スプリングS2017予想
マイル適性に注目

夏影
14期 予想歴34年

◎モンドキャンノ
  10着/4人気

○アウトライアーズ2着/2人
▲ウインブライト1着/5人
△エトルディーニュ6着/8人


このスプリングSは、2013年のロゴタイプや2014年のロサギガンティアのように、マイル前後の距離で良い競馬をする馬は、勝負所で良い反応を見せて強い勝ち方をするレース。
また中長距離馬は、2006年のメイショウサムソンや2015年のキタサンブラックのように先行策が取れる馬が強い。
『マイラーのキレ VS 中長距離馬の先行力』といった感じレースだ。

そんな理由により、マイラー的なキレを持つ馬に注目してみたい。
今回の評価はモンドキャンノ、アウトライヤーズだが、皐月賞本番の特注馬としてウインブライトに注目をしている。
前走、前々走とも中長距離馬としては文句の無いパフォーマンス。

◎⑥モンドキャンノ
母父サクラバクシンオー譲りのトップスピードを末脚として生かしている…といったタイプで、脚の鋭さはおそらく世代ナンバーワンクラス。
前々走1400㍍の極軽な条件を最速上がりをあっさり叩き出す事からも、その事を物語っている。
今回も、前走同様十分息の入る展開になるはず。
無駄に脚を使わされる事なく、自慢のスピードをしっかり発揮してくれるはずだ。

○⑧アウトライヤーズ
前走のひいらぎ賞で見せた4角からの手応えからも、このレースに対する適性は非常に高いのは明らか。
モンドキャンノ相手にどれだけのレースをしてくれるか?に注目だ。

▲⑩ウインブライト(※皐月賞特注馬)
力量的には、この面子の中でおそらくメンバー中最右翼と見る。
しかしながら、本質は中長距離のタフさが問われて何ぼの馬。
前々走で露呈したように、マイル質のレースになるとモンドキャンノやアウトライヤーズのような馬に勝負所での反応の良さで遅れを取りやすいのも事実。
力量高く崩れ難いが、今回の条件では取りこぼす公算も高いと見て▲の評価にとどめておきたい。
ここは、是が非でも権利だけは奪取して欲しい。皐月賞本番では勝ち負けになるはずだ。

△⑤エトルディーニュ
しぶとさが取り柄の馬。
サドラーズウェルズの血を保有した馬が先行策を取って良い結果を残している同レースであるが、ロゴタイプのように攻撃的な競馬が出来ない分、パンチ力に欠けるのもまた確か。
しぶとく食い下がっての2着3着はあり得そうだが、勝ち切るまではどうか?…といった感じ。


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スプリングS2017回顧
ウインはゴルシの再来?、プラチナは府中で大化け?

夏影
14期 予想歴34年

次走狙い:プラチナヴォイス
次走狙い:ウインブライト


前半1000㍍が60.3。
12.6-11.7-12.1-12.2-11.7-11.8-12.1-11.8-12.4…と、道中11.7~12.2の中でラップが推移しているように、平均的なスピードの持続し、レース上がりが36.3と全くトップスピードが生かす事が出来ないレースとなった。
私のレースの読みが全く外れる事となった。

こういうレースになると、当然問われるのは中長距離的な体力な訳で、結果『※皐月賞特注馬』として挙げたウインブライトに掛けられていたベールが一気に剥がされる事となった。
前々走のようにトップスピードが生かせる競馬になるとアウトライヤーズに分があるが、今回のように体力消耗が激しくスピードが奪われる競馬になるととにかくこの馬の "尋常でない体力" がモノを言う。
しかも、4角で大外をぶん回した上でアウトライヤーズの追撃を押さえ込んだ訳でこの体力の差は歴然である。
タイプ的にはおそらくゴールドシップに似たタイプ。
母父がアドマイヤコジーンに変わっている分、おそらくトップスピードはゴールドシップ以上のものを持っているものと思われる。
性格的には、ステイゴールド譲りの気の悪さを保有しているはずで、広いコースでの競馬には一抹の不安を残す。
次回皐月賞は、内回りコースで行われタフな流れにないやすい事から、精神コントロールが楽で且つ自慢の体力が存分に生かせる環境。
ただ、残念なのは今回『仕上げ過ぎた』感が強かった事。
反動がちょっと心配だが、名馬級のステゴ産駒は身体の芯が強くとにかくタフ。
ゴールドシップにしても、オルフェーヴルにしても、あれほどの凄味のある走りを見せておきながら無事これ名馬之名馬だった。
そういう部分にも期待し、そのまま『皐月賞特注馬』としておきたい。

お粗末だったのは、モンドキャンノ大野拓の騎乗。
理想は朝日杯のように 『前に壁、外に蓋』を作って馬ごみの中で精神的に苦労させる競馬。
モンドキャンノは、そんな競馬で走りに集中する。
よりによって今回は先行策、壁も蓋も取っ払ってしまったお陰で、モンドキャンノは苦労する必要もなくなった。
結果道中ボーっとした気持ちで走る事となり、結果はご存じの通り。
流石に今回の騎乗で、大野もこの馬の気の悪さを理解したはず。
次回はその事を踏まえ、もっとマシな騎乗をしてくれるはず。

3着馬プラチナヴォイスはここ最近先行策に徹しておりますが、1800㍍の未勝利戦で1.45.9の高速競馬で抜群の上がりを繰り出し圧勝している。
今回のスプリングSでは直線入口でスコーンと抜け出して来た脚色は他馬とは比較にならないほど輝きを放っていた。
今回スタミナロスの高い馬場だった故に、最後ウインブライトに捕まってしまったが、スピードとキレが問われるダービーシーズンの馬場で大きく化ける公算が非常に高い。
母父マンハッタンカフェ譲りの気の良さがあり、とにかくタメが利く上に、父系譲りのトップスピードの高さがある。
OP特別勝ちがあるものの、賞金的にダービー出走は微妙なところ。
次走狙い馬としているが、実質『ダービー特注馬』という評価として捉えていただきたい。
是が非ともダービーの出走を叶えて欲しい。

素直に中山コース的な物理的能力がしっかり問われたレース。
このレースを低レベルと評価するのはおかしい。
かなり、高めに評価を置いておきます。


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