走候補筆頭となるので次走狙い馬に指名する。

危険…フロレットアロー
先行優勢の展開で勝ち馬の直後と言う準理想的なレースしながらタレてしまったからには「ここでさえ能力不足」は否めない。
このレースの伏兵として期待していたが、後続に捕まってしまったのでは今回の人気ほど次走の期待はできないと判断して危険馬に指名する。

※よくぞ先行してくれた！
内田博と横山典が先行してくれた事が今回の的中を呼び込んでくれた最大の要因。
「やる気のある騎手は先行する」･･･これは騎手力が拙い者が唯一好走できる材料でもある。
ただし、ただ逃げ手を打つだけでは中々好走できない事は周知の事実であり、問題は「如何に他馬の勢いを利用できるか」にある。
今回逃げた三浦はただの逃げであり、実際にペースを握ったのは内田博だったからこそ勝てた事は見てのとおりであり、追い出す時に全く後ろを見ていなかった内田博と直後の横山典の追い出しタイミングが同じだった時には会心の思いでレースを眺めていられた。
ただ、内田博はこうした競馬ができるのに今春はあまり積極的な競馬をしてないのが目に付き、意図的な控える競馬が多いのが気になっていたが、今回は見ている方が気持ち良くなるくらいの積極競馬をしてくれた。

ただし、こと樫となるとこんなに上手くは行かないだろう。
少なくとも今度の戸崎は馬を抑えるようなマヌケな事はしないはずで、そうなればそもそもの能力値が違うからには、内田博の積極性が活きるのも今回限りの可能性は高いだろう。
【でもマイラーズＣの松田にこの積極性が欲しかったと感じたのが･･･無念】
レースレベル：2
→次走狙い馬:シングウィズジョイ  
→次走危険馬:フロレットアレー