14期 予想歴31年
◎ショウナンラグーン
5着/6人気
○トーホウジャッカル1着/3人
▲ゴールドアクター3着/7人
△ワンアンドオンリー9着/1人
◎⑥ショウナンラグーン
○②トーホウジャッカル
▲⑩ゴールドアクター
△⑮ワンアンドオンリー
△⑭トゥザワールド
神戸新聞杯でワンアンドオンリーは残り1000㍍地点から進出開始、残り600㍍地点手前には既にサトノアラジンに並び掛け、そこから残り200㍍地点まではサトノアラジンとの叩き合い。
サトノアラジンが力尽きたのも束の間、外からのサウンドオブアースの強襲を更に200㍍凌ぎ切ったのである。
特に注目すべき点は、サトノアラジンが力尽きたタイミングから、更に1ハロン厳しい競馬を続けた事。
このレースで露になった事は二つ。
ワンアンドオンリーが約1000㍍脚を使い続けた事、即ち本来なら菊花賞は勝てる物理特性を持っていた事。
そしてもうひとつは、皮肉な事にこのレースでかなり無理をし、疲労とストレスを残してしまった事だ。
今回は疲労ストレスを抱えた状態による出走になる訳で、前走以上のパフォーマンスを期待するはちょっと厳しい。
菊花賞というレースは、昔と違い距離適性を見越して来る馬が多く、道中長い距離を走ったにもかかわらず3コーナー手前の上り坂から最後の攻防が始まり、その攻防が長時間続く過酷なレースである。
事前予想ではショウナンラグーンよりトーホウジャッカルを上位に評価したが、印を入れ替える事にする。
理由は…
ショウナンラグーンが、物理的にも精神的にも菊花賞と天皇賞(春)に特化した『どステイヤー』である事。
もうひとつは、前走は無理せず自分スタイルの競馬を貫き素直に凡走したので、ノンストレス状態である事を評価しての事。
この馬はマニュアル車に例えると、常に4速5速のギアで走っているような馬。
非力なギアなので当然加速効率が悪いという欠点はあるが、一旦スピードに乗りさえすればとことん持続する長所もある。ゴールドシップやヒシミラクルは正にこれと同じ物理特性を持っており、当然の如く菊花賞を勝利した。
何故この物理特性が菊花賞に向くかといえば答は簡単で、勝負どころから下り坂に入る為に非力でも加速出来る事と、勝負が最後の800~1000㍍と非常に長いのでじっくり時間を掛けて追い出せるという事が理由である。
この馬の最たる長所は性格面。闘う意欲は希薄なので、基本は忙しい競馬や揉まれる競馬は苦手。反面アツくなる事なくどっしりと構えて走れ、且つプッツり気持ちがキレる事もないので、道中は消耗を抑る事ができ鞍上の意図したタイミングで余力全て吐き出す事が出来る。
メジロライアン→マンハッタンカフェ→シンボリクリスエス…と代々気の良さと体力を兼ね備えたタイプの種牡馬と配合され、実にステイヤーやしいステイヤーが完成された。
種牡馬としては、ウケが得られないタイプだが、気の悪いタイプの種牡馬の欠点を抑え込む力があるはずなので、ブルードメアサイヤーとしてかなり秀でた種牡馬になってくれるはずだ。
ここを勝って、必ずや種牡馬入りしてもらいたい。
トーホウジャッカルは闘う意欲が強いタイプでチャンピオン戦向きの精神力を持つタイプ、ショウナンラグーンとは性格的に真逆なタイプだ。
前走鞍上の酒井が馬ゴミに入れて競馬をさせたように、厳しい状況の中で競馬をさせた方が良いタイプ。
変に気持ちに余裕を与えてしまうと、レース以外の事を気にし始めて真面目に走らなくなる可能性を持つタイプでもある。
オルフェーブルをイメージしていただくと理解しやすいかも(笑)。
前走不利を受けながらアレほど際どく追い詰めたのは、正にこの馬の集中力と闘争心のなせる業。
菊花賞だけとは言わずに、しばらくG1レースでは注目してみたい。
今回は特に生涯初のG1で、気持ち的に一番高揚するタイミングでもあるので、最高のパフォーマンスに期待したい。
今週の淀の芝コースは洋芝の丈が先週よりも長く設定されています。
間違いなくスタミナ要素は問われて来ると思います。
今回の菊花賞はこの2頭のどちらかだと確信しているので、まずはこの2頭の単勝で馬券を攻めてみたいと思います。
実際購入した馬券
単勝
⑥ 5000円
② 7000円
ワイド
②-⑥ 5000円
⑥-⑩ 2000円
⑥-⑮ 4000円
⑥-⑭ 2000円
馬単
⑥→② 1000円
⑥→⑩ 1000円
⑥→⑮ 2000円
⑥→⑭ 1000円
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