北九州記念はコース形状などから額面のスピードを問う超前傾ラップになりやすく、馬場傾向に合う＆超前傾ラップが得意な馬の期待値が高い重賞。
　開催2週目（例年比-2週）による高速化や前・内有利の傾向の強まり...などに注意。（金曜昼現在の予想）


　◎ ダイメイプリンセス
　○ プリディカメント

単勝：◎○



○↑ 1-1 プリディカメント（52.0kg・前走比-2.0kg）
短評：（北九州記念2020 予想）
　失速ラップに強いダーレー産の短距離馬？
　海外の短距離の血統（父：Hard Spun(米)×母父：Cadeaux Genereux×母母父：Prince Sabo。 母父・母母父ともその父：Young Generation＝Owen Tudor系）通りバテにくい末脚に優れ、芝1200mでも他馬が失速しやすいハイペースでパフォーマンスを上げています。その能力＋スピード色の豊かな血統で「距離短縮＋高速馬場」に対応できれば、超前傾ラップ≒ダート的な失速ラップとも言える北九州記念でパフォーマンスの大幅アップを期待できるのでは。前走は不利だった大外枠から今回は例年以上に有利な最内枠に変わること、キレ（＝トップスピードと急加速力）不足を補いやすい「コース形状＋展開」が揃うこと...と、好条件が並んでいて、単穴候補として狙いたいです。
適性チェック：（誤差に注意。 最終更新：20'福島テレビOP 54.0kg）
（ツナギチェックなし） 血統は短～マイル向き（？）で、標準的な芝の短距離◎？ 荒れ馬場・道悪？　先行力：G+？ 底力（=ハイペース耐性）：E-↑？ キレ：F-？ 持続力：F？　総合力：E-↑？相当
　いとこ：プレイズエターナル・エクセルシオール



---------- 以下、プレ予想 ----------

北九州記念はコース形状などから額面のスピードを問う超前傾ラップになりやすく、馬場傾向に合う＆超前傾ラップが得意な馬の期待値が高い重賞。
　北九州記念2020の傾向と対策、出走予定登録馬を見ていきたいと思います。


モズスーパーフレア、レッドアンシェル、トゥラヴェスーラ、アウィルアウェイ、ジョーカナチャン、アンヴァル、カリオストロ☆、○+ダイメイプリンセスまで追加（8/16 10:30）



結果から考える狙い方「北九州記念2020」
[期待値：F？（検証少ない）]
2020年は開催2週目（例年比-2週）。時計レベルの高速化、前・内有利の傾向の強まりなどに注意。

　▲+：馬場傾向に合う＆超前傾ラップが得意な馬
　　　→ 先行力：F-？ 底力（=ハイペース耐性）：E？ キレ：F（甘め）？ 持続力：E？
　　　（期待値は「持続力≧先行力 ≧～＞ キレ」
　　　　　→ 勝利数・複勝率は上がり上位馬、3着内数は先行馬（≠逃げ馬）がそれぞれ優勢
　　　　≒ 千直並みの額面のスピードを問う展開で、追走スピードと末脚の補完を両立できる馬
　　　　レース間隔が6週以上開くと複勝率ダウン。 筋肉の緊張感が影響？
　　　　　→ 前走：CBC賞2020 週（7/4・5）が中6週
　　　　注目血統：父：キングヘイロー。 サクラバクシンオーの影響が強い馬）

　注：枠順の影響＝やや強い。馬場傾向が強化
　　　（中距離では小さい偏りでも、短距離×超前傾ラップでは影響が強まる）
　注：斤量差の影響＝やや大きい
　　　（56.5kg以上の優勝・連対なし。 過去の好走馬は斤量増で着順を落としやすい）
少注：平坦巧者、加速に時間が掛かる馬の巻き返し
　　　（小倉・京都・中京芝1200mの高速決着、千直などで善戦～好走する馬）


　コース形状（テン2Fは2角引込線から下り→平坦。 中盤2Fはスパイラルカーブの3角へ進入→下りながら4角。 上がり2Fは平坦で4角→ゴール）などから額面のスピードを問う超前傾ラップになりやすく、馬場傾向に合う＆超前傾ラップが得意な馬の期待値が高い重賞。



モズスーパーフレア（想定57.0kg／逃げ馬×軽斤量で複数回優勝）
短評：（北九州記念2020 予想）
　米国ダート的なスピードに優れる短距離馬？
　ここでの不安は、直線平坦での末脚不足（＋重いハンデ）。
　米国色の強い血統通りテン～全体的なスピードに優れる一方、末脚の裏付けは弱く、直線平坦コースでの上がりの早さに対応できていません。加えて、他馬より重いハンデは末脚不足の不安を強め、持ち味のスピードまで削ぐ大きなマイナス要素です。近年の北九州記念で逃げ切りが無いこと（ただし、2020年は開催2週目（例年比-2週）。時計レベルの高速化、前・内有利の傾向の強まりなどに注意）、前走からのレース間隔が開いている人気馬の期待値が低いこと...も不安要素で、ここでは厳しい評価から考えたいです。
適性チェック：（マイナス修正に注意。 最終更新：20'高松宮記念 55.0kg）
（誤差注）ツナギはやや短い（前脚・胴は短い）、太さ普通～やや細い（蹄はやや大きい）、角度普通。直飛節気味。　標準的な芝の短距離向き、血統は短～マイル向き（？）で、標準的な芝の1100m前後◎？ 荒れ馬場・道悪▲？？　ダッシュ：▲+？ 先行力：D-（甘め↓）～E↓？ 底力（=ハイペース耐性）：C-（甘め↓）～D↓？ キレ：F（甘め↓）？ 持続力：-（不明。低い？）　総合力：D↓～D-（甘め↓）？相当　斤量特注（逃げ馬×軽斤量で複数回優勝）
　半姉：Sacristy(米)（その娘：Flor de La Mar）。 めい： Qafila(豪)



レッドアンシェル（想定57.0kg）
短評：（北九州記念2020 予想）
　総合力に優れる短距離馬？
　ここでの不安は、追走スピード不足。
　以前はマイル重賞で好走していたように短距離指向が強まった現在でも道中でペースが緩む or 末脚（≒短距離では距離延長への適性）の重要度が高い条件の方が得意で、北九州記念（＝例年よりスローでも、額面のスピードを問う超前傾ラップ）では追走スピード不足などから脚を溜める暇が無くなる心配があります。千直実績やサクラバクシンオーの血などスピードの後押しとなる要素もなく、ここでは厳しい評価から考えたいです。
適性チェック：（マイナス修正に注意。 最終更新：20'CBC賞 57.0kg）
（誤差注）ツナギはやや短い（脚は長さ普通、胴はやや短い）、太さ普通、寝る。直飛節気味。　標準的な芝のマイル以下向き、血統はマイル前後向き（？）で、軽めの芝の1300m◎？（マイル▲↓↓？） 荒れ馬場・道悪▲？（レース内容から軽めの芝寄り、道悪にプラス修正）　先行力：E-（甘め↓）？ 底力（=ハイペース耐性）：E（甘め↓）？ キレ：E-（甘め↓）？ 持続力：E-↓？　総合力：E（甘め↓）？相当



トゥラヴェスーラ（想定56.0kg）
短評：（福島テレビオープン2020 回顧）
　番手。直線、外→大外を終いまでしぶとく伸びる。 馬場×展開と適性（馬場×距離×能力）が一致？ 母系のスプリント色をやや弱めた血統（父：ドリームジャーニー×母父：アドマイヤコジーン×母母父：Woodman。 全弟：トオヤリトセイト。母の全姉：アストンマーチャン。 5代内クロスにノーザンテースト 5x4x4 ほか）通り、芝・短距離でも末脚（≒短距離では距離延長への適性）の重要度が高まった条件でパフォーマンスを伸ばしています。 外伸び（多くの人馬が内を大きく空ける）かつ末脚も重要な重い芝は、馬場適性×距離適性から能力を発揮しやすい好条件だったのでは。
適性チェック：（誤差＆プラス修正に注意。 最終更新：20'福島テレビOP 56.0kg）
（誤差注）ツナギは長さ普通（脚はやや短い？）、太さ普通（蹄はやや大きい）、角度普通。飛節不明。　標準～重めの芝のマイル以下向き、血統はマイル以下向き（？）で、重めの芝の1300m前後◎？ 荒れ馬場・道悪○？（プラス修正あり）　先行力：F（甘め）？ 底力（=ハイペース耐性）：E-？ キレ：F（甘め）？ 持続力：F？　総合力：E-？相当
　全弟：トオヤリトセイト。母の全姉：アストンマーチャン



アウィルアウェイ（想定55.5kg）
短評：（シルクロードステークス2020 回顧）
　内外フラット？前後非常に有利、展開と能力適性が完全に一致？ 外伸び傾向が進んだ時計の掛かる馬場×前傾の中締まりラップを控えたことで、内外が不利にならず＆やや持続力優位の末脚を全開にできたと思われます。高松宮記念2020に向けては、レース前半～全体的なスピードの強化と頭の高さ（＝高速馬場×急坂での不安要素）、例年の馬場傾向が"短距離では"外から差しづらいこと...などが課題・不安要素。直線平坦で外差しが効きやすい馬場傾向...となると、夏のキーンランドカップ2020（＝例年より開催数が多く、馬場の傷みが増しそう）まで期待値が高い重賞はなし？
適性チェック：（誤差＆プラス修正に注意。 最終更新：20'CBC賞 55.5kg）
（誤差注）ツナギはやや短い、太さ普通、やや立ち（蹄はやや寝る）。直飛節気味。　標準的な芝のマイル以下向き、血統は短～マイル向き（？）で、標準的な芝の1300m前後◎？？　荒れ馬場・道悪▲？？　先行力：G+？ 底力（=ハイペース耐性）：E（甘め）～E-↑？ キレ：F？ 持続力：E-～E-（甘め）？　総合力：E（甘め）～E-？相当　平坦：○？急坂：▲？？（頭高い）
　半兄：インディチャンプ、祖母：トキオリアリティー（おじ：ネオリアリズム、リアルインパクトほか）



ジョーカナチャン（想定55.0kg・前走比+1.0kg／小柄↑。軽斤量で優勝歴あり）
短評：（アイビスサマーダッシュ2020 回顧）
　馬場＋展開と能力適性が一致？ 韋駄天ステークス2020と同程度のパフォーマンスを示して逃げ切り。血統のイメージより千直適性が高いようです。ただ、全体的なスピードを生かす競馬が合う一方で、上がりのトップスピードで見劣りやすい弱点は変わっておらず、芝1200mでは好走できるレースが限られそう。
適性チェック：（最終更新：20'アイビスSD 54.0kg）
（ツナギチェックなし）血統はマイル以下向き（？）で、重めの芝の千直◎？（1200m▲+？） 荒れ馬場・道悪○？　ダッシュ：▲+？ 先行力：E（甘め）～E-↑？ 底力（=ハイペース耐性）：E（甘め）～E-↑？ キレ：F-（甘め）？ 持続力：-（不明。低い？）　総合力：E（甘め）～E-↑？相当　斤量特注（小柄↑。軽斤量で優勝歴あり）



アンヴァル☆（想定54.0kg～55.0kg）
適性チェック：（最終更新：20'CBC賞 54.0kg）
（誤差注）ツナギはやや短い（胴は短い）、太さ普通、角度普通（蹄は寝る）。直飛節。　標準的な芝のマイル以下向き、血統は短～マイル向き（？）で、標準的な芝の短距離◎？ 荒れ馬場▲？道悪▲-？　先行力：F？ 底力（=ハイペース耐性）：E-？ キレ：F（甘め）？ 持続力：F？　総合力：E-？相当　急坂：▲+？（首の可動域がやや狭い？）



カリオストロ☆（想定52.0kg／小柄）
短評：
　血統（父：エイシンフラッシュ×母父：フジキセキ×母母父：Silver Deputy。 5代内クロスにMr. Prospector 4x5、Nureyev 5x5。 3代母：ヒシアマゾン）
適性チェック：（未知数の大きさ＆プラス修正に注意。 最終更新：20'橘S 54.0kg）
（誤差注）ツナギはやや短い、細い、やや立ち（蹄はやや寝る）。直飛節気味？　軽めの芝の1400m前後向き、血統は1400m前後向き（？）で、軽めの芝の1300m前後◎？ 荒れ馬場・道悪▲-？　先行力：F（甘め）？ 底力（=ハイペース耐性）：F？ キレ：G+？ 持続力：F-？　総合力：F？相当　斤量注（小柄）
　 3代母：ヒシアマゾン



○+ ダイメイプリンセス（想定56.0kg）
短評：（北九州記念2020 予想）
　底力・キレに優れる千直巧者～短距離馬？
　ここで狙いたい理由は、ベスト条件に近い＋昨年からの好転が見込めるため。
　北九州記念は例年よりスローペースでも「千直並みの額面のスピードを問う展開」になる重賞で、千直指向の追走スピードと末脚の補完を両立しているダイメイプリンセスにとって能力全開が叶う好条件です。加えて、昨年は例年より時計の掛かる馬場（ただし、例年よりハイペース）での優勝でしたが、今年は開催2週目（例年比-2週）。時計レベルの高速化が期待でき、昨年より千直指向の追走スピードを生かしやすくなると思われます（前走のアイビスサマーダッシュ2020でも追走スピードの衰えは感じられません）。夏に調子を上げやすいタイプでもあり、前走からのレース間隔も理想的。北九州記念の連覇＋3年連続連対というレース史上初の快挙を成し遂げても。
適性チェック：（晩成？マイナス修正に注意。 最終更新：20'アイビスSD 56.0kg）
（ツナギチェックなし） 血統は短～マイル向き（？？）で、重めの芝の1100m前後◎？（1200m▲+？） 荒れ馬場・道悪○？（レース内容＋血統から重め・道悪にプラス修正）　先行力：F？ 底力（=ハイペース耐性）：E？ キレ：E-？ 持続力：F（甘め）？　総合力：E～E（甘め）？相当
　半弟：ダイメイフジ
08/21 11:14

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