記念すべき第１回チャンピオンズカップを終えたわけだが、どうにも腑に落ちないレースだった。
これは、おそらくレースを見ていた大勢の方がそういう思いをしているのではないだろうか？

コパノリッキーはスタートでやや出負け気味…といっても致命的ってほどでもなく、前走時と同じ行きっ振りで進めば、そのまま良いポジションには付けられたのてはなかろうか？
あくまで、出負け気味とはいうのは逃げ馬としてであって、差し馬だったなら『前に壁を作って…』的なまあまあ普通なスタートなのだ。
馬に覇気がなかったのか？、それとも田辺にもともと行く気が無かったのか？、はたまた、スタート地点の急坂が影響しているのか？…かなり疑問の残るスタートであった。

おかげで、クリノスターオーと勝馬ホッコータルマエが並んでの先頭。
この２頭がハナという事は、即ちスローな流れ。
マイペースでありながら砂を被る事も無い訳で、ホッコータルマエにとっては楽極まり無い競馬になってしまった。正直、向正面でこの馬の勝利と単勝馬券的中を確信した。
３コーナーでローマンレジェンドが並び掛けるも、ダート馬最強の体力を誇る馬が道中楽をしていた訳で、それを力勝負で交わすというのは所詮無理な話。
ナムラビクターが差を詰めたところでゲームセットとなった。

ローマンレジェンドが早めにホッコータルマエを捕まえに行こうとした事以外は、目を見張るような内容があった訳でもなく、これでレースレベルと言われてもちょっと困ってしまう(泣)…『東京大賞典の叩き台』という事でとりあえず納得しておきます。

ワイドバッハは疲労で馬体をちょっと緩めたんですかね…＋８㎏で凡走。
前残りの競馬ながら後ろから差を詰めて来た訳で、それなりに集中状態は持続していると思われる。
次走がマイル以下ならば、疲労抜け＋距離短縮に加え、冬場の深いダートはアジュディケイティング産駒が最も得意とする馬場。期待値がグッと上がるはず。

サンビスタは差し馬の中では最先着。良いパフォーマンスを見せている。次走も期待。

12/08 00:17　回顧アクセス：3178