オークス2025予想
オークス2勝ジョッキーは、桜花賞でお膳立てをしていた?

夏影
14期 予想歴42年

◎リンクスティップ
  5着/3人気

○カムニャック1着/4人
▲レーヴドロペラ14着/17人
△タイセイプランセス11着/9人
×エンブロイダリー


 今週の日曜日は、あいにくの天気となりそうで、道悪での開催が濃厚。おそらくは、レース適性が体力寄りにシフトしそうだ。
 天気予報では、土曜日の夕方から日曜日の朝にかけてかなりの雨量が見込まれる。日曜日の開催はおそらく不良からのスタートとなりそうだ。ただ、雨は朝のうちに止むらしい。曇り空が続く為、劇的な回復は見込めないものの、おそらく劇的なコースバイアスが発生する可能性は高い。「馬場は内側から乾く」は今や常識。内枠の穴馬には気を付けたい。

◉リンクスティップ

(血統)
父キタサンブラック
母父キトゥンズジョイ

(オプション)
「2000→1800→1400→2400㍍」バウンド距離延長、「先行→追込→先行」バウンド位置取りショック。

 きさらぎ賞の内容こそが、この馬の本質。イメージ的にはダイワスカーレットに似たタイプだろう。一線級の牡馬と互角に渡り合えるほどの体力を有しており、距離短縮とはいえ、前走の殿追走は、勝ち負けを意識するならあり得ない騎乗。桜花賞は、初めからオークスに見据えての布石だったとも考えられる。おそらく、オークス向きのリズムで走らせていたのではなかろうか?
 鞍上本人は、出負けという事に "したい" ようだが(笑)、ゲートを出るタイミングが遅れたのではなく、ゲートを出てから下がっている。つまりが、マイル戦に見合う加速をさせなかったのである。
今回ゆったりとしたペースの中で先行策に戻せば、この馬の良さが生きる。

○カムニャック

(血統)
父ブラックタイド
母父サクラバクシンオー

(オプション)
「2000→2400㍍」距離延長

 アルテミスSやエルフィンSの内容から、スピード馬同士のトップスピード比べでは分が悪い。13秒台のラップが5ハロンも続いた新馬戦では、掛かる事なく道中外々を回り、最速上がりをマークして差し切っている。かなり気の良いタイプで、距離延長の心配はなさそう。

▲レーヴドロペラ

(血統)
父モーリス
母父ディープインパクト

(オプション)
「1800→2400㍍」距離延長、休み明け。

 「スクリーンヒーロー 系✕ フランス色」というのは、傾向として "こんな感じ" で出るのだろうか?
 「こんな感じ」というのはボルドグフーシュのイメージである。腰に甘さがあり、ゲートを出てからの加速が悪いが、最後は確実に速い脚を長く使って来るような感じである。
 関係者からも、「小回りだと置かれる」とコメントがあるように、先行争いが厳しくなりやすい小回りだと、どうしても腰の甘さからスタート直後で後手に回ってしまう。
 しかし、オークスというところがミソだ。未知の長距離という事で、メンバー各馬は必ず「ガツン!」とではなく、「フワッ…」とスタートを切ってくる。つまりが、この馬の欠点であるスタートの悪さがカバーされる環境になり、この馬自身のリズムで走りながら、無理なくきっちり流れに乗れてしまう可能性が高くなる。且つ、掻き込み型のフォームで、スピードの出る馬場よりも、時計の掛かる馬場が向くフォーム。初勝利は稍重、重馬場で行われた札幌2歳Sでは4角で最後方に置かれながら、5着まで押し上げている。2着に入った芙蓉Sは勝ち時計が2.02.8とやはり時計がかかっているように、スピードが損なわれる環境が得意だ。
それ故に今回道悪開催というのは、この馬にとってプラスとなる。
 苦手な小回りで行われた、G1ホープフルSは8着に沈んだが、キレのない馬ながら、上がり3位の脚を使い着差を詰めている。苦手なりに良く走っており、条件さえ向けば、大幅なパフォーマンスアップが見込める内容ではあった。今回、適性がかなりこの馬向きにシフトしてくると考えており、穴馬として注目してみたい。

△タイセイプランセス

(血統)
父リアルスティール
母父オーストラリア

(オプション)
多頭数、「G2→G1」格上げ。

 前走直線で進路が見付からず仕掛けが遅れる不利。ステップとしてはこれ以上無い内容だが、小さい馬体でありながら、馬体が減り続けている点は気になるし、道悪効果は体力寄りになるだけでなく、馬群がバラける為に集中力が生かし難い環境になる。良馬場で、且つもっと内目の枠ならもっと強く推せた。馬場の内目から差す競馬なら、それなりに面白そう。

 リアルスティール産駒の傾向としてトライアル質のレベルまでは強さを見せているが、極限を問われると途端に脆さを見せる傾向があるのも確かで。ちょっと半信半疑な部分多く、馬券には加え難いのも確か。

✕エンブロイダリー

 速いラップが持続したクイーンCを圧勝した内容からして、明らかにマイラー色が強いタイプ。
 桜花賞は「先行→差し」位置取りショックを用いての辛勝。接戦ストレス、同路線ストレスを抱えた状態での距離延長で反動必至。加えて道悪。好走のイメージが湧かない。


馬券

単勝
5,2

ワイド
5ー15
2ー5

3連複
2ー5ー15


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