展開はコパノリチャードが内枠、レッドスパーダが外枠、更にその外にクラレントと言う形。コパノは前走で番手でも良いという意識がありつつもハナを切れる立場になるし、レッドスパーダも同様に番手で構わないのである程度のペースを作らせての番手となるだろう。クラレントは1400と言うこともあるのでできればあまり無理をしないでと言う所だが、今のリズムがものすごく悪い川田なので変にハナを意識して行かなければ…と言う所。もちろんスローに落とせれば問題ないが、レッドスパーダの外だし、レッドはそれなりにペースは作ってくる。無理をしないで２列目の外かなと。この辺の先行争いを見ながらアミカブルナンバー辺りが２列目ポケット。シャイニープリンスは中団ぐらいの競馬になるかな。そこそこペースが上がるレースだし、仕掛け所もはやいのでトップスピードの持続力、最低限の基礎スピードは欲しい。


◎シャイニープリンスは前走を見る限り、やっぱり器用さに依存して序盤ポジションを取るよりも、脚を溜めることで爆発させる方が良いタイプなんだろうという確信を持った。前走はタフな馬場ではあったにせよ、800通過48.2とややスローでも後方で脚を溜め、３角から徐々に４角にかけて外に持ち出す。12.2 - 11.6 - 11.5 - 11.5 - 12.1のラップ推移はコーナー最速だがここでしっかりと外を回しつつ直線大外からグングン伸びて突き抜けている。速い地点で外を回すロスが有ったとしてもそれを上回るトップスピードの持続力を披露した。これまでも富士Ｓでは高速馬場で800通過47.8とスローから12.0 - 11.9 - 11.0 - 10.9 - 11.9とトップスピード持続戦で２列目ポケットから動けない侭も進路確保したＬ１でグンと伸びてきたように、ＴＳ持続力に関しては非凡なものを見せていた。ある程度のペースをある程度の位置に付け、要所でスッと動くことで良さを見せていた馬なのだが、重賞クラスとなるとそれでは甘くなってしまっていた。それが脚を溜めることでトップスピードの質の高さ、持続力共にかなり上げてきている。これなら序盤無理せず後半脚を引き出しやすい東京1400で中団からの競馬なら勝ち負けを期待できそう。強敵がそんなにいないここなら一気に重賞制覇と期待したい。追い切りも非常に良かった。


〇クラレントは今回は東京1400だしそこまでペースが上がらない可能性もあるので、やはり力関係で言えば一枚上なわけだし、積極的に買いたいという所。この馬の良い所はある程度のペースまでは追走して一足を使える基礎スピードと、ペースが緩んだ時にはすっと動けるギアチェンジ、最速地点でも速さ負けしないという総合力の高さにある。完全な一貫ペースになると甘いのだが、前走の東京新聞杯でも前後半速く12.0-11.3-11.5-12.3と中弛み有りつつのＬ３最速と先行勢には苦しい競馬になった中で２列目外から最後までしぶとかった。あの時はホエールキャプチャがかなり強い競馬をしたわけだが、エキストラエンド相手に苦しい競馬を強いられての僅差ならペースが上がったとしてもトップスピードが要求されれば問題ないと。乗れてない川田が心配なぐらいで東京1400なら極端にズブズブと言うことはないだろうし、特化戦にはならないとみての対抗。Ｌ１の甘さは否めないけど連軸としては信頼できる1頭だと思うし、前走でＴＳ持続力でも目途を見せた。正直ここは本来一枚上の馬だし、阪神1400の基礎スピード戦で強敵相手でも大きくは崩れないので勝ち負けに加わってもらいたいのが本音。


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05/17 14:51

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