ジュライS2009予想
クラスの壁ではない

KUROSHIMA
08期 予想歴14年

◎シャイナムスメ
  10着/6人気


 シャイナムスメの全4勝の内訳は、芝1000、芝1200、芝1400、芝1600で各1勝ずつ。距離に関しては割と幅広い適応力を見せているが、その器用さの裏返しなのか、末脚の持続力という点でちょっと物足りない印象は拭えない。特定の距離で勝ち星を集められないのも、脚が長続きしないため、時計面や相手関係に依存しやすい傾向があるからとも解釈できそうだ。

 ただ、使える脚は短めといっても、軽快なスピードや一瞬の切れ味がこのクラスで通用しないとはむしろ全く思えない。準オープンへ昇級した後は掲示板がやっとの現状だが、この馬の脚質に適ったレースを使っていないのもほぼ事実。そこからすると、前走の阪神外回り芝1600などは、急坂然り、長い直線然りで、この馬にとって苦しい条件が揃い過ぎていた。今回は昨夏で連対を果たした阪神内回り芝1400、昇級後でこの馬にとり最も追い風と思われる競走条件、一変に期待する。


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ジュライS2009回顧
割と人気で負けた馬の取り扱い

KUROSHIMA
08期 予想歴14年

次走危険:トーセンイマジゲン
次走危険:ボストンオー


 やや思い切って狙い過ぎたかもしれないが、◎シャイナムスメは10着と大失速。見せ場も全くないようでは得意な夏競馬を迎えてもガラリ一変は完全に期待薄。小倉でパンパンの良馬場をもってしてもどうか。もう少し長い目で見るしかないようだ。

 勝ち時計が1.20.3は平均以上のなかなか好タイムと思われるが、時計面や展開から次走ちょっと危うい感じなのが、比較的上位人気で敗れたトーセンイマジゲンとボストンオーの2頭。

 トーセンイマジゲン、末脚が切れるのは良馬場が前提だが、過去の成績からは、一口に良馬場と言っても高速馬場よりはむしろ平均的なくらいの馬場でより高い安定感を発揮している印象。また、これまで上がりのかかる展開への出走自体が多く、スローからの上がり勝負では良くも悪くも未知数な面が残る。

 今回7着と敗れたのも、持ち時計と上がり3Fの速い競馬への対応で劣り、多少パフォーマンスを落としてしまったという可能性も。休み明けという表面上の理由だけが敗因ではないだろう。そう人気を落とすタイプではないが、次走は人気と条件をよく見て判断したい1頭。

 ボストンオーも心斎橋Sの勝ちタイムと今回を単純に比較して、時計面でどうも限界を抱えているようだ。大崩れするタイプではないが、もう少し上がりのかかる決着がむしろ歓迎。夏競馬では前半戦よりは後半戦に向きそうなタイプに映り、次走で即反撃はあまり期待できそうにない。


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