きさらぎ賞2017予想

カタストロフィ
10期 予想歴20年

◎スズカメジャー

○ダンビュライト3着/2人
△サトノアーサー2着/1人


 きさらぎ賞の予想の前に、まずは馬場の雑感。雨も残っていたようで土曜を見ていると先週より重かった気はする。標準ぐらいの馬場から明日の雨で少し時計が掛かる方向で考えた方が良いかもしれないと。


 展開予想だがひとまずタガノアシュラと岩田がハナを主張するだろう。これを見ながらプラチナヴォイスが番手外を狙ってくる。その外からアメリカズカップ辺りもいって2列目外。内の先行馬が不在でサトノアーサーも恐らく下げ切って後方から、マテラレックスがどこまで前につけるか、スズカメジャーは恐らく前のアメリカズカップの後ろぐらいで壁を作って折り合いを意識だろう。岩田の逃げに雨の影響もあるので恐らく岩田だと緩めるイメージで入っていくと思うしペースは遅くなる。後は馬場との比較で後半がどこまで伸びるかでバランスは決まってくると思うが、個人的には49-48ぐらいのバランスでは見ておきたい。最序盤はともかく3角手前ぐらいで13秒台ぐらいには入ってくる。この辺りギアを落としてコントロールできるタイプが良いのと、ドスローでも極端なトップスピード戦になるかどうかもちょっと読めないところはあると。色々と考えて予想する必要はありそうだけど、基本は中弛みで取り付いてこれるので追込み馬でも問題ない。ただ馬場が重くなるとトップスピード特化型は基本的には不安視しておく必要はあると思う。



◎スズカメジャー

 何故かここだけ消えてた;すみません。まずこの馬の場合ペースが速くなった時の不安、馬場が悪化していいタイプかどうかってのは未知数。だけど、魅力という点で見た時にサトノアーサーに対して十分チャンスはあるかなと。前走の新馬戦は京都芝内2000m戦で良馬場、12.6 - 13.0 - 12.5 - 12.2 - 11.8 - 11.3とL1最速という中で2列目ポケットで我慢しながら直線ラスト1Fだけでグンと反応して切れた。最速推定で11.1の脚を使えているし、底を見せずの完勝だった。あのペースでああやって差し切れるようにギアチェンジ面の性能の高さとトップスピードの質の高さは間違いのないところだろうと。ダイワメジャー産駒なのでU字の方が合うだろうというのと、道悪も血統的にはマイナスには左右しなさそうなダイワメジャー×スプリングサンダー(父クロフネ)。ペースが上がってどうかというのはやはりサトノアーサー同様に不安ではあるんだけど、素材として魅力があるなと思っていたので素直に本命視した。


〇ダンビュライト

 雨の影響と土曜の馬場を考えて少しスライドした予想となった。先週ぐらい軽い馬場での競馬だとダンビュライトも連下想定だったけど、土曜の馬場と明日の雨を考えると浮上させていいだろうと。前走の朝日杯で崩れた要因を色々と考えてもやっぱり前半ちょっと出していって結果スムーズさを欠く競馬になっての折り合いを欠いたという内容。ペース自体は48.3-47.1とスローバランスだけど、ラップ推移でみると11.6 - 12.7 - 12.3 - 11.5 - 11.2 - 12.1と中弛み顕著で3Fで見れば35.6とハロン12を切っている中で出していって流れに乗った。サウジアラビアRCの場合は中間で息を入れられているし後方から取り付く形になったのと時計も1秒近く違う馬場だったわけで稍重でも軽めだった。ゆったり入ってスローバランスでというのが恐らく理想だろうと思う。そのサウジ戦ではこの馬は無理せず実質スローの流れで11.8 - 12.7 - 12.4 - 11.7 - 11.1 - 11.6と中弛みからの3F戦、後方外から取り付きながら直線でしっかりと反応していたがL2の最速地点で外からブレスジャーニーにスパッと切れられる形になった。それでも高いレベルで3着以下を離してきたし、少なくともクライムメジャー比較で測ればサトノアレスのベゴニア賞と匹敵するレベルのはず。パワー型のタイプではあると思うので道悪は歓迎できるし、無理をしなければある程度流れてもやれる。この辺を考えれば中弛みから動ける、馬場やこれまでの相手関係も含めて一番信頼できるかなと。





△サトノアーサー

 まあハッキリと不安があってやっぱり偏差の大きい競馬の方が良いんじゃないかなと思う。新馬戦ではスズカフロンティアが思った以上にポテンシャル戦で強いという可能性はあるが何とかL1差し込んで並んでの同着。65.3-59.5とハロン13も切っていない超々スローからの13.1 - 12.3 - 11.8 - 11.8 - 12.0 - 11.8 - 12.1とスローロンスパ。4角での動きの微妙さもあった。まあポテンシャル戦でスズカが強い可能性はあると思うしこの評価は今のところ置いておくとしても、やはりシクラメン賞の鬼脚も51.8-45.5と超超スローでの13.5 - 12.0 - 11.4 - 10.8 - 11.3と3F勝負。後方外からL2でジリジリ、L1でグンと伸びて突き抜けたところからもTS持続の非凡さは間違いない。ただここもハロン13前後で非常に遅いのは間違いないし、その中で究極的にトップスピードを維持してきた。質的にもなかなかのレベルで、アンセムが新馬で凄い競馬をしていてそれをこの競馬で勝ち切ったんだからこういう競馬ができれば最上位は疑う余地もない。後は馬場次第。先週の馬場で正直少し渋ったぐらいならと思ったけど、土曜の段階で少し時計が掛かっていた、日曜は更に雨があると考えると極端なトップスピード勝負になるかは疑問がある。し、スロー想定と言ってもせいぜい49秒前後の入り方だろう。シクラメン賞ですら入りは51.8、しかも自身の位置だと相当遅く、少なくとも3秒近く縮めてくる必要が出てくる。良馬場で軽い状況ならともかく、馬場が重くて後半が出なくなりペースバランスも引き上げられて、となると前走の上がりを丸々信用するのは少し不安があると。しかも反応速度に関してはここ2走どちらも坂のくだりがある阪神でイマイチだった。ギアチェンジを持っていてかつ前目で受けられそうなスズカメジャーを上位に取ったのはその辺もある。雨自体は前走も少し降っていたので問題ないと思うけど、きさらぎ賞と言えども明確に渋るとあそこまで極端な上がり勝負にはならんだろうからね。その辺りをクリアできる可能性ももちろんあるけど、馬券としてはそこは考える必要があるし連下で裏馬券を狙うのが妥当かなと。良馬場なら本命、対抗のどちらかだったけどね。雨がどの程度か分からないから扱いが難しい。インパクトとしてもサトノダイヤモンドの500万下ほどではなかったからね。


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