近年の傾向を見てみると、勝馬のほとんどは、上がり１位２位を続けているような馬。
　逆に実績があろうとも、サークルオブライフやレシステンシアのように、力でねじ伏せるようなタイプは取りこぼしが多い。
　力や実績よりも、スピードを重視したい。
　ここ２年は特に、ミッキーアイル産駒が連対しているように、短距離の血を持ったタイプや、短距離を経験した馬には注意したい。

◎バースクライ

(血統)
父ハーツクライ、母父ドゥバウィ

(オプション)
「1600→1400→1600㍍」バウンド距離延長、生涯初の重賞競走。

(解説)
　父から距離延長適性、母から優良なスピード強化が期待出来る血統背景。
　前走は、「もうちょっと距離があれば…」という内容だっただけに、この距離で。

○ルミノメテオール

(血統)
父エピファネイア、母父フォーティナイナー

(オプション)
「1400→1600㍍」距離延長、生涯初の重賞競走。

　バースクライ同様、父から距離延長適正、母からスピードが期待出来る血統背景。
　これまでの内容からも、キレがあるのは確か。

▲ワレハウミノコ

(血統)
父キタサンブラック、母父ピュアプライズ

(オプション)
「ダート→芝」、「1700→1600㍍」距離短縮、生涯初の重賞競走。

(解説)
　無難そうなのは上記の２頭だが、一番不気味なのはこの馬だ。
　母はアルゼンチン産の超スピード系。父は母方を引き出してくるキタサンブラック。
　５戦目初勝利であるが、負けた４戦は2000㍍。距離が長過ぎた感がある。
　前走はダートであるが、重馬場に助けられた。スピード不足のダート中距離馬相手にスピードで圧倒出来たという内容。
　つまり、芝のマイルで化ける可能性が高いという事。特注の穴馬として挙げておきたい。

　ドゥーラ

(解説)
　以前からベタ褒めしているように力は評価しているが、ちょっと重苦しいタイプで叩かれたほうが良い。
　デビュー戦でコケ、叩き２戦を大幅馬体減で圧勝、続く札幌２歳Ｓで更にパフォーマンスを上げたように叩き良化型であると共に、勝ったレースはいずれも非根幹距離。
　休み明けの阪神ＪＦは、力で着差を詰めたものの、道中は後方に置かれてしまっている。
　追走スピード面でマイルに対応出来ていない上、休み明けでは仕上がり切れない。
　ベストパフォーマンスを期待するなら、オークスかな？といった感じ。
03/04 06:20

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