宝塚記念2016予想
宝塚記念はシュバルグランから・・

下彦
15期 予想歴30年

◎シュヴァルグラン
  9着/5人気

○アンビシャス16着/3人
▲フェイムゲーム17着/12人
△マリアライト1着/8人


降雨状況による馬場への影響は確定的でしょうし、キタサンブラックがペースを作れば、馬場状況にもよりますが、結果スローの緩み幅の少ないラップを刻んでくるでしょうから、コース形状的にもスローからのトップスピード戦ということは考えずらいので、持続力・ロンスパ・消耗戦を念頭に置きたいところです。

血統傾向ではステイゴールド産駒が一目瞭然・・に目立って走っているわけですが、それはソコソコのスピードとパワー、ステイヤー資質を問われているということになると思います。
過去10年間の1~3着馬計30頭の5代内血統表から「父・父母父・母父・母母父・母4代・5代」の出現頻度をカウントすると・・・
1位  ノーザンテースト  12回
2位  ディクタス      7回
3位  トニービン      6回
4位  ディープインパクト  5回
4位  ステイゴールド    5回

ノーザンテーストといえば今現在直系サイアーはいないと思いますが、父母方、母方に入って競争資質を高める役割を果たしていて、頑健・丈夫な体、疲れにくい体質、粘り強く成長力旺盛等良い点があると思います。サンデー同様母方の血の良いところを引き出すと言われてますので重宝ですね。
サンデーサイレンス以前のメジャー血統とはいえ出現頻度が圧倒的で、これでも父4代にあるものはカウントしてないので、それらも入れると、10年間で馬券になった半数がノーザンテーストを持っていたということになります。
因みに昨年でいうと、1着ラブリーデイの母5代、3着ショウナンパンドラの母4代にそれぞれありました。
今年の出走馬で該当するのは・・・キタサンブラックが母4代に、ドゥラメンテが母4代に、ヒットザターゲットが母4代に、フェイムゲームが母4代にそれぞれありますね。
特にドゥラメンテは(母母父トニービン)、フェイムゲームは(父母父トニービン、母母父ディクタス)と併せ持っていますがどうでしょうか。(ディクタスはステイゴールドでいうと母父にあたるハンプトン系のステイヤー血統です)。

◎シュバルグラン
阪神内回(1-1-1-0)と安定しているだけでなく強さも感じられます。特に阪神大賞典では3角過ぎから外をまわし、4角で楽に前に取り付いて後は離すだけの圧巻の強さ。ここでは随一の長く良い脚を繰り出せる能力があり、道悪適正、パワーもありそうなのでここは走ると思われます。

〇アンビシャス
この馬も、福島小回や前走での勝ちを見る限りは適正はあると思いますし、トップスピード戦でもいけますが、ペースは流れたほうがより強さを発揮できるのかなと思います。

▲フェイムゲーム
馬齢で消そうと思いましたが、調子自体は悪くないようで、父方にサンデー・トニービン、母方にノーザンテーストがあるのでハイペリオン色強い成長力血統ということを考えれば、まだ良くなるということもあるわけで・・
前走天皇賞でもキタサンブラックのコントロール下のレースで4角最後方付近、しかも大きく外に振られ絶望的な位置から追い込んでの勝ち馬から0.5秒差8着は、器用さは無いけど強いというべきでしょう。
土曜日のレースをみていますと、緩んだ馬場でのダイワメジャー、ステイゴールド産駒(ノーザンテースト内包)達はよく走りますし開催場問わず走ってます。
当馬も母4代にありますし、母父アレミロード(リボー系)も胆力を問われて力を発揮、母母父ディクタス(ハンプトン系)は好走頻度2位のステイヤー、スタミナ血統です。
流れても、スローからの早仕掛け・ロンスパ戦移行でも、消耗戦ぎみに推移すると思われ、当馬のゴール前強襲がみられるかどうか・・

△マリアライト
堅実な馬ですね。16戦して着外は1回だけで3着以内率75%。阪神内回は(0-1-0-0)、マーメイドSでシャトーブランシュにスローからのスピード戦で差されての2着で適正外のレース。牝馬ではありますがスタミナやパワー、胆力を問われたほうが良いタイプですし、父は違えどクリソライト同様タフなレースで浮上する底力があると思います。
父ディープインパクト、母父エルコンドルパサーはアンビシャスに同じ、母母父リヴァーマン、母4代にリボー。

その他
△ラストインパクト
阪神内回(0-2-1-0)と相性は悪くなく、コース的にも、そうは緩まず上りがかかりそうな展開ペース的にもここは狙い頃だとは思いますが、馬場状況で多少引っかかりますね。
母方にティンバーカントリー(ミスプロ系のスタミナパワー型)、パシフィカス(ノーザンダンサーにダマスカス肌の名牝)がいるのでやれるとは思いますが。

△サトノクラウン
弥生賞、京都記念を見る限り、道悪・消耗戦は寧ろ得意とするところですが、果たして積極的に動いて力を出し切ることができるかどうか・・だと思います。

△ドゥラメンテ
フェイムゲームを拾ってこちらを下げた格好となりました。
馬場と早仕掛けになった場合の末の不安は少しあります。

△キタサンブラック
ステイゴールド産駒と同様ブラックタイド産駒も道悪でパフォーマンスを上げている事実がありますので、前からいく当馬も4角で後続を離していく・・なんてこともないことはないわけで。しかしながら印はまわらずです。


tipmonaとは?

最新記事一覧

次の予想をみる >