ヴィクトリアM2016予想

ローカリスト
13期 予想歴9年

◎スマートレイアー
  4着/3人気

○ウインプリメーラ11着/10人
▲カフェブリリアント15着/14人
△シュンドルボン9着/12人


本命の前に3着馬から考えたいと思います。
このレースは3着馬の傾向が偏っており、3着になりそうな馬を基準に展開を考慮し、1,2着馬を検討するという曲がった予想方法です。

過去8年分の3着馬は下記の通り(★は人気薄)。

■3着馬(枠・脚質)
 2015年:ミナレット(8枠/逃げ)★
  中2週でトラック1本。
  南Wコースで4F馬也追いとGI前とは思えない軽めの調教。

 2014年:ストレイトガール(1枠/中団差し)
  中6週で坂路2本トラック4本。
  2週前からCWコース追いのみで、1週前で負荷をかけ当週はサッと。

 2013年:マイネイサベル(1枠/番手先行)★
  中2週でトラック2本。
  南Wコースで1週前に負荷をかけ当週は馬也で。

 2012年:マルセリーナ(1枠/後方差し)
  中4週でトラック5本。
  水曜追いきりは2週続けて強めにビッシリ。

 2011年:レディアルバローザ(2枠/先団先行)
  中5週で坂路6本トラック3本。
  ただし2週前から見ると坂路1本トラック3本とトラック寄り。
  トラックではいずれも馬也で素軽い動きを見せていた。

 2010年:ニシノブルームーン(5枠/後方差し)
  坂路追い。1着はトラック追いのブエナビスタ。

 2009年;ショウナンラノビア(1枠/逃げ) ★
  中2週でトラック2本。
  いずれも馬也だが馬場の9分どころを6Fずつ。

 2008年:ブルーメンブラット(1枠/追い込み)
  坂路主体の併用調教。


まず圧倒的に「内枠」が絡んでいます。
1枠が5回、2枠・5枠・8枠が1回ずつ。
ただし人気薄が絡むとすれば前につけることが重要なポイントです。

また、過去8回中6回が「レース2週前からトラック主体に追われた馬」となっています。
切れ味勝負の牝馬戦でのトラック追いは、人気薄の先行馬が粘りこみを期待できる調教メニューです。

完全にデータブレイクの2010年は、事故の一言で片づけたいと思います。


今回3着候補として探している「2週前からトラック主体で追われている馬」は7頭が該当します。

・ウキヨノカゼ
 5月に入ってから全て南Wコース追い。
 クイーンCの競馬ができればいいのだが、近走の出遅れ癖が痛い。

・ウリウリ
 5月はトラック2本、坂路1本。
 京都牝馬Sでマイル重賞勝ちはあるが、差し競馬。
 最終追いきりは芝コースで、動きから33秒台前半の脚は期待できるが届くのか疑問。

▲カフェブリリアント
 5月はトラック3本、坂路1本。
 スロー専用馬で位置は問わず競馬ができるのは魅力。
 最終追いきりは馬場の回復を待って1日ずらしたものと思われる。
 鞍上もここまでGI3連続3着で…。

△シュンドルボン
 3月末より一貫してトラック追い。
 一杯追いは先週の馬場がいい時に済ませており、今週は重馬場を馬也で。
 こちらもスローであれば粘りこみが図れるが外枠で割引。

・マジックタイム
 5月にトラック3本。
 動きは悪くないように見えるが、本数が足りないか。

・メイショウマンボ
 5月は坂路1本、トラック2本。
 珍しく併せ馬でも遅れており、強調材料は特に。
 フットワークもバラバラに見える。

△ルージュバック
 トラック2本だが前走からの追い切りはこの2本だけ。
 明らかに本数が足りてないが、これはいつも通り。
 牧場のほうでしっかり乗り込んできてると思われる。
 1600は少し忙しい印象を受けるが果たして。


前に行ける馬が内枠に入らなかったのが痛いところですが、内枠のメンバー的にカフェブリリアントは好位での競馬が期待できます。
そこで、今回はカフェブリリアントを3着として考えたいと思います。

土曜の東京マイル戦を見た限りだととにかく前が止まらない。
今回は前に行く馬がスマートレイアーくらいしかいませんので、同展開になるのではと考えています。
自分のペースで逃げたら強いスマートレイアーを本命とします。

そして上手くスマートレイアーの後ろ、2,3番手でつけられればカフェブリリアントがそのまま粘り切れると見ます。

この2頭を基準に、以下の3連単で勝負。
スマートレイアー→総流し(※)→カフェブリリアント
※メイショウマンボ除く


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