ここ２年は、キズナ産駒、ノヴェリスト産駒といった反主流的な血統背景を持つ馬の活躍が目立つ。
特にモンズーンの血を保有した馬は、５年前にもケルフロイデ２着に入っており相性が良い。
消耗戦的なレース特性が問われがちなので、適性重視で馬をピックアップしてみたい。

今のところ、注目しているのは次の３頭。
枠順確定後、正式な予想に入りたい。

・タイムトゥヘブン

父ロードカナロアに目がいってしまいがちだが、母キストゥヘブンの影響が強そうな馬。
キストゥヘブンは、外回りコースが無かった頃の桜花賞馬で、桜花賞以外の勝鞍は全て中山コースでのもの。
直線の短い急坂コースで、タフな流れになって強さを発揮した馬だった。
前走のラップを見て見ると、スタート２ハロン後に、ハロン0.9秒差のブレーキ、残り1000㍍地点から、ハロン0.7秒差の急加速が見られる。
道中２番手の位置取りである事から、ほぼ同様のラップを踏んでいる事になる。
ラスト３ハロンは、12.6−12.1−12.5と掛り、且つ千切っている事からも、後続がバテバテになった事は明らか。
消耗戦向きという判断で良いだろう。

・ラカン

前々走は少頭数の重馬場。
馬群がバラけるレースで、馬場そのものは体力が求められるが、競馬内容そのものにはタフさに欠ける内容。
前走は多頭数競馬で差す競馬。
体力依存度の高いレースでパフォーマンスを上げられず、むしろ精神依存度の高いレースでパフォーマンスを上げて来た事を評価。
厳しい流れに向きそうなタイプ。
回避馬があまり出ず多頭数になるようなら面白い。
先行馬が揃い、展開的な旨みもありそう。

・ミヤビハイディ

エピファネイア × ハーツクライ と体力色の強い配合。
気の良さあり、距離延長に対応出来るはず。
前走は、スタート２ハロン後、0.8秒→0.5秒とブレーキが掛かった後、残り600㍍地点から1.4秒の急加速。
ラスト２ハロンは少しずつラップが落ちているように、スピード持続の我慢比べ的要素が強かった。
01/12 18:58

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