京都大賞典2016予想
キタサンの死角を突く大外一気

Apollo
09期 予想歴13年

◎ラブリーデイ
  3着/2人気


どんなに好走を続けても人気の中心になることがなかったキタサンブラックが、ついに1番人気になりそう。

スピード・スタミナ・パワー・根性の揃った先行脚質の馬に鞍上武豊ですから、確かに安定感・安心感は抜群。

ただし、唯一欠けているのが「キレ」。

前駆の勝った、「のっしのっし」と加速するタイプ。天皇賞春では、格下カレンミロティックに一瞬前に出られる場面もありました。

更に気性的にズブいというか、ソラを使うというか、「他の馬に来られないと加速しない」ところがある馬で、大きな実力差があっても勝つときは少差で地味。だから人気もしない。それがキタサンブラックという馬。


ヤマカツライデン鞍上の池添騎手は元々スローで逃げるタイプですし、まして遥か格下の馬。

ライデン自身はスローに落とさない方が良い馬だと思いますが、GⅠ馬が相手ならスローの方がチャンスが多いと考えるのは騎手としては自然ですし、ハイペースで逃げることはしないはず(ただし、ロングスパートにはするかもしれません)。


キタサンブラック&武豊にとっても、ここは叩き台。競馬ブックの馬体写真を見ても、余裕残しは明らかです。

本気で勝ちに行くなら、途中で競りかけてロングスパート。または自分でハナを切って、平均ペースの地力勝負にするでしょうが、GⅠに向けてダメージを残さないよう、ソフトにゆったり…ライデンのスロー逃げにもお付き合いして…という感じでレースを進める可能性は高いと考えています。


キタサンが勝ちに拘らないなら、チャンスあり。


本命はラブリーデイ。

母父ダンスインザダーク、母母父トニービンのいずれも京都向きで、3角下りからジワっと加速する流れは大歓迎な血統。距離の合わない春天を除けば2戦2勝ですし、やはりベストコースは京都でしょう。

昨年のこのレースで上がり32.3を記録したように、直線平坦の方が切れる脚を使えます。

キタサンに頑張られないよう、馬体を併せず外からズバッと!抜くような競馬をすれば、復活の勝利を見せられるはずです。


単勝一本。


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