札幌記念2023予想
力量重視、前向きさとスピードがあるとなお良し

夏影
14期 予想歴40年

◎ジャックドール
  6着/1人気

○ヒシイグアス5着/7人
▲トップナイフ2着/9人
△シャフリヤール11着/5人
×ソーヴァリアント
×イズジョーノキセキ


 極めて実力通り決まり波乱の少ないレース。
 過去5年の勝馬を見ても、G1勝馬か、もしくはこのレース後にG1で連対している。
 2着3着馬に関しても、ほぼ同様な事が言える。

2022年 ジャックドール   後に大阪杯制覇。
2着   パンサラッサ    後にサウジC制覇。
3着   ウインマリリン   後に香港ヴァーズ制覇。

2021年 ソダシ       G1レース2勝、後にヴィクトリアマイル制覇。
2着   ラヴズオンリーユー G1レース2勝、後に海外G1レース2勝。
3着   ペルシアンナイト マイルCS勝馬。 

2020年 ノームコア     ヴィクトリアマイル勝馬。
2着   ペルシアンナイト  マイルCS勝馬
3着   ラッキーライラック G1レース3勝、後にエリザベス女王杯制覇。

2019年 ブラストワンピース 有馬記念勝馬。 
2着   サングレーザー   天皇賞(秋)2着馬。
3着   フィエールマン   G1レース2勝、後に天皇賞(春)制覇。

2018年 サングレーザー   後に天皇賞(秋)2着。
2着   マカヒキ     ダービー勝馬。
3着   モズカッチャン  エリザベス女王杯勝馬。

 直線の短い札幌コースという事もあり、サンデーサイレンスの直系が不振で2着3着に甘んじるケースが多数あり。
 ここ5年では、サングレーザーが唯一のサンデー直系の勝馬である。

 ソダシ、ノームコア、サングレーザー、ペルシアンナイトといったマイル適性のある馬の活躍が目立ち、マイル的なスピードが有利に働く傾向あり。
 今年は強いマイラーの参戦は無いが、その分マイル経験の有無はかなりレース結果に影響を与えそうだ。

 アメリカ血統との相性も良い、直線が短い分やはり前向きさは有利に働く。

◎ジャックドール

(血統)
父モーリス
母父アンブライドルズソング

(オプション)
「2000→1600→2000㍍」バウンド距離延長

 昨年の勝馬。
 前走安田記念を使った事を高く評価。経験の無いマイルの厳しい流れを2番手追走し、0.3秒差の5着は立派な内容。マイルのスピードにも十分対応出来る事を証明した。
 今回は得意の2000㍍に戻り、「苦→楽」要素の強いステップ。勝ち負け必至と考える。
おそらく、圧倒的1番人気になりそうだが、逆らわずにこの馬を中心に馬券を組み立てていきたい。

○ヒシイグアス

(血統)
父ハーツクライ
母父バーンスタイン

(オプション)
なし。

 G1勝ちは無いものの、2着は2回。前走の大阪杯以外は全て掲示板に馬番を載せており、常に安定したパフォーマンスをみせている実力馬。
 力量的にはメンバー中でも上位の存在。中長距離馬としての力量が素直に問われるような競馬ならば。

▲トップナイフ

(血統)
父デクラレーションオブウォー
母父スピニングワールド

(オプション)
 「2000→2400→2000㍍」バウンド距離短縮、「差し→先行」位置取りショック、生涯初古馬対戦「57→55kg」斤量減、多頭数内枠。

 穴ならこの馬だろう。
 ここ2戦覇気の無い内容だったが、蓄積疲労があったかなぁ…といった感じ。ホープフルSからひと息入ったものの、弥生賞は10kgの馬体減、前向きさが取り柄の馬だけに、馬体が減った状態で使い続けたのはマズかった。今回は490kg以上は欲しい。
 ホープフルS2着馬、勝馬は国際G2と言えど世界の強豪が集まるUAダービー2着馬。
 馬体減で挑んた弥生賞も2着。勝馬は後のダービー馬と、力量のある馬相手にかなりしぶとい競馬を見せており、力量的には十分と考える。

 疲労が抜け、美味しい体力補完あり、更に初の古馬対戦でフレッシュさを得るタイミングでもある。
 体力充填後だけに、今回はしっかり先行させて欲しい。

△シャフリヤール
△ウインマリリン

 共に実績申し分なく、母父にアメリカ血統を持ち、血統的にも申し分ない。

✕ソーヴァリアント

 ここ最近、格上げに対するリアクションがあまりにもはっきり出ており。

 中山記念   9着
 オールカマー 13着

 流石に今回はメンバーの力量が高く。

✕イズジョーノキセキ

 力量的にも?、スピード的にも?

 G1連対歴無し、フレッシュさを感じるタイミングでのG1成績は4着と5着で、それ以上のパフォーマンスは考えにくい状況。
 近走にマイル重賞経験2戦も、10着と15着では単にスピード不足を露呈しているだけ。
好走激走の大半が非根幹距離でのもので。


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