ステイヤーズS2014予想

カタストロフィ
10期 予想歴17年

◎セイクリッドバレー
  9着/8人気

○デスペラード1着/3人
▲モビール15着/11人


 まず馬場だが、改修の影響もあるし9月使っていないので恐らく良い状態ではなかろうかと。秋の福島を変えたエクイターフを導入してくるので、バーチドレンで路面を柔らかくしたという補正も含めてどこまで影響があるか土曜日に見極めたいところ。多分高速状態に近いとは思うのだが、雨がどうか。


 展開はアップルジャックが外枠を引いてしまったのでややこしいかな。内のクリールカイザーは逃げの手も打てるが、目標は置きたいだろうし、様子を見つつ行けるならハナという程度だろう。スズカデヴィアスは前走でハナを切って勝ち切ったがこれをどう考えてくるかで、アップルが行く気ならそれを見ながらの番手で良いかなという感じもあるしこの辺の出方次第だがそんなにペースが上がってくる感じはないかなあと。スローからのロンスパになる可能性が高いと思う。後は馬場次第かな。極端な高速馬場じゃなければ普通にポテンシャルが問われる競馬になると思うが。


◎セイクリッドバレーは常に過小評価だなあという感じの馬。今回も積極的に狙いたい。この馬は元々長距離適性が高いと思っていた馬だし、実際にダイヤモンドSでは序盤こそスローだったが中盤以降は淀みない流れになって12.3 - 12.6 - 12.3 - 11.6 - 11.9 - 12.5とL3最速のポテンシャル勝負になった。この流れで中団の内内を追走しながら3~4角で中目に持ち出して直線を向くと、最速地点では窮屈になりながら内を突きジリジリ、L2で外に持ち出して2列目、L1でそこから一番いい脚でジリジリと差を詰めての2着。勝ち馬がフェイムゲームだし、要所では見劣ったがばてないポテンシャルは長距離でこそという感じ。中山1800mディセンバーSでも坂スタートで前半スローからの11.8 - 11.9 - 12.0 - 11.9 - 11.8 - 11.7とポテンシャル勝負で中団中目から前を向けない状態で直線序盤では少し置かれたがL1で狭いところからしっかりと伸びてきてエアソミュールとの差を詰めてきての2着。普通にポテンシャル勝負ならかなり強い馬だと思っている。中山の3600m戦ならやはり仕掛けもある程度速くなるだろうし向こう正面の下りからになる可能性が高い。そこから12秒前後を連続させる競馬なら普通にここでも好勝負できるはず。


〇デスペラードは恐らく馬場がそこまでタフにはならないだろうという点と、やはりファタモルガーナと比べて体調面の不安材料が少ないという点でこちらをとった。昨年は中弛みがあって12.8 - 12.7 - 13.2 - 12.6 - 11.8 - 12.4と比較的仕掛けが遅い流れになったが、単騎逃げ馬、追いかけるクリールカイザーが4角先頭で刻んだラップでもある。この流れの中で直線序盤から鋭く伸びて突き抜ける競馬。ある程度軽い馬場でトップスピードがそこそこ問われるとこの条件では強い印象。逆にポテンシャル勝負となった一昨年では13.0 - 12.5 - 12.0 - 12.2 - 12.1 - 12.6のラップ推移でファタモルガーナに勝ちに行ってトリック爺さんに内からすくわれたのはともかく、ファタモルガーナを差せなかった。まあポテンシャル勝負でも強いとは思うが、やはり軽い馬場でという競馬の方が良さそうな感じはあるのでこちらを上位に取った。まあこの条件で中団で競馬してくれればまず崩れないだろうと。変に逃げを意識しないでほしいが、この距離なら行けそうでもあるし難しいところではある。


▲モビール
この馬は馬場適性面で面白いかなとみて単穴に指定した。この馬は小倉の2600m戦、高速決着で強い競馬をしてきた馬で、13.0 - 11.9 - 11.6 - 12.1 - 12.3 - 12.3のラップ推移で好位から内ポケットにつけつつも直線入りで上手く捌いて一気に突き抜ける競馬になった。コーナーで減速する中で少しブレーキを踏まされたがそこからはぶっちぎった。レースレベル的には微妙だが、高速馬場でエンジンをかけてから持続させるポテンシャルは面白いものを持っている。それとやはり3走前。開催序盤の札幌でまだ時計が出ていたころ。12.3 - 11.9 - 11.6 - 11.3 - 11.7のラップ推移で千切った勝ち馬は別格だが後方から3~4角で内を通してクリールカイザーを目標にしつつ、最後はジリジリと脚を使って伸びて着ての3着確保。前走も悪くなかったし高速馬場は合うので、エクイターフの中山3600mなら嵌る可能性は高い。鞍上込みで積極策でポジションを取ってくれば怖い存在。


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