ラジオnikkei賞2015予想
ラジオNIKKEI賞 欧州型要素の内枠の先行馬。

軍神マルス
08期 予想歴17年

◎アンビシャス
  1着/1人気

○ミュゼゴースト2着/4人
▲レアリスタ16着/2人
△ストレンジクォーク7着/9人


★傾向分析★
2010年 タイム 1'47"3 (良) 1FAve=11.92 3FAve=35.77
テン35.5-中盤36.4-上がり35.4 『一貫・中弛み』
1着アロマカフェ・・・マンハッタンカフェ×ハートレイク=サンデーサイレンス×ヌレイエフ 〔7-c〕 6-4
2着クォークスター・・・アグネスタキオン×ヘクタープロテクター=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔4-d〕 15-13
3着レト・・・ザカリヤ×コマンダーインチーフ=ミスプロ×リファール 〔8-c〕 1-1

2011年 東日本大震災のため、中山芝1800mにて代替のため、参考外。

2012年 タイム 1’47”9 (良) 1FAve=11.99 3FAve=35.97
テン35.5-中盤37.2-上がり35.2 『中弛み』
1着ファイナルフォーム・・・ディープインパクト×O’Reilly=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー 〔11-d〕 4-5
2着ヤマニンファラオ・・・ダイワメジャー×Sadler’s Wells=サンデーサイレンス×サドラーズウェルズ 〔1-w〕 2-2
3着オペラダンシング・・・オペラハウス×ダンシングブレーヴ=サドラーズウェルズ×リファール 〔2-n〕 7-7

2013年 タイム 1’47”9 (良) 1FAve=11.99 3FAve=35.97
テン35.8-中盤36.9-上がり35.2 『加速・中弛み』
1着ケイアイチョウサン・・・ステイゴールド×シンボリクリスエス=サンデーサイレンス×ロベルト 〔4-i〕 15-14
2着カシノピカチュウ・・・スタチューオブリバティ×Belong to Me=ストームバード×ダンチヒ 〔4-c〕 10-8
3着アドマイヤドバイ・・・アドマイヤムーン×サンデーサイレンス=フォーティナイナー×サンデーサイレンス 〔1-l〕 6-4

2014年 タイム 1’45”9 (良) 1FAve=11.77 3FAve=35.30
テン34.2-中盤36.3-上がり35.4 『前傾・中弛み』
1着ウインマーレライ・・・マツリダゴッホ×Fusaichi Pegasus=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔14-e〕 2-3
2着クラリティシチー・・・キングカメハメハ×スペシャルウィーク=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔2-f〕 14-9
3着ウインフェニックス・・・スズカフェニックス×アグネスデジタル=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔12〕 7-3

 福島芝1800mの流れは、テンが速く上がりのかかる『前傾』や、中盤も比較的速い流れになりやすく持続型の『一貫』の流れになりやすい。
展開的には不利なのだが、好走馬の多くは4コーナー5番手以内が多く、「ローカルコースの鉄則」が活きやすいものと思われる。

 血統の傾向は、上記の流れからスタミナが問われやすいためか、欧州スタミナ型血統(=凱旋門賞好走血統)が走りやすい傾向。福島の馬場も欧州型のようで、中央開催よりも好走血統の傾向が違うのがポイント(=マイナーな地味目の血統の好走も多い)。
 またスタミナを問われるので菊花賞血統の好走が多く、菊花賞連対馬をだした種牡馬には要注意。また菊花賞好走血統=天皇賞春血統でも良いと思います。
 それから持続型の流れになりやすいことから、ミスプロ系、ノーザンテースト系、プリンスリーギフト系やレッドゴッド系などの大系統ナスルーラ系も好走しやすいように思います。

 ステップの傾向は、前走ダービー組が不振なこと。ダービー出走組はハンデが重いこと、またダービー出走が今までの目標だったことからの疲労が蓄積されていることなどが原因では?と思います。
前走1800mや2000mの条件戦やオープン戦からのステップ組が好走多し。

★予想★
ラジオNIKKEI賞のポイントは、
①コース形態から『前傾』や『一貫』といったテンの速い流れになりやすい。しかし3歳戦ということもあり『中弛み』も複合しやすい。
②「ローカルコースの鉄則」が当てはまりやすく、4コーナー5番手以内に位置した馬の好走が多い。
③欧州スタミナ型血統が好走しやすい。大系統ノーザンダンサー系(=リファール系、サドラーズウェルズ系、ニジンスキー系など)、ロベルト系、グレイソヴリン系などに注目。
④近走条件戦好走のハンデが軽めの勢いのある馬。ハンデの重い実績馬は割引すべし。
⑤中山芝コース好走実績はプラス要因。
⑥基本は内枠の先行馬。
⑦福島芝1800m好走実績にも注目。芝1800m実績が良い馬、福島芝コース好走実績がある馬にも注意。


◎アンビシャス・・・ディープインパクト×エルコンドルパサー=サンデーサイレンス×キングマンボ 〔16-a〕
 前走プリンシパルS1着(=東京芝2000m)。福島芝コースは初で、芝1800m戦は(0-0-2-0)。近走は共同通信杯3着(=東京芝1800m:0.3秒差)→毎日杯3着(=阪神芝1800m:0.1秒差)→プリンシパルS1着と重賞やオープン戦で善戦している馬で、能力は高い。ダービーへは出走せず、消耗度合は少ないと考えて、また内枠の先行馬として好走の可能性は高いと考えて、堅軸と考えて評価する。
 ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父エルコンドルパサーはミスプロ系だが、格の高いレースで究極のスピード競馬(=レコード決着)になるほど凄味をきかすキングマンボ系。脅威の成長力と高齢まで衰えない息の長さを持つ。総じてスタミナ、パワーに優れ、芝なら小回りに強く、瞬発力勝負よりも、上がりの速くない展開やコースで本領を発揮する。
 No.〔16〕の牝系は、早い時期から走るのだが3歳春以降に成長を始め、距離が延びて本領発揮が多いステイヤー特性を持つ牝系。叩き良化型も多い。分枝記号aは、気性的に素直なタイプが多く、また父親よりもスケールが小さくなる傾向。

○ミュゼゴースト・・・バゴ×リアルシャダイ=レッドゴッド×ロベルト 〔2-f〕
 前走白百合S3着(=京都芝1800m:0.1秒差)。福島芝コースは初で、芝1800m戦は(0-0-1-1)。福島芝コースは初だが、小回り急坂コースの中山芝コースでは(1-1-2-0)と好走も多く、コース適性は高いと考えて好走に期待して評価する。やや外目の枠だが先行できる馬だし、血統的には欧州型の要素の強い馬にて、馬場的にも嵌る馬と考えて期待する。
 バゴ産駒はレッドゴッド系で、凱旋門賞好走を好走した欧州スタミナ型の芝向き中長距離血統。同系にスウェイン産駒がいるが、スウェインほど重厚ではない様子。ただこの系統は、総じてスローの上がり勝負よりも、平均して脚を使うような厳しい流れでこそ持ち味が活きる。距離延長で中長距離の大レースに強い特性もある。未勝利戦勝ちに手間取るも、勝ち上がり格上挑戦で通じるような相手強化は望むところ。また勝ち鞍が多いのは芝1800mとD1400m。母父リアルシャダイはロベルト系で、多少のジリっぽさがあるものの消耗戦となれば一気に台頭するステイヤー血統。
 No.〔2〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。古馬での成長力も豊富。直線の長いコースでの末脚勝負に強い。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面、叩いて一変が少ないタイプ。前走好走だと調子は維持と考えて好走が期待できる。また不器用だが、決め手鋭く瞬発力勝負に強い特性がある。

▲レアリスタ・・・ステイゴールド×Meadowlake=サンデーサイレンス×セントサイモン 〔3-l〕
 前走500万条件戦1着(=東京芝1800m)。福島芝コースは初で、芝1800m戦は(1-0-0-0)。全2戦とも東京芝コースで速い上がりで好走している馬だが、小回りコースも得意なステイゴールド産駒だし、福島芝コースもこなせると考えて好走に期待して評価する。
 ステイゴールド産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系。ステイゴールドは母父ディクタスの特性がでていて、サンデーサイレンスというよりはサッカーボーイに近い特徴があり、夏~秋にかけてよく軌道に乗ることが多い。ディクタスのスタミナ型の特性とまた強敵相手に食い下がる勝負根性は、ステイゴールド産駒の持ち味。1戦燃焼型のタイプも多く、惨敗後から涼しく巻き返す能力も高い。断然人気よりも穴で狙いたいタイプで、人気馬よりもその人気馬をマークする立場の方が好走しやすい。母父Meadowlakeはセントサイモン系で、ダート向きの短中距離血統。2歳から走る馬もいれば古馬になり頭角を現す馬もいて、成長度は個々の馬によって異なるが、そこそこのスタミナは持ち合わせ、中距離も守備範囲になる。ただし芝で通用するのは若いうちだけで、次第にダートよりになる。
 No.〔3〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。直線の長いコースでの末脚勝負にも強く、東京や京都芝コースでの好走も多い。分枝記号lは、クラシックで特注の記号で、能力が高くトップクラスのポテンシャルを秘めていて、成長力も豊富。

△ストレンジクォーク・・・メイショウサムソン×アグネスタキオン=サドラーズウェルズ×サンデーサイレンス 〔2-f〕
 前走青葉賞10着(-東京芝2400m:0.9秒差)。福島芝コースは初で、芝1800m戦は(0-0-0-1)。福島芝コースは初だが、急坂小回りの中山芝コースで(2-0-0-1)と好走しているし、血統的にも福島芝コースに合う欧州型血統のメイショウサムソン産駒で、馬場適性は高いと考える。内枠の先行馬として好走に期待する。
 メイショウサムソン産駒はサドラーズウェルズ系で、2歳戦向きの仕上がりの早さはなく、3歳になりジワジワと力をつけて、使いながら良化していく晩成型のステイヤー血統。道悪や洋芝、タフな競馬はもちろんプラス要因になる。芝1800m~2500mで時計の早くない馬場や、ダート1600m~2000mが適距離となる。牡馬よりも牝馬の方が軽さがある。母父アグネスタキオンは、スピード型サンデーサイレンス系で、前走0.5秒差以内で5着以内だと好走しやすい特性を持ち、サンデーサイレンスの瞬発力を最も活かしやすい。基本的に人気馬や好調馬を素直に評価すべき順張り血統。高速馬場や瞬発力が得意で、スタミナ豊富とは言えないが芝2200mや2500mの重賞成績も悪くなく、華やかで完成の高いクラシック型。
 No.〔2〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。古馬での成長力も豊富。直線の長いコースでの末脚勝負に強い。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面、叩いて一変が少ないタイプ。前走好走だと調子は維持と考えて好走が期待できる。また不器用だが、決め手鋭く瞬発力勝負に強い特性がある。


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