09期 予想歴6年
◎フォゲッタブル
2着/7人気
○リーチザクラウン5着/1人
▲ナカヤマフェスタ12着/4人
×アントニオバローズ
×アドマイヤメジャー
「ダービー馬が出走しない菊花賞は荒れる」という言葉は各所で見ましたが、そもそもダービー馬の菊花賞成績ってあまり良くないですよね、確か。「ダービー馬が出ても出なくても荒れる」、そういう方が正確かもしれません。
菊花賞で求められる適性って、本当に極端なものだから荒れるんでしょうね。一昨年に12番人気で4着したエーシンダードマンとか、その後500万条件でもコロコロ負けるような馬ですし。
鈍重、鈍足、スタミナと長距離適性だけが取り柄。そういうヒシミラクルみたいな特徴を持ってる馬って、東京2400とかの王道コースでは出番なしですよ。そんな「菊花賞しか走れない馬」の見極めは、馬体派・血統派の得意領域(のはず;)
本命はフォゲッタブル。繋の長さとバネは出走馬のなかで一二を争うくらいで、非常に燃費の良さそうな足回り。長く伸びた四肢、折り合いの付く素直な気性と併せて長距離適性は抜群です。しかしここまでの戦績を見ると適性ではなく実力の面で不安になってくるとは思うんですが、多くの敗戦には理由があります。
フォゲッタブルは(ダンスインザダーク産駒に多いんですが)もともと腰が甘い馬で、坂コース・荒れ馬場を苦手としていました。春のすみれステークスでは坂で失速し内の馬に一時差されたのを、坂を上りきってから差し返しています。また夏の小倉では3角の馬場が荒れているところに差し掛かってから急に手応えが怪しくなり、「まだ腰が甘いですね。3コーナーで手応えが怪しくなってしまいました。もっと丈夫にしないといけませんね」と池江センセイ(ラジオNIKKEIより)。
未完成だった馬だけに、夏を越しての成長は顕著。上がり11.8 - 11.5 - 11.8で苦手の切れ味勝負になった阿賀野川特別こそ落としましたが、セントライト記念では坂で失速しながらも3着に滑り込むことに成功。そして要注目なのが全馬の手が動いていた4コーナーでただ一頭、“フォゲッタブルだけが持ったまま”だったこと。
腰が甘い馬にとってはベストコースの京都(直線平坦、坂の下りからのロングスパートで瞬発力不用)に替わり、「手応えの良さ」が活きるスタミナ比べの長丁場。能力開花にはこの上ない舞台です。
◎フォゲッタブル
〇リーチザクラウン
▲ナカヤマフェスタ
△アンライバルド
△ヤマニンウイスカー
ちなみに言っておくと、ファストタテヤマなんかは菊花賞で爆発した「腰の甘い馬」です。ダンスインザダーク産駒という分かりやすい繋がりがありますけどね^^;
アドマイヤメジャーとアントニオバローズは、胴の長さなど馬体をみる限り距離が長いでしょう。
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