競馬界全般の最近のブログ記事

【東北関東大震災被災地支援競馬】馬券払い戻し機脇に募金箱設置を【ACCM「思いやりは見える」?】

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コンビニのレジに並んでいるときのこと。
ひとつ前の白髪交じりのサラリーマンが会計を済ませ、
釣銭を受け取ると、
ためらいなく、捨てるがごとく、
募金箱に投入して去って行った。

それはちょっと粋な姿に見えた。

私もいつものシャリーンという音のするカードをとっさにしまい、
5百円玉を用意した。
結果、釣銭の138円を募金箱へと捨てた。


毎日どこからともなく被災地の情報に触れていれば、
何かしらはしてあげたいと思う気持ちを抱く人は多いはず。

しかし、行動力の乏しさから、時間の無さから、資金力不足から、
あるいは表現力の欠如から、
私のようなものは何もできずにもやもやとする。


「釣銭捨て募金」はそれを解消するのには有用ではないかと思った。



「思い」は見えないけれど、
「思いやり」は見える。
という。

いやしかし、シャイな日本人は、
「思いやり」なぞ見せたくないからこそ、
行動に移せないのではないのか。
伊達直人現象というのがあったのはそれゆえだと思う。

財布の中にジャラジャラと小銭があると重いので、うざいので、
ああちょうどいいところに募金箱があったので、ぽいっと捨てるのであれば、
「思いやり」はほとんど見えない。
手間もかからない。資金力も要らない。


そこで競馬場・ウインズ等の払い戻しコーナーにも募金箱を設置することを提案したい。
馬券の払い戻しは、律義に細かく出してくるので、ジャラジャラとすることが非常に多いと思うのだ。

反ツイッターメディア・長文メディア・web論壇の先駆けとして【競馬ナンデとは何か】

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最近はツイッターが大流行している。
企業も政治家も一般人も芸能人も・・・
本当に猫も杓子もツイッターといった感じで、
すごいですよね・・


しかし、そこへきて競馬ナンデというのは、
ツイッターとは全く逆を行くメディアだ。

ツイッターは140文字以下でないと投稿できない短文メディアで。
競馬ナンデは70文字以上でないと投稿できない長文メディア。

そりゃ流行らないわ・・・とも思う。



でも信念として、
長文メディアも必要だ、と思ったから競馬ナンデは立ち上げた。
それに1000名もの会員の方が賛同・登録してくれて、
たくさんの素晴らしい予想見解を発表してくれているのだから、
未だに自分としては間違っていたとは思っていない。


ちょっと前に小泉首相が登場したときには、
ワンフレーズ政治といわれたことがあった。

思うに、
テレビ、というのはワンフレーズ向きのメディアなのではないかと思う。
テレビは発信側が、一斉に多くのひとに同時に情報を流していて。
時間的制約が大きい。
だから、郵政民営化!とか抵抗勢力!とか、政権交代!とかいったような、
数秒分のメッセージは載せやすいけれど、
それは実際のところどうなっているの?なんでそういうことになるの?
といった掘り下げには適していないメディアのように思う。


転じてネットは、
現状のところテキストベースのものが多いという前提もあって、
またみんなに一斉同時に発信しなくても、
読み手側が好きなときに好きなだけ時間を使って情報受け取りができるということからして、
掘り下げをしやすいメディアであるような気がしている。


だからネットには、長文サイトもあってもよいと思っている。
もちろん、
ネットだって流し見的に消費するユーザーも多いであろうし、
そういう人たちを批判するつもりも全くなくて、
2ちゃんねるやツイッターのような短文サイトも必要だと思うけれど、、
両方あったほうが、
健全かなと思っている。

続く

【2009年小倉2歳S】メイショウヘミングから学ぶこと~馬名・レース名・地名・植物~

9月6日号の競馬ブック、小倉2歳Sのページの大見出しはこうだった。
「秋の到来を告げるパガニーニの鐘 スピード抜群メイショウヘミング」
無学な私には、わからなかった。
パガニーニ=作曲家 ヘミング=フジコ・ヘミング?
くらいまでは思いついたのだが...。

そこで調べてみた。
パガニーニの「鐘(ラカンパネラ)」という曲があり、フジコ・ヘミング氏はこの曲を十八番にしているのだという。
なるほど。
ついでにラカンパネラもどこかで聞いたことがあると思って調べてみれば、2000年頃の未勝利馬に、そういう名前の馬がたしかにいた。
そのときに学んでおけば、今回のこの応用問題も解けたことだろう。

思うに、競馬というのは本当に勉強になる。
馬名・レース名から、語学、地名、誕生石、季節の植物など様々なことを学ぶことができる。
教育ママ・パパが増える昨今、お子様の情操教育に競馬はいかがだろうか?
それは冗談としても、あらゆる人の教材であれるほどに、競馬が文化的なものであってほしいと、日頃思っている。

競馬ブックも、例えばすずらん賞のページには、すずらんという植物について紹介してくれていたりするが、
こういった雑学的記事はもっと増えてくれてよいように思う。
そうすれば、より趣をもって、競馬をさらに深く楽しむことができると思う。
また、普段の生活の全然関係のないときに、ふと競馬に思いをはせることができたりもする。
以前ハワイを訪れたときに宿泊したホテルが、リリウオカラニ通りに面していたときは、妙に感動したものだ。

2009年新潟記念・キーンランドC出走メンバーに見る、サマー2000シリーズ・サマースプリントシリーズの大成功ぶり!?

競馬ナンデを開設してからというもの、
企画屋さんのような仕事を多くする。
新しいコンテンツ、チャット、オフ会、ブログ。
当たったものもあれば、当然外れたものもある。

そんな企画屋さんにとって、
JRAサマーシリーズは羨ましいくらいの大成功だろう。

今週の両重賞に集った面々を見れば・・・


キーンランドCには、
函館SSから1~4着馬が、
アイビスSDから2、4着馬が、
ついでにUHB杯から1~3着、5~10着馬が揃い。

新潟記念にも、
小倉記念から1,2,5,6着馬が、
七夕賞から2~5着馬が、
函館記念からも3着馬が揃って。


完全にこういう路線が確立された感がある。
みんながサマーシリーズ制覇を目指してきていて、
上位馬も猫の目式にころころと変わり、
最終戦までどれが制するか分からないワクワク感、
目の離せなさ。


大成功の看板を持ったJRAの人が影から出てきてニッコリしそうな状況です。


ただ、たしかに当初の目的を達成はしているが、
その目的自体に若干の疑問は残る。


というのは、
夏競馬が秋以降の競馬と完全に隔絶されてしまいそうだから。

つまり、以前の夏競馬は、夏の上がり馬を探そう的な目で、
やや無理がありつつも秋以降のことを考えつつ見守ることができたが。
この制度はそういう楽しみを若干奪う。


だって、サマーシリーズを本気になって取りに行くから、
このあたりのメンバーは秋以降は惰性でしょう。お休みかもしれない。
秋以降はGⅠに本気な馬たちが完全にとって代わり、
彼らは出る幕もない。

サマーシリーズの頂点である札幌記念、
秋へ向けてちょっと肩慣らししよっかなという馬たちが出てきて、
本気の馬たちを横目にワンツーしてしまったりすると、
ちょっと冷めてしまう?

いやいやもちろんそれでも割り切ってサマーシリーズを楽しむことも可能のはず。
この制度の全てが良くないとは思いません。


夏に小さな山を作ってしまうのか。
夏もGⅠの大きな山へ続く1~4合目あたりと位置づけるのか。
どちらがよいか・・・


やはり多様性を許すのが時代の趨勢で、
色んな馬に色んなところで活躍してもらって花を持たせる、
というほうがウケているのかもしれませんね。

【香港競馬観戦旅行記vol.3】ハッピーバレー競馬場は「空と芝のあいだに」

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P6230801.JPG
私は今どこにいると思いますか?
馬場造園課の職員になったとかではないですよ。


P6230794.JPG
ほら。これ。すごくないですか?このアングル。
これはハッピーバレー競馬場内の香港競馬博物館から見た馬場です。
空と芝の間に、思わず熊木杏里歌い始めちゃう感じじゃないですか?

この旅で一番テンションの上がった瞬間でした。

自分が"芝フェチ"であることを再認識。
府中競馬場でも、あの入場門を入ったすぐのところの、
視界が開けてターフの緑が目に飛び込んでくる瞬間が一番好きなんですよね。

でもこんなアングルは初めて。
絶景です。

P6230811.JPG
こちらは2コーナー方面

P6230812.JPG
ひとつ上の階に上がってみました。
ん。ゴール板から1コーナー近すぎじゃない?

P6230810.JPG
こんな競馬場あるんですねえ。
内馬場は運動場。
向こうには高層ビルがニョキニョキ。
谷あいから生えた竹のように。
芝フェチにとっては、芝コースしかないというのがまた何とも良い。

とにかくこんな競馬場は初めてで。
レース観戦したこともないのに、お気に入りになってしまいました。
そう。言い忘れましたが、この日は競馬開催なかったのです。
競馬博物館だけでも、ということで来たのです。

いやあ、死ぬまでに一度はこのアングルから競馬見たいなあ。
必ずもう一度香港に来なければならなくなりました。

絶対また来ます
ひとまずはさようなら香港!

【香港競馬観戦旅行記vol.2】沙田(シャティン)競馬場で観戦の巻 ここは本当に中国?

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翌日はシャティン競馬場で競馬観戦。

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ここのパドックが素晴らしい。今まで行った競馬場の中で一番良かったと思う。
広々として、見渡しやすいし、ドームだし。
そして何より驚いたのが、全て椅子席。みなさん座って見ている。

P6210684.JPG
香港版角田晃一騎手に遭遇。
先日は小倉記念制覇おめでとうございました。


P6210679.JPG
コースの裏側は高層の団地みたいです。
どんだけ特等席やねん いいなあ住みたいなあ


P6210693.JPG
ターフビジョンの向こうにはためくのは中国国旗でしょうか
ここが中国だなんてねえ
にわかには信じ難いです


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競馬場メシも、
やっぱりこういう感じになりますよね
どれも美味でした


【香港競馬観戦旅行記vol.1】香港人は競馬好き(ケイバズキ)で予想好き

先日、KUROSHIMAさんの強力なサポートのお陰様で、
香港競馬観戦をご一緒させていただきました。

こちらもなるべく記憶が鮮明なうちに振り返っておこうと思います。
今回は写真をメインにして、
写真をインデックスとして振り返っていく方式にしようかと思います。

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私が香港に着いたのは夜中の0時過ぎで、
宿に着いたのは1時過ぎだっただろうか。
とりあえず部屋に入ってテレビのチャンネルをひねると(←古い)
これ。↓

P6230767.JPG

競馬予想TV的な、明日のレース分析的なものがやっている。
明日は大したレースではないが、
調教VTRからレースVTRから内容盛りだくさん。

香港人の競馬好き加減、予想好き加減が早くもうかがえた。

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次の日はシャティン競馬場での観戦だったが、
競馬場もこんな感じ↓

P6210703.JPG

競馬オヤジたちがモニターに釘付けって感じで、
日本とおんなじですね。

そういった意味では、異国の競馬だっていうような感慨はなし。

競馬新聞も日本のものより詳細なんじゃないかっていうくらいデータがびっしりで。。
恐れ入りました。
日本の競馬ファンは予想レベルは世界随一、と思っていたが、
香港は良きライバルですね。
競馬ナンデも香港でなら流行るかも。

<ドバイ競馬視察の旅vol.7>須田鷹雄さんと叫ぶ「差せ!アースリヴィング」UAEオークス完結編

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パドック周回の時間は短く、
あっという間にアースリヴィングは戦いの場へ。

P2270510.JPG

私も移動。
せっかくだから歴史的瞬間に一番近くで立ち会おうと、
ゴール板前に陣取った。
そんなに混んでもいない。

これが栄光のゴール板かと、
前に目をやると、ひとつ内側の関係者サイドのところに
どこか見覚えのある大きな男性が。
須田鷹雄さんだ。

「須田さーん!」

私はいつもは知らない人にでも所かまわず声をかけるほど気さくな人間ではないが、
こんな遠い異国で、
日本人は多分、小笠調教師、坂田厩務員、須田さんと私くらいしかいない。
あとはグリーンファーム関係者の方たちくらいか。
なので一緒に応援を連帯したかったのだ。

「ああどうもー」

須田さんも気さくに返してくれた。
「一時期食べなくて体重が落ち込んだけれど、なんとかここへきて持ち直してきましたよ」
と有力な情報を漏らしてくれた。


そうこうしているうちに、
早くも決戦。
ここからは皆さんもご存知の通りだが。


アースリヴィングは直線半ばまで必死に食い下がっていた。
もしかしたら!!

「差せ!差せ!」

私も須田さんも思わず声が出た。
いい夢を見せてもらえた。

レースが終わると、
「ありがとうございました!」
と須田さんと握手をした。

P2270528.JPG

これだけいいレースを見せてもらえればもう何の文句もなく。
ああここまで来てよかったなあという気持ちで、
ほっとすると、どっと疲れが出た。

大きな理由のひとつは、
競馬ナンデの皆さんになるべく多くのお土産をと思って、
ナドアルシバグッズを抱え込みすぎ、荷物が重すぎ・・・
完全なカンカン泣きだった。


飛行機の時間も押しているので、
もう何も思い残すことなく、
ナドアルシバを後にした。

P2260452.JPG




<ドバイ競馬視察の旅vol.6>坂田厩務員・ルメール騎手・アラブ人にもウケたアースリヴィング応援ボードとは...

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P2260437.JPG

それで前夜から考えて思いついたのが、
応援ボード。
ジャパニーズ応援スタイルといえばやはり横断幕だろうが、
そこまでは手が回らないので・・・。


私が宿泊させてもらっていた従兄のお宅で、
ピンク色の枠をした可愛らしいホワイトボードが目にとまった。
従兄の娘さん、リカちゃんの物だ。
スティッチやミッキーのシールが貼ってある。
「貸してもらっていい?」


それがこんな姿になろうとは・・

200902262124000.jpg

ごめんね、リカちゃん・・


でもお陰様で戦闘態勢は整った。
いざ出陣である。
しかしここへきてとても困ったことが起こった。
前記したとおり、ナドアルシバにはしゃぎすぎ、
デジカメのシャッターを切りすぎてせいで、
この肝心なときになって、
なんと電池が虫の息。。
アースリヴィングの写真をパシャパシャ撮りまくって、
動画をごりごり録って、
ジャパンで見せびらかそうと思っていた私の目論見はくずれた。


もうこうなればそういったメディアには頼るまい。
この目に焼き付けよう。
そして思う存分応援に集中しよう。


ナドアルシバの馬道は、日本のように地下馬道ではない。
一般客と同じグランドレベルを通る。
馬が通るときには、バーが下ろされて、ヒトの往来が遮られる、踏切のような仕組みだ。

ついにバーが下ろされて、次々に馬が登場する。
目当てのアースリヴィングも登場した。

彼女を追って、パドックへ行く。
(ごめんなさい、このあたりからもはや写真はありません。ここからは想像でお楽しみください)

「あーすりびんぐー!」

ドバイの人たちはあまり野次など飛ばさないから、
変な日本人が叫んでいることは周囲によく伝わる。

馬上からルメール騎手がこっちを見て微笑んだ。
このピンク色の応援ボードがウケたようだ。

坂田厩務員もアースリヴィングを曳きながら、会釈して、お辞儀してくださった。

ドバイの競馬ファンたちはこの怪しげな日本人の持つピンク色のボードに興味津津だ。
「なんだ?それは?」
「ディスイズジャパニーズスタイル」
「??」
まあいいや。

パドック周回の時間は短い。
あっという間にアースリヴィングは戦いの場へ。


P2260467.JPG

<ドバイ競馬視察の旅vol.5>ナド・アルシバにアースリヴィング応援団は私ひとり...

 買い目情報
先日、KUROSHIMAさんと香港競馬をご一緒させていただいたときに、
ご指摘いただいたことなのだが、
「ドバイ競馬観戦記が未だ完結されていないのはまずい」。

仰る通りなので、完結させておきたいと思う。

そこでさっきから、そのときのことを思い出そうとしているのだが・・
哀しいもので、あれほどエキサイティングであったナドアルシバ競馬場のことさえ、
5ヶ月も経つと具には憶えていないものだ。

P2260497.JPGのサムネール画像

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2コーナーの引き込み線の方面は、
ちょっとした丘のようになっていて、
その芝生の上に寝転んで、
なんとなく競馬観戦とも夕涼みともつかないことをしている人たちがけっこういる。
ドバイの競馬に馬券はない。
だから、レース直前にせかせかと窓口に駆け込んだり必要はない。
観戦スタイルは実にゆったりとしたものだ。

P2260463.JPG

ナドナルシバ競馬場はあまり広くない。
スタンド、各種指定席エリア(これは3種で充実)、1コーナー方面の芝生、2コーナー方面の芝生、
内馬場へは行けない。
まあそんなところか。
大体のところを回ったら、
もうアースリヴィングが出るレースは近くなっていた。
そして大体を見渡して気付いたことだが、
日本の競馬ファンは私ひとりしかいない。

P2260457.JPG

アースリヴィングが出なければ、私は遥かこのアラブの地へは来なかった。
そういう思いから、
私はアースリヴィングを応援しなければならないという義務感に駆られていた。
私のできる限りの方法で応援したい・・・
なぜなら今この競馬場には日本の競馬ファンは、
アースリヴィング応援団は、私一人しかいないのだから・・・

P2260458.JPG




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