ヴィクトリアM2009予想
東京11R ヴィクトリアM

影虎
08期 予想歴15年

◎マイネレーツェル
  17着/12人気

○ウオッカ1着/1人
×カワカミプリンセス
×リトルアマポーラ


雨が降る降ると言いながら、結局レースまで持ちそう。
こういう事象も武豊の生まれながらの勝負運かといつも思う。

本日の東京7R芝1600mでタニノギムレット産駒が13番人気4着。枠順から考えてもウオッカは堅そうですね。

過去3年の結果を見てみると、このレースはまさにサンデーサイレンス系の運動会。馬券圏内どころか掲示板まで範囲を広げて15頭を見てもサンデーサイレンス系を持たないのは僅か2頭。

その1頭が上記のウオッカであり、もう1頭はアグネスラズベリ。

アグネスラズベリの父はエアジハード。

プリンスリーギフト系という一昔前の日本競馬で瞬発力タイプを構築していた系統。

つまりは瞬発力勝負というレースの質には合っているが、一昔前のものである為、もう一押しが効かなかったと見てとった場合、逆にこの系統を持ちつつ、更に瞬発力の面にもう一押し出来る血を持つ馬が可能性を秘めていると考えます。

その馬が③マイネルレーツェル。

父は文句なしにサンデーサイレンス系ステイゴールド。そして母の父はエアジハードの父であるサクラユタカオーです。

この馬は前走より距離延長のレースの場合、8回走って馬券圏内ゼロ且つ全て前走より着差が広がってしまっています。

しかしながら、前走より距離短縮で出走した場合はというと、4回走って3勝3着1回と、なんと馬券圏内パーフェクト!

55キロという斤量が気掛かりな点ですが、川田将雅騎手はこの馬に後方一気という極端な競馬をさせているわけではないですし、枠順からもソコソコの位置に行けるなら行かすのではないかと思います。

牝馬クラシックは全て出走しましたが、実績からはデビューが1200mであったように2000m以上は厳しいように見受けられます。

休養明けというのも1回のレースでエネルギー放出量が大きいステイゴールド産駒ですから寧ろプラス材料と考えます。

オークスでは不利が無ければ、突き抜けていたと一流騎手のコメントですから、もしかしたら距離の面も合わせて東京マイルがベスト条件かもしれない。と、人気も無いので思いこみます。

人気馬の中で評価を下げたいのは⑬リトルアマポーラと⑭カワカミプリンセス。

⑬は斤量55キロを背負うと、途端に一押しが効かない実績。斤量が軽いというのは瞬発力勝負に有利に運びますから、少なくとも前走はスマイルジャックやアブソリュートあたりよりは速い上がりを発揮していても良かったのではと思います。

③と⑬は同じ55キロを背負った桜花賞で0.1秒差。
その時は③は苦手の距離延長ステップでした。

⑬のベストを京都2200mとすると、今回は③が桜花賞より遥かに良いステップで出走しますから、枠順という物理的な側面を加味しても逆転の材料は充分かと思います。それが2番人気ならば、積極的に消し対象。

続いて⑭ですが、近走は横山典弘騎手が必死に残る能力を絞り出しているという騎乗。

前走も溜めに溜めて、33.8という上がりで自己記録は上回れず。もともとがタフなペースが得意な馬で、それも有馬記念では好走出来ずに翳りが見えてきています。

競走馬のピークはそこまで維持出来るものでは無く、年齢の面から⑬より更に危ないと考えます。押し出された3番人気で消し対象。

さて競走馬のピークという面から考えるとウオッカもそのエネルギーが尽きてきていて不思議でない実績です。

ジャパンカップ3着が限界を絞り出している感もあります。

しかしながら、牡馬と渡り合えるというかそれ以上のパフォーマンスを示してきた牝馬のエネルギーが尽きてくると、逆に牝馬限定戦で走るようになってきます。

ウオッカが一時代を築いた名馬である為に、ここは馬場状態も向いていますから好走しなければならないレースでしょう。

馬券は先週の失敗を踏まえまして、③の単勝と複勝。そして③-⑥の馬連1点で勝負します。

③は雨が降れば、当然更にプラス材料。


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