馬場は読みにくいけど、それでもスローからのラップ推移という点で見ていっても目に見えて高速というほどではない。やや高速のままでいいだろうと。


　展開だがまあ逃げ馬がこれと言っていないしウルトラバロックもヴェロンが乗ることでレースを作る意識は下がりそう。逃げ馬となるとオンザロックスが行く形になるとは思うし、流石にロワアブソリューもそこまで積極的なレースメイクもないだろうからオンザロックスが行くようなら行かせて２列目ポケット…実質的に２番手でレースをコントロールする形かな。ペースが上がる可能性はかなり低いし、ドスローも想定しつつ、一応は48.5-12.5-47ぐらいはイメージでこれを前後させる感覚かな。脚を出し切るような競馬にはなりにくいとみてポジションとそこからのトップスピードの質、持続力を重視したい。



◎ロワアブソリューはまあ前に行けるのは大きな魅力だし、トップスピードの質を見せてきたのも大きい。馬券的に買いにくいレースだが買うとすればロワアブソリュー頭での馬単逆流しぐらいかなというような感じ。前走はペースバランス的にも50.3-46.7とドスローの中で13.2 - 12.9 - 11.7 - 10.8 - 11.3と３Ｆ勝負という極端なトップスピード戦。楽々勝ち切ったがミッキーロケットにはＬ１まで伸びてこられてはいた。ただ、最速地点でグンと伸びて突き放したし、何よりこの時は稍重でもあった。影響は限定的だったがそれでもしっかりと前々から33.8を出し切ったうえでＬ１も11.3と大きく落としていないというのは評価したいところ。有力２頭と比べても前で運べるのは魅力だし、瞬間最大という点では10秒台の脚に目途を立てているのは意外とこの馬と▲馬ぐらいしかいない。ポジションを考えればやはりここから入って２強を穿つ、という予想をしたいかな。


〇サトノダイヤモンドはやはり軽視しにくい。もちろん究極的な切れ味…11秒を切るようなラップを要求されたときにスパッと切れるトップスピードの質を持っているかは懐疑的な面もなくはない。ただ、ここ２走はいずれもＬ１最速ラップで底を全く見せずの完勝だった。そりゃ秘めた能力は凄いと思うんだけど、単勝１倍台前半で信じ切れるかとなると、やっぱり究極的な切れ味を見せてきたわけではない中でどうだろうかというのはある。例えばロワアブソリューなんかはハロンラップで11秒を切ってきたわけだし、馬場を考えてもこれは優秀でこれが前でそういうラップを刻んだ時に、直線だけで面倒見れるのか？というところは不安材料かなあと思う。ただ、動ける枠だし、２Ｆ戦で直線勝負になりやすいので早い段階で前を向けた方がいいというのも含めて、また脚を出し切ったことがないという点も考えて複勝的観点で見れば堅軸だと思う。ただ、取りこぼす可能性は決して低くないと思うので、ここでしっかりと捕えられるだけの切れ味を見せられるかどうかに注目したいかな。能力的にはまだまだ底が見えない馬なのは間違いないんだが適性を考えると過剰人気なのは確かだと思う。


▲レプランシュ
この馬は枠がいい具合になったし、鞍上もある程度前への意識を持ちそうなのでロワアブソリューを目標にしながらの競馬ができればというところ。２走前は出遅れもあって後ろからになったが最後までしぶとく前の集団に食らいついていてＴＳ持続力自体は一定レベルのモノを見せていた。そのうえで前走は阪神芝外1800ｍ戦でドスローから13.5 - 13.1 - 12.0 - 10.8 - 11.2と究極の２Ｆ戦の中で中団の外から最速地点でもジリッと伸びてＬ１でもジリッと伸びて捕えきったわけで、究極の２Ｆ戦としては高いトップスピードの質を見せている。エンジンがかかってからがいいタイプではあるんだがそれでも前走でも外を向けた、４角の下りがあるとはいえ１秒以上の加速ラップで対応できているし、この条件で上手く噛み合えば瞬間最大のトップスピードという点では上位と互角以上に戦える。


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02/07 13:26

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