京都記念2016予想

カタストロフィ
10期 予想歴19年

◎ヤマカツエース
  5着/2人気

○サトノクラウン1着/6人
▲トーセンレーヴ9着/8人


 京都記念の予想の前にまず馬場から。土曜の段階ではある程度高速状態に近いところにあったと思うが、メイン前ぐらいからはもう明らかに雨が降っていた。午後6時ぐらいからかなり降っているようで20mm以上の雨が降っていると考えると重馬場になる可能性が高いなと。不良まで行くかはちょっとわからんけど、メインレースまでには重~稍重で回復傾向とは思う。とはいえ流石に20mmとなると結構な雨量なので馬場への影響は避けられないところかなと。タフな馬場を想定しておきたいし、このメンバーだと平均と想定して61-13-60ぐらい出ればいい方かな。60秒通過だとハイ気味になりそう。まあ土曜はそれなりには速い時計も出ていたけど、これだけ雨が降ってしまうと。


 そのうえで展開。積極的な逃げ馬がスズカデヴィアスしかいない。これが外枠から先行策、ワンアンドオンリーがある程度前で競馬をするという感覚だがそれでも逃げの手はないかなとみてスズカを行かせての番手を狙いそう。他にもトラストワンやミュゼゴースト辺りも外からというところだろう。内からはある程度前目を取ってしまいたいヤマカツ、アドマイヤデウスがいてこの2頭がポケット争い、外のスズカを行かせて2~3列目を意識。ペース自体はそこまでは上がってこないとは思うが、それでも62秒ぐらいなら極端なスローバランスというほどでもなさそうだし、ワンアンドオンリーが今回は早めの競馬を意識しているということもあるので、3角からの競馬になるようなら今の馬場ならコーナー最速ポテンシャル戦になる可能性が高くなるかなと。ひとまずタフな馬場適性とポテンシャルを最重要視、そのうえで基礎スピードの幅を持った馬が理想。ややスロー前後でのポテンシャル戦を想定だ。


◎ヤマカツエースはやはり馬場適性とポテンシャル戦では現役でも最上位の一頭に入ってくるというところを取った。札幌記念ではディサイファ含めコーナーでは内を通した馬が上位を独占した中で中団外々から終始苦しい展開の中でもしぶとく伸びを見せてラストインパクトには先着した。ポテンシャル戦としてはハイレベルだったと思うし、58.9-60.1と基礎スピードもかなり高いレベルで要求された中で脚を引き出せたのは大きい。重馬場に関しては福島記念で高いパフォーマンスを見せたし、同じようにかなりのハイペースで基礎スピードの幅を求められつつも、L2で再加速する流れにミトラとともにしっかりと加速してマッチレースに持ち込んでL1でねじ伏せている。トップスピード戦も前走の中山金杯で前を向ければ対応できることを証明した。この辺からも現時点での充実度をとってもここから入るべきだなと割とすぐに決まった。枠が内でアドマイヤデウスとのポジション争いがカギだが、余程各馬が飛ばすイメージでも持たない限りそこまでのハイペースにはならんと思うし2200でオーバーペースに巻き込まれる可能性はこの馬の基礎スピードを考えれば限りなく低いだろう。3列目の内ポケットぐらいで3~4角もきっちり立ち回れそうだし、むしろ内に拘り過ぎずに適時進路確保を優先して出し切ってほしい。ポテンシャル戦なら素直に最上位だろうと思う。


〇サトノクラウンはヤマカツエースの上を行く可能性を秘めているが、追切も2段階ぐらい良化している印象でもまだ完璧ではないかなという点で対抗どまりにした。この馬はダービーも皐月賞も脚そのものは引き出せているので、特にダービーでは58.8-59.4とややハイ気味の平均ペースの中で溜めに溜めたとはいえL1までしっかりと脚を使って伸びてきている。この辺からも多少厳しい流れになるのは問題ない。それにこの馬は弥生賞の内容が良く、中山2000で稍重、時計が掛かっていた中で61.3-60.5とややスロー程度の中からの12.7 - 12.0 - 12.1 - 12.1 - 11.9 - 12.4とポテンシャル戦で中団中目からブライトエンブレムの仕掛けに合わせて早めに動いてL1まで決定的に寄せ付けずの完勝だった。ある程度のペースからのポテンシャル戦で前半のポジションやポテンシャル面でブライトエンブレムを完封できたのは大きい。個人的には極端なトップスピード戦だとダービーみたいに前を向いてもL2の最速地点でのキレではドゥラメンテに見劣っているし、最後まで長く脚を使ってくるTS持続、ポテンシャルの良さを引き出した方がいいだろうと。その点でしっかりと流れに沿って積極的に競馬をしてくれるミルコなら脚を出し切る競馬がしやすいだろう。加えて言えばやっぱり雨が降ってくれたのは大きい。天皇賞秋は状態が明らかに悪かったし、立て直してこのメンバー構成なら復活可能。


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この馬は前走は窮屈になって出負けして後方からの競馬になったが、そこから12.6 - 12.0 - 11.9 - 11.5 - 11.3 - 12.2とL2最速のTS持続戦の中で後方馬群を立ち回りながらしぶとく伸びてきてL1まで差を詰めての6着。内容的にも着順的にも今回出てくる同レース組の中では最上位の評価をしたい競馬だった。特に後半の要素は2500の距離で出遅れても十分対応できたというのは大きい。それに不良まで行くと微妙だが、この馬は重賞を勝った時も少し荒れ始めた府中の1800だったわけだし、これまでも少し渋った馬場で良さが出てきた。2200での平均的な競馬が噛み合えばというところ。2走前のレースレベルを考えてもここは通用していいと思う。ただ、やはり連闘明けになるわけでそこからの再調整という点で不安は当然ある。その辺りだけ。追切を見ると悪くない反応だったし、人気も実力の割にはなかなか上がってこないのも狙ううえでは好都合。不安の多い今回のメンバー構成なら気にせず狙ってみたい。


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