14期 予想歴38年
◎ユニコーンライオン
2着/7人気
○カレンブーケドール4着/3人
▲クロノジェネシス1着/1人
△ミスマンマミーア6着/9人
×アリストテレス
今週は、夏のグランプリ宝塚記念が開催される。
心配だった台風も逸れ、天候も何とか曇りで持ち堪えてくれそうで何よりである。
(先週の馬場)
非常に気になったのはマーメイドSの結果。
勝ったのは10番人気のシャムロックヒル。
父がキズナ、タピットとエルプラドの血を持つ母との間に生まれた馬で、血統イメージ的にはダート色が強いパワー体力タイプ。
勝ち時計2.00.4、レース上がり35.3、最速上がり34.6と、かなりスピードが殺されている感が強い。
1番人気のソフトフルートは主流色の強いディープインパクト産駒、2番人気イズジョーノキセキは上がりの速さが身上の主流色が強いタイプ。
しかしながら、この2頭は共に着外へと敗れ去った。
この事からも、馬場状態は明らかに非主流向きだった事が窺える。
今週は、好調な非主流タイプの馬に注目して面白そうだ。
◎ユニコーンライオン
父はアメリカンダートタイプ、母はサドラーズウェルズ系と、シャムロックヒルの母に似た血統背景に注目。
更に母母はタフなダートで実績のあるトップサイダーの血を持っており、かなりシャムロックヒルに似た血統イメージを持つ。
スローの流れを逃げて34.1の上がりで圧勝した通り、かなり気の良いタイプでもあり、今年のような少頭数での体力勝負になりそうな環境にも向きそうな感じ。
サンデーサイレンスの血を持たない非主流血統馬で、「根幹距離→非根幹距離」への距離延長も大歓迎だろう。
逃げ、もしくは番手の競馬に期待してみたい。
○カレンブーケドール
父はディープインパクトと極めて主流、母はチリ血統と極めてマイナー。
その狭間で藻搔いている感の強い同馬。
主流G1では決めて不足、非主流色の問われるトライアルレースでも勝ち切れないのは、そんな理由からだろう。
この状態を打破する為にも、この馬の背中を押してくれるサポート的要因が欲しいところだ。
オークス 1800→2400㍍距離延長 2着
秋華賞 2000→2000㍍同距離 2着
ジャパンC 2000→2400㍍距離延長 2着
2200→2400㍍距離延長 4着
有馬記念 2400→2500㍍距離延長 5着
天皇賞春 2500→3200㍍距離延長 3着
しかし、今回は初めて「距離短縮」という体力補完のサポートがなされるタイミングでのG1参戦。
劇的なパフォーマンスアップがあっておかしくないタイミングだ。
ここは、シルバーコレクター返上に期待してみたい。
▲クロノジェネシス
言わずと知れた牝馬最強世代の一角。
牡馬混合路線に乗せて、早1年以上が経ちフレッシュさが失われる頃合いだが、前走海外遠征で新たな刺激が加わったのはプラスだろう。
フレッシュさではユニコーンライオン、ステップ的にはカレンブーケドールという事で3番手の評価ではあるが、レース不向きという意味合いは無い。
レイパパレ
重馬場の大阪杯を圧勝してはいるものの、所詮は馬体の小さな牝馬。
とても、少頭数でのパワー体力勝負タイプには見えない。
前走から斤量が1kg増えて、且つ200㍍の距離延長と体力的な負荷が増えた。
前走以上のパフォーマンスを期待して良いものか?…と考える。
勢いは感じるので✕印は控えるが…
✕アリストテレス
勝鞍は京都外回り、新潟、中京、中山外回りと全てコーナーの緩いコースでのもの。
小回りで勝鞍が無いのは、コーナーワークに難があるのでは?と考える。
更に、父エピファネイア✕母父ディープインパクトで気の良さが強調された血統背景があり、距離短縮ではなく距離延長向き。
AJCCの勝利は距離短縮でのものではあるが、不良馬場のによる "効果" の恩恵が大きい。
前半1000㍍が63.3のスローの流れで、前向きさの無いこの馬でも無理なく追走出来た…つまりが、距離短縮によるスピードアップ感が消え、まんま体力補完効果だけが得られたという事。
更に、馬場が悪い為に勝負所で馬群が横にバラけたのもこの馬には向いた。
プラス「G1→G2」のメンバー弱化。
精神力の無いこの馬には、この上なく向いたレースだった。
今回の「3200→2200㍍」の距離短縮、阪神内回りは二重苦に思えるが
ちょっと気になるのは、カレンブーケドールとクロノジェネシスの2頭が共に出走している事。
この2頭はオークスの頃から度々レースを共にしており、お互いマンネリ感を与える存在でもある。
それ故にユニコーンライオンのフレッシュさを上位に評価した予想となった。
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