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NHKマイルC
★傾向分析★
2020年 タイム 1’32”5 (良) 1FAve=11.56 3FAve=34.69
テン34.1-中盤23.9(3F換算35.85)-上がり34.5 『一貫・中弛み』
1着ラウダシオン・・・リアルインパクト×Songandaprayer=ディープインパクト×ミスプロ 〔8-d〕 2-2
2着レシステンシア・・・ダイワメジャー×Lizard Island=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔9-g〕 1-1
3着ギルデッドミラー・・・オルフェーヴル×Tiznow=サンデーサイレンス×マッチェム 〔8-h〕 6-5
2021年 タイム 1’31”6 (良) 1FAve=11.45 3FAve=34.35
テン33.7-中盤23.2(3F換算34.80)-上がり34.7 『前傾・一貫』
1着シュネルマイスター・・・Kingman×Soldier Hollow=ダンチヒ×サドラーズウェルズ 〔不明〕 9-9
2着ソングライン・・・キズナ×シンボリクリスエス=ディープインパクト×ロベルト 〔B3〕 6-7
3着グレナディアガーズ・・・Frankel×Harlington=サドラーズウェルズ×ミスプロ 〔10-a〕 3-2
2022年 タイム 1’32”3 (良) 1FAve=11.54 3FAve=34.61
テン34.1-中盤23.3(3F換算34.95)-上がり34.9 『前傾・一貫』
1着ダノンスコーピオン・・・ロードカナロア×Sligo Bay=キングマンボ×サドラーズウェルズ 〔9-e〕 7-6
2着マテンロウオリオン・・・ダイワメジャー×キングカメハメハ=サンデーサイレンス×キングマンボ 〔1-l〕 17-16
3着カワキタレブリー・・・ドレフォン×ディープインパクト=ストームバード×ディープインパクト 〔4-d〕 15-14
2023年 タイム 1’33”8 (稍重) 1FAve=11.73 3FAve=35.18
テン34.3-中盤24.1(3F換算36.15)-上がり35.4 『前傾・中弛み』
1着シャンパンカラー・・・ドゥラメンテ×Reckless Abandon=キングマンボ×ダンチヒ 〔1-n〕 12-13
2着ウンブライル・・・ロードカナロア×ファルブラヴ=キングマンボ×ノーザンダンサー 〔11-c〕 16-16
3着オオバンブルマイ・・・ディスクリートキャット×ディープインパクト=ストームバード×ディープインパクト 〔4-m〕 15-15
2024年 タイム 1’32”4 (良) 1FAve=11.55 3FAve=34.65
テン34.3-中盤24.0(3F換算36.00)-上がり34.1 『中弛み』
1着ジャンタルマンタル・・・パレスマリス×Wilburn=ミスプロ×エーピーインディ 〔9-e〕 3-3
2着アスコリピチェーノ・・・ダイワメジャー×Danehill Dancer=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔9-b〕 5-3
3着ロジリオン・・・リオンディーズ×パイロ=キングマンボ×エーピーインディ 〔7〕 8-6
流れはテンがきつく『前傾』や『一貫』といった厳しい流れになりやすい。また中盤弛む年もあり、『中弛み』の複合ラップになることもあるが、基本的には、直線の長い東京芝コースにて目標になりやすい上、流れが厳しいことが要因のためか、逃げ馬が好走するのは難しい状態で、そのため鋭い末脚を使うタイプの先行・差しが好走馬のほとんどを占めている。
血統の傾向は、東京芝GⅠ血統を重視すべし。サンデーサイレンス系も好走が多く、マイルGⅠ実績があるディープインパクト、ダイワメジャーは特注。
また仕上がりの早くテンのきつい流れで好走の多いミスプロ系、持続した流れのレースで強いダンチヒ系、ヴァイスリージェント系、タイキシャトルといった芝・ダート兼用の血統も好走が多い。同距離・同コース使用の安田記念やヴィクトリアM好走血統も相性は良いと思いますが、古馬なら中距離型血統の好走が多くなるのに対し、NHKマイルCではスプリント寄りの血統が好走多いように思います。
特にその中でもNHKマイルC勝ち馬を多数輩出しているヴァイスリージェント系やキングマンボ系は要注意。
牝系の傾向は、No.〔2〕や〔5〕の牝系が勝ち馬が多い傾向。
No.〔2〕・・・96年タイキフォーチュン、01年クロフネ、03年ウインクリューガー、05年ロジック、09年ジョーカプチーノ、15年クラリティスカイ
2歳戦から走れる仕上がりの早さを有し、クラシックの時期にも成長力あり。直線の長いコース向き。
N0.〔5〕・・・98年エルコンドルパサー、99年シンボリインディ、02年テレグノシス、07年ピンクカメオ
早い時期から走り、クラシックでは人気薄の時に好走が多い。基本不器用なので厳しいペースや広いコースでの好走が多い。
No.〔1〕の牝系も好走馬は多いが2・3着の傾向。
ステップの傾向は、
・毎日杯→NHKマイルCのステップは相性が良く好走馬が多いです。特に毎日杯1着からの出走は6戦(5-0-0-1)(=96年タイキフォーチュン、01年クロフネ、04年キングカメハメハ、08年ディープスカイ、10年ダノンシャンティ)。最も好走しやすいステップ。
・また注目のステップは、桜花賞→NHKマイルC。人気薄も多いのに好走率高し。勝ち馬もラインクラフト、ピンクカメオ、メジャーエンブレム、アエロリットと近年好走が多い。00年以前は牝馬の出走も目立ち、好走馬も多かった(=97年1着シーキングザパール、98年3着スギノキューティー、99年3着レッドチリペッパー、01年3着サマーキャンドルなど)ことからも、有利なステップと考えます。
・皐月賞組は人気だが好走馬は以外に少ない。特に皐月賞好走→NHKマイルC人気で出走のパターンは、人気を裏切ることも多く頭向きではないようです。ヒモで考えるべきかも。3着外からの巻き返しでの2着・3着が多い感じ。
・NZT組は、近年好走馬が好走多し。1着馬よりも2・3着馬の好走が多い傾向。
・意外なステップとしては、スプリングS好走→NHKマイルC(=02年1着テレグノシス・2着アグネスソニック、09年2着レッドスパーダ、13年1着マイネルホウオウ、16年2着ロードクエストが好走)。
毎日杯・桜花賞・スプリングSに共通していることは、ある程度間隔が開いていて、しかも別路線という新鮮さ。鮮度の高いステップなので、好走馬が多いと考えます。
逆に皐月賞・NZTは間隔が短く、疲れが溜まりやすいストレスの多い臨戦過程なので、ストレスの耐久性能を血統から推測すべきです。
★予想★
NHKマイルCのポイントは、
①流れは厳しい流れになりやすく、『前傾』や『一貫』を想定すべし。
②東京芝GⅠ血統重視。特にサンデーサイレンス系では、マイルGⅠ実績があるディープインパクト、ダイワメジャーは特注。ヴァイスリージェント系も特注。
③牝系の傾向は、No.〔2〕〔5〕は特注。No.〔1〕〔3〕〔4〕も好走馬は多い。
④ステップの有利・不利はよく考えること。
・前走の勢いで好走出来るのは毎日杯組。毎日杯1着→NHKマイルCか、上がり1位での好走なら好走可能。
・NZTは好走馬は、ストレスの影響を受けやすく危険な人気馬と疑うべし。前々走も好走だと高確率で危険だが、芝1600mの戦績が良いなら評価すべし。
・皐月賞組は2・3着候補。皐月賞出走までのストレスや疲れの影響が出やすく、もう一踏ん張りが利きにくい。
・スプリングSから間隔をあけて出走する馬も狙い目。スプリングS好走歴も注目。
・ファルコンS好走馬にも注目。
・アーリントンC好走馬で、直行ローテーションは消耗度が少なく期待できる。
⑤重賞好走歴には注目。裏路線となるようなステップを歩んでいる場合は期待値が上がる。
⑥やや短距離向きの馬でも侮るべからず。
◎マピュース・・・マインドユアビスケッツ×シンボリクリスエス=ヴァイスリージェント×ロベルト 〔1-x〕
前走桜花賞4着(=阪神芝1600m:0.9秒差)。東京芝コースは(1-1-0-1)、芝1600m戦は(2-1-0-2)。
マインドユアビスケット産駒はヴァイスリージェント系で、ストームバード系のドレフォンと似ていて、芝、ダートとも短距離から中距離まで勝ち馬を輩出し、全体的に異系色が濃い血統という共通点がある。脚質にも幅がある。適距離はマイル以下だろうが、ドレフォン産駒同様に中距離でも注意を怠らないことが肝要。母父シンボリクリスエスはロベルト系で、本格化前までは詰め甘で、持久力とスピードの持続性能に優れていて厳しい流れでこそ本領発揮するが、意外にあっさり強敵相手に凡走する淡泊さも持ち合わせている。2歳~3歳春の時期のロベルト系は全般的に詰め甘なことが多いが、クラシック春シーズンを終えると本格化を始める。またロベルト系は緩い流れよりも、ペースの締まる流れで底力を問われると好走しやすくなる特性もある。特にレコード決着など時計が速くなる厳しい流れで覚醒する。叩き良化型でさらに上昇中はロベルト系の好走ポイント。
No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。3歳秋~4歳前半は充実期で、古馬になると緩やかに成長する。分枝記号xは、こつこつと階段を登っていくように地道に力をつけて、重賞好走をするタイプ。
◯マジックサンズ・・・キズナ×キングカメハメハ=ディープインパクト×キングマンボ 〔1-l〕
前走皐月賞6着(=中山芝2000m:0.6秒差)。東京芝コースは初で、芝1600m戦も初。
キズナ産駒はディープインパクト系で、牝馬は芝1600m、牡馬は芝2000mの勝ち鞍が多く、パワー型血統の兆候がでている産駒が多い。レース間隔は詰めた時に好走が多く、間隔を詰めてガラッと一変するのはキズナの母父ストームキャットの影響が出ているものと思われる。間隔をあけて好走する馬もいるので、産駒の変わり身を狙うなら「叩き2戦目」が買いになる。母父キングカメハメハはキングマンボ系で、格の高いレースで究極のスピード競馬(=レコード決着)になるほど凄味をきかす血統。厳しい展開ほど持ち前の底力が活き、2歳から走れる完成度の高さと成長力がある。軽い先行力、瞬発力勝負の切れ味、指示通りに動く反応の速さが武器で、芝1600m・2000m・2400mと根幹距離の重賞で特に強く、人気馬なら堅実。本格化前は詰め甘な点があることには注意が必要だが、ダービーの時期からは実が入り、成長力も豊富。距離延長を不安視されることも多いが、折り合いさえつけば距離はこなし、むしろ1400mや1600mなどの忙しい流れで末脚を溜められなかった時に不発が目立つ。中長距離型が安定しているのは、スローの良馬場で、ハイペースや力のいる馬場は凡走もある。マイラー型は高速馬場の内枠を活かしての先行粘り込みが得意。また馬場悪化時にも好走が多く、これはキングマンボ系特有の道悪の上手さに起因するものと考える。
No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。3歳秋~4歳前半は充実期で、古馬になると緩やかに成長する。分枝記号lは、クラシックで特注の記号で、能力が高くトップクラスのポテンシャルを秘めていて、成長力も豊富。
▲アドマイヤズーム・・・モーリス×ハーツクライ=ロベルト×サンデーサイレンス 〔4-g〕
前走NZT2着(=中山芝1600m:0.0秒差)。東京芝コースは初で、芝1600m戦は(2-1-0-1)。
モーリス産駒はロベルト系で、現状では2着や3着が多く、良血の評判馬も新馬戦で2着や3着に敗れるケースが見受けられる。もともと仕上がりの早い父系ではなく、忙しい距離に向く血統ではない。2着が多いのは、切れ味がないのではなく、一瞬の加速が得意ではないため。緩急のある流れより、ワンペースや締まった流れのほうが能力を発揮できる。その意味で1600mは向く。距離延長で良化し、力のいる洋芝が合う。母父ハーツクライはサンデーサイレンス系で、ハーツクライ自身はサンデーサイレンス×トニービン配合。母父トニービンの不器用さをやや受け継ぐタイプが多く、一瞬でエンジンがかかり加速できる器用さはないが、助走をつけて末脚が全開になりギアが入れば長く良い脚を繰り出す。馬群の外をのびのび走れるコース向き。サンデーサイレンス系としては、ダンスインザダーク産駒に近く、点火しづらい弱点を持ちつつ、嵌れば大仕事という“難儀なステイヤー血統”。ペースが締まるGⅠほど、大駆けが期待できる。また距離が延びて成績が良くなる馬も多く、本質は中距離~クラシックが能力を活かしやすい。牡馬は芝1800m~2600m、牝馬は芝1400m~2000mを中心に走る。後方一気型は展開に左右され、直線だけの勝負や、内しか伸びない馬場は不発多数。スローが苦手なわけではなく、前半じっくり追走して、助走付きのロングスパートが出来れば好走可能。長い直線+剛腕騎手はプラス条件になる。
No.〔4〕の牝系は、2歳時にも好走可能だが、3歳春から力をつけてクラシックでも好走することの多い牝系。成長能力に優れ、スタミナも豊富。2歳時はもともとの素質で走る感じだが、3歳春シーズンになると実が入り始める。分枝記号gは、パワータイプが多く雨も苦にしないが、不器用なタイプも多く厳しい流れで力を発揮する。
△コートアリシアン・・・サートゥルナーリア×ハーツクライ=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔A13〕
前走NZT3着(=中山芝1600m:0.2秒差)。東京芝コースは(1-0-0-1)、芝1600m戦は(1-1-1-2)。
サートゥルナーリア産駒はキングマンボ系で、ロードカナロアのように短距離を勝ちまくるのではなく、中距離を中心にマイラーも出るだろうし、2400mの得意な馬を出るだろうと推測するが、とにかく牡馬は芝2000m、牝馬は芝1600mを基準に、あとは母系の良さを引き出すので母系で調整すれば良い。折り合いに苦労する馬は少なめで、気象の難しさは感じない。きっちり人気に応えるタイプ。母父ハーツクライはサンデーサイレンス系で、ハーツクライ自身はサンデーサイレンス×トニービン配合。母父トニービンの不器用さをやや受け継ぐタイプが多く、一瞬でエンジンがかかり加速できる器用さはないが、助走をつけて末脚が全開になりギアが入れば長く良い脚を繰り出す。馬群の外をのびのび走れるコース向き。サンデーサイレンス系としては、ダンスインザダーク産駒に近く、点火しづらい弱点を持ちつつ、嵌れば大仕事という“難儀なステイヤー血統”。ペースが締まるGⅠほど、大駆けが期待できる。また距離が延びて成績が良くなる馬も多く、本質は中距離~クラシックが能力を活かしやすい。牡馬は芝1800m~2600m、牝馬は芝1400m~2000mを中心に走る。後方一気型は展開に左右され、直線だけの勝負や、内しか伸びない馬場は不発多数。スローが苦手なわけではなく、前半じっくり追走して、助走付きのロングスパートが出来れば好走可能。長い直線+剛腕騎手はプラス条件になる。
No.〔A13〕の牝系は、米国のファミリーで、高速決着は得意だが、メリハリある流れが苦手。体力はあり、シーズンオフは得意な牝系。 05/11 12:00
軍神マルス

予想歴27年 回収率137% | 過去のレースからラップ・血統・ステップなどの傾向を考えて、好走しそうな馬を狙い撃つ!! 総拍手獲得数:3826 | |
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