高松宮記念はコース形状などから額面のスピードを問う＆上がりだけ掛かる一貫ラップになりやすく、テン～上がりの総合力上位馬の期待値が高い重賞。
　土曜夜からの雨は日曜午前中までの予報で、マイル以下では前・内有利の傾向が一定程度残りそうです。さらに、時計レベルも徐々に回復して直線でのトップスピードが重要になるのでは。金曜現在の予想（＝外伸び・追い込み・時計の掛かる決着に寄せていた予想）から大きく変更します。（土曜現在の予想）

　◎↑ ダノンスマッシュ
　○ グランアレグリア

買い目はなるべくシンプルに。
ワイド・馬連：◎○



中京競馬場 ： 開催4/4週目（=A4＋B4日・中1週休み）、Bコース使用2/2週目。前週開催なし、金～土朝雨？土夜～日午前雨？

　少し前・内有利（～内外フラット。 マイル以下ではやや前・内有利）で、時計レベルは土曜：稍重・少早↑？　好走している血統は（土曜12Rまで、計4レース＋同着1件）、SS系（パワー・スタミナタイプ多い）×5、Mr. Prospector系×2、Northern Dancer系×2、Hail to Reason系（非SS系。Roberto系など）×2、その他×2で、推測される芝質は「重めの芝（2週前比：少し重くなる・末脚の重要度が少し低くなる）」

　最終週・4週目 土曜現在の中京芝をまとめると、「少し前・内有利（～内外フラット。 マイル以下ではやや前・内有利）の重めの芝で、時計レベルは土曜：稍重・少早↑？」

　明日にかけての天気は、土曜夜から日曜午前まで雨の予報。雨上がりの馬場になりそうで、馬場傾向の想定が難しくなっています。ただ、土曜現在では前・内有利の傾向が回復（特にマイル以下。1週休みだった影響？）しているので、時計の掛かる外伸び馬場になる可能性は低くなったのでは。




---------- 以下、金曜現在の予想 ----------


金曜現在のタイトル「雨で近年の傾向がひっくり返りそう」


高松宮記念はコース形状などから額面のスピードを問う＆上がりだけ掛かる一貫ラップになりやすく、テン～上がりの総合力上位馬の期待値が高い重賞。
　近年傾向が週末の雨でひっくり返りそうなこと、以前の「外伸びの道悪馬場・時計の掛かる決着」ではコース取りの巧さや持続力優位の末脚が重要だったこと...などに注意。（枠順確定前・木曜現在の予想）

　◎ タワーオブロンドン
　○ グランアレグリア（55.0kg）
　▲ ダノンスマッシュ
　△ シヴァージ

買い目はなるべくシンプルに。
馬連：◎○▲△



雨予報が悩ましい #高松宮記念。短距離などの基本に立ち返ってみる。

リピート好走は「本格化前→後」が多い
大型馬の筋力有利
主流血統≒中距離血統は不利
牡牝の斤量差は侮るべからず
短距離ほど距離適性の幅は狭くなる
高松宮記念の1・2着≒上位人気馬
中京芝1200mは同距離で終いの直線が最長



◎ タワーオブロンドン
短評：（高松宮記念2020 予想・外伸びの道悪馬場）
　パワー・底力・持続力に優れる短距離馬～千四巧者？
　評価を一変させた理由は、馬場の急激な悪化が考えられるため。
　週末の中京は3日連続で雨の予報。馬場が急速に悪化し、外伸び傾向が進む可能性があります。内有利の高速馬場では「前後・内外の不利」や「高いレベルでのスピード不足 ≒ 血統の欧州色の強さ」を心配していましたが、外伸びの道悪馬場ではこれがひっくり返ります。芝1200mで最長の直線で伸び伸びと末脚を発揮できそうで、G1馬の実力を素直に評価する必要が出てくるのでは。


○ グランアレグリア（55.0kg）
※ 道悪馬場はマイナス～不安要素も、外伸び傾向が進む状況＝通常より余分な距離を走る馬が多くなる状況はプラス要素。


▲ ダノンスマッシュ
※ 急坂×道悪馬場では評価を少し下げます。


△ シヴァージ☆
短評：（高松宮記念2020 予想）
　全体的なスピードに優れる千四巧者（ダート）？
　ここで狙いたい理由は、雨で外伸び傾向が急激に強まりそうな道悪馬場。
　北九州短距離ステークス2020（＝極端な外伸びかつ末脚の重要度が高い重い芝×極端な前傾ラップ）を後方から極端な大外に出して差し切り。平均的な芝1200m戦であれば不安になったはずの「トップスピード不足」も「前後・内外の不利」も出ない、非常に特殊な馬場状態での優勝でした。高松宮記念でも雨の影響が強ければ、それに近い状況になる可能性があります。
　終いの直線が長くなることで末脚を生かしやすくなり、平坦・OP別定→急坂・G1定量替わりでキレ（＝トップスピードと急加速力）不足が軽減されます。高松宮記念の好走馬に東京ダ1400mを先行して好走した馬（レッドファルクス、ミスターメロディ、スノードラゴン。 未勝利戦2着2回ですがセイウンコウセイも該当）がいること、阪神カップの敗因がキレ・急加速力不足なら道悪馬場で一変が期待できそうなこと（米国型血統が強いと、阪神芝1400m・内と中京芝1200mではミスターメロディのような成績・パフォーマンスに）...なども好意的に見たい要素で、前走までに見せた実力・実績が物足りなくとも穴候補としてマークしたいです。
適性チェック：（最終更新：20'北九州短距離S 56.0kg）
（ツナギチェックなし） 血統はマイル以下向き（？）で、ダート1400m◎？（砂質不問？ 重い芝1200m○？）　先行力：E-（甘め）？ 底力（=ハイペース耐性）：E-？ キレ：F（甘め）？ 持続力：F？　総合力：E-？相当



モズアスコット
短評：（高松宮記念2020 予想）
　底力・持続力に優れる千四巧者～準マイラー（芝・ダート兼用）？
　ここでの不安は、距離の短さ。
　芝での成績はもちろん、東京ダ1400mの位置取りからも中京芝1200mでは距離が短いと思われます（高松宮記念でも好走した馬は東京ダ1400mを先行して好走。 レッドファルクス、ミスターメロディ、スノードラゴン。未勝利戦2着2回ですがセイウンコウセイも該当）。血統的にも母父：Hennessyのスプリント色は弱まっていて、距離短縮での未知数のプラスは望めないのでは。厳しい評価から考えたいです。
適性チェック：（マイナス修正に注意。 最終更新：20'フェブラリーS 57.0kg）
（誤差注）ツナギはやや短い、やや太い、角度普通？標準飛節？　重めの芝のマイル以下向き、血統は短～マイル向き（？）で、軽いダート・重めの芝の1500m前後◎？（マイル▲+？？） 荒れ馬場・道悪▲+？？　先行力：F-？ 底力（=ハイペース耐性）：D-（甘め）？ キレ：E-（甘め）？ 持続力：D-（甘め）？　総合力：D-（甘め）？相当



---------- 以下、水曜の追加要素 ----------


#高松宮記念 と東京ダ1400m。

ダート指向の全体的なスピードと芝指向の末脚のバランスが重要という点で近い条件。レッドファルクス、ミスターメロディ、スノードラゴンは東京ダ1400mを先行して両条件を好走。

週末の雨が強ければ芝・日本型血統を軽視、ダート・米国型血統から狙っても？ #シヴァージ


阪神芝1400m・内はやや急な3角のため急加速力が問われ、良馬場では米国型血統がキレ・急加速力不足を見せることがあります。（好例：ミスターメロディ）


---------- 以下、プレ予想 ----------

プレ予想タイトル「「高速決着時には先行馬でも3着内は上がり33秒台！」」

高松宮記念はコース形状などから額面のスピードを問う＆上がりだけ掛かる一貫ラップになりやすく、テン～上がりの総合力上位馬の期待値が高い重賞。
　高松宮記念2020の傾向と対策、出走予定登録馬を見ていきたいと思います。


◎ダノンスマッシュ、消タワーオブロンドン、○グランアレグリア、ダイアトニック、アイラブテーラー、△ミスターメロディまで追加（3/15 22:13）



結果から考える狙い方「高松宮記念」
[期待値：E-（甘め）？]＝総合力の高さが重要なため、人気馬の期待値が高くなりやすい

　○-：テン～上がりの総合力上位馬
　　　→ 先行力：D-？ 底力（=ハイペース耐性）：D-？ キレ：D-？ 持続力：E（甘め）？（2つ以上）
　　　（期待値は「先行力≧キレ ＞ 持続力」も総合力の高さが重要。
　　　　　→ 芝1200mで最長の直線でも、後方になるほど期待値ダウン
　　　　注目血統：Forty Niner(米)系、米国型Northern Dancer系、Nasrullah系・欧州型除く）

　注：枠順の影響＝真ん中より「内枠有利↑、外枠不利↓」
　　　（高速化・馬場の耐久性アップで影響が強まる）
　注：斤量差の影響＝±やや小さい？
　　　（高速馬場ではトップスピードの重要度に比例して影響度アップ）
少注：3着内馬≒大型馬
　　　（3着内馬≒475kg以上。 高速決着に対応するため筋力が重要？）


　コース形状（向正面の直線を少し上ってすぐ下る、下りながらスパイラルカーブの3角進入、直線での助走区間が短い急坂、芝1200mで最長の直線）などから額面のスピードを問う＆上がりだけ掛かる一貫ラップになりやすく、テン～上がりの総合力上位馬の期待値が高い重賞。
　高速馬場ではトップスピードの限界を見せる馬が多くなること、以前のタフな馬場（道悪馬場×外伸び馬場）ではコース取りの巧さや持続力優位の末脚が重要だったこと...などに注意。



◎ ダノンスマッシュ
短評：（高松宮記念2020 予想）
　総合力に優れる短距離馬？
　ここでの不安は、ありません。
　以前は3着内すら無かった急坂の重賞でもスプリンターズステークス2019 1人気3着（しかも、直線で仕掛け遅れ気味）、オーシャンステークス2020 1人気優勝...と、着順とともにパフォーマンスを上げてきています。このパフォーマンスの上昇・成長曲線は、偉大な父：ロードカナロアに重なるもので、昨年4着からの上昇を強く期待できます。総合力の高さもテン・中盤・上がりの全ての速さが重要になる高松宮記念にピッタリで、ダノンスマッシュ×三浦皇成騎手が人馬ともG1初制覇を達成しても。
適性チェック：（最終更新：20'オーシャンS 56.0kg）
（誤差注）ツナギは長さ普通（脚・胴はやや短い？）、太さ普通、角度普通？飛節不明。　標準的な芝のマイル以下向き、血統は短～マイル向き（？？）で、標準的な芝の1200m◎？（1400m▲↓？） 荒れ馬場▲？？道悪▲-？？（レース内容から）　先行力：E（甘め）？ 底力（=ハイペース耐性）：D-？ キレ：E（甘め）？ 持続力：-（不明）　総合力：D？相当　急坂：○-↑？（少し頭高い）　祖母：Hollywood Wildcat（おじ：War Chant）



消 タワーオブロンドン
短評：（高松宮記念2020 予想）
　パワー・底力・持続力に優れる短距離馬～千四巧者？
　ここでの不安は、高いレベルでのスピード不足 ≒ 血統の欧州色の強さ。
　欧州型の血統通りタフな条件の短距離が合うため、中山→中京替わり（テンの直線が長くなり、高低差が小さくなり、終いの直線が100m以上長くなる）は条件悪化。Bコースの馬場を1週休ませている日程は馬場の高速化を進めるマイナス要素で、母母父：Sadler's Wellsも高速決着ではマイナスになるはず。高速決着時の高松宮記念で欧州色の強い血統の馬が3着内にいないことも不安を強めていて、人気に見合う連対率～3着内率を疑った馬券で攻めたいです。
適性チェック：（叩き良化。 最終更新：20'オーシャンS 58.0kg）
（誤差注）ツナギはやや短い、やや太い、角度普通。直飛節。　重めの芝のマイル以下向き、血統はマイル～中距離向き（？？）で、重めの芝の1300m前後◎？？（1200m・1400m○？？ マイル△↓↓？？） 荒れ馬場・道悪▲+？？　先行力：E-？ 底力（=ハイペース耐性）：C-？？ キレ：E（甘め）？ 持続力：E？？　総合力：C-（甘め）～D↑？相当　おば：エルノヴァ（いとこ：ディーマジェスティ）



○ グランアレグリア（55.0kg）
短評：（高松宮記念2020 予想）
　全体的なスピードに秀でる千四巧者？？
　ここでの不安を強いて挙げるなら、前後・内外の不利。
　これまでのレース内容や血統（父：ディープインパクト×母父：Tapit(米)×母母父：Marlin）・足回りの特徴などから、短距離ではレース前半のスピード不足から前後・内外が不利になる心配があります。しかし、高速決着向きの全体的なスピード（母父：Tapit(米)。母：Tapitsfly [米]＝4歳時に米国芝1600m・G1を2勝）×末脚（父：ディープインパクト）という血統は、中京芝1200m×高速馬場で芝1200m最長の直線でトップスピードの限界を見せる馬が多くなる（≒3着内の先行馬ですら33.5秒前後）中でも末脚を伸ばせる可能性があるもの。牡馬との斤量差もこれを後押しする要素で、相手はダノンスマッシュ1頭なのでは。逆転候補～相手候補筆頭として。
適性チェック：（プラス修正に注意。 最終更新：19'阪神C 54.0kg）
（誤差注）ツナギは長さ普通（胴はやや短い？）、太さ普通、角度普通（蹄はやや寝る）。直飛節気味。　標準的な芝のマイル～中距離向き、血統はマイル～中距離向き（？？）で、標準的な芝の1400m前後◎？（マイル○↓？） 荒れ馬場▲？？道悪▲-？？　ゲート：▲↑？？　先行力：E？ 底力（=ハイペース耐性）：D？ キレ：E-（甘め）？ 持続力：E？　総合力：D？相当　母：Tapitsfly [米]



ダイアトニック
短評：（高松宮記念2020 予想）
　底力・キレに優れる千五巧者？
　ここでの不安は、レース前半のスピード不足≒距離の短さ。
　芝1400m～マイルで全体的なスピードと末脚のバランスの良さを生かしていますが、芝1200m向きのレース前半のスピードを示したレースはありません。高速馬場になればこの不安が強調される上、高いレベルでの末脚のトップスピード不足まで響く心配があります（中京芝1200m×高速馬場では、芝1200m最長の直線であってもトップスピードの限界を見せる馬が多くなる。 3着内の先行馬ですら33.5秒前後！）。ここでは厳しい評価から考えたいです。
適性チェック：（プラス修正に注意。 最終更新：20'阪急杯 56.0kg）
（誤差注）ツナギは長さ普通（前脚やや短い）、太さ普通、角度普通（蹄はやや寝る）。標準飛節？　標準的な芝のマイル以下向き、血統はマイル前後向き（？？）で、標準的な芝の1500m◎？（1400m○？ マイル▲+？ 1200m△？？） 荒れ馬場▲？？道悪▲-？？　先行力：E-（甘め）～F？ 底力（=ハイペース耐性）：D-（甘め）～E？ キレ：E～E（甘め）？ 持続力：-（不明）　総合力：E↑？相当　半兄：レオプライム



アイラブテーラー（55.0kg・前走比+1.0kg／かなり小柄＋軽斤量で複数回優勝）
短評：（高松宮記念2020 予想）
　底力・キレに優れる短距離馬～千四巧者？
　ここでの不安は、筋力不足によるパワー・スピード不足。
　3歳秋以降でも430kg台と短距離馬としては非常に小柄。中京芝1200m×高速決着に対応するためのスピード、長い下り坂から短い助走区間で直結する急坂でのパワー、この2つを支えるための筋力が大きく不足すると思われます。前走比+1.0kgの斤量増もマイナスで、厳しい評価から考えたいです。
適性チェック：（未知数の大きさ＆プラス修正に注意。 最終更新：20'淀短距離S 54.0kg）
（誤差注）ツナギはやや短い、やや細い、角度普通。標準飛節？　軽めの芝の短～マイル向き、血統はマイル～中距離向き（？？）＋気性難で、軽めの芝の1200m～1400m◎？？ 荒れ馬場・道悪▲？？（レース内容から少しだけプラス修正）　先行力：F-？？ 底力（=ハイペース耐性）：E-？？ キレ：E-（甘め）？？ 持続力：F（甘め）？？　総合力：E-？？相当　斤量特注（かなり小柄＋軽斤量で複数回優勝）　平坦：○？？（前脚）　母・半姉・祖母も短距離馬



△ ミスターメロディ
短評：（高松宮記念2020 予想）
　ダート指向の全体的なスピードに優れる千三巧者？
　出走した場合の不安は、芝指向のキレ（＝トップスピードと急加速力）不足。
　血統（父：Scat Daddy×母父：Deputy Minister×母母父：Silent Screen）通りダート指向の全体的なスピードに優れ、それを長い下り坂・スパイラルカーブ→助走区間の短い急坂×高速馬場などで生かせる中京芝1200mは近走より能力を発揮しやすい条件です。しかし、逃げに近い位置取りから早仕掛けをしないと、芝血統の末脚に飲み込まれる心配は残っていて、馬場の高速度、ペース、位置取りに厳しい注文が付きそう。本格化したダノンスマッシュ相手では昨年より厳しいレースになるのでは。出走しても相手候補の1頭として。
適性チェック：（最終更新：19'スプリンターズS 57.0kg）
（誤差注）ツナギは長さ普通（胴はやや短い）、太さ普通、角度普通。直飛節気味？　標準的な芝のマイル前後向き、血統は短～マイル向き（？？）で、重めの芝・軽いダートの1300m前後◎？？（ダ1200m・芝1400m○？？） 荒れ馬場・道悪○？？（レース内容からプラス修正）　ゲート・ダッシュ：▲+？？ 先行力：D-（甘め）～E？ 底力（=ハイペース耐性）：D-？？ キレ：F（甘め）？？ 持続力：E-（甘め）？？　総合力：D-～D-（甘め）？？相当　祖母：Klassy Kim
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