セントライト記念2025予想
セントライト記念 青葉賞出走組に期待。

軍神マルス
08期 予想歴27年

◎ピックデムッシュ
  4着/5人気

○ファイアンクランツ12着/3人
▲ミュージアムマイル1着/1人
△ビーオンザカバー6着/7人


★傾向分析★
2020年 タイム 2’15”0 (良) 1FAve=12.27 3FAve=36.82
テン37.2-中盤60.8(3F換算36.48)-上がり37.0 『一貫』
1着バビット・・・ナカヤマフェスタ×タイキシャトル=サンデーサイレンス×ヘイロー 〔3-l〕 1-1
2着サトノフラッグ・・・ディープインパクト×Not For Sale=ディープインパクト×グレイソヴリン 〔7〕 6-2
3着ガロアクリーク・・・キンシャサノキセキ×Kingmambo=サンデーサイレンス×キングマンボ 〔22-d〕 3-2

2021年 タイム 2’12”3 (良) 1FAve=12.03 3FAve=36.08
テン36.3-中盤60.6(3F換算36.36)-上がり35.4 『加速・一貫』
1着アサマノイタズラ・・・ヴィクトワールピサ×キングヘイロー=サンデーサイレンス×リファール 〔9-h〕 11-11
2着ソーヴァリアント・・・オルフェーヴル×シンボリクリスエス=サンデーサイレンス×ロベルト 〔16-f〕 6-3
3着オーソクレース・・・エピファネイア×ディープインパクト=ロベルト×ディープインパクト 〔16-a〕 8-8

2022年 タイム 2’11”8 (稍重) 1FAve=11.98 3FAve=35.95
テン35.4-中盤61.1(3F換算36.66)-上がり35.3 『中弛み』
1着ガイアフォース・・・キタサンブラック×クロフネ=サンデーサイレンス×ヴァイスリージェント 〔16-a〕 5-4
2着アスクビクターモア・・・ディープインパクト×Rainbow Quest=ディープインパクト×レッドゴッド 〔1-l〕 3-2
3着ローシャムパーク・・・ハービンジャー×キングカメハメハ=ダンチヒ×キングマンボ 〔8-f〕 7-7

2023年 タイム 2’11”4 (良) 1FAve=11.95 3FAve=35.84
テン35.2-中盤61.8(3F換算37.08)-上がり34.4 『加速・中弛み』
1着レーベンスティール・・・リアルスティール×トウカイテイオー=ディープインパクト×マイバブー 〔5〕 7-7
2着ソールオリエンス・・・キタサンブラック×Motivator=サンデーサイレンス×サドラーズウェルズ 〔1-k〕 9-9
3着シャザーン・・・ロードカナロア×マンハッタンカフェ=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔1-t〕 4-4

2024年 タイム 2’11”6 (良) 1FAve=11.96 3FAve=35.89
テン36.2-中盤60.8(3F換算36.48)-上がり34.6 『加速・中弛み』
1着アーバンシック・・・スワーヴリチャード×ハービンジャー=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔2-f〕 5-7
2着コスモキュランダ・・・アルアイン×Southem Image=ディープインパクト×ヘイロー 〔1-m〕 7-3
3着エコロヴァルツ・・・ブラックタイド×キングカメハメハ=サンデーサイレンス×キングマンボ 〔1-n〕 2-2

 流れは、20年・21年は『一貫』。21年は『加速』も複合し、22年が『中弛み』、23年・24年は『加速・中弛み』の流れ。中盤弛む『中弛み』が複合することもあるが、比較的締まった流れがこのコースでは多い。複合する時には、テンの速さを中盤緩めることで距離を持たせるレースという感じと考える。
好走馬の多くは、4コーナー5番手以内が多く、開催前半でまだ前が止まらない傾向と考える。

 血統の傾向は、ターントゥ系(=サンデーサイレンス系やロベルト系など)×大系統ノーザンダンサー系(=リファール系、ノーザンテースト系、ニジンスキー系など)の配合馬の好走が多い。同コースのオールカマーはノーザンダンサー系が非常に強い傾向なので、大系統ノーザンダンサー系が好走するのは納得です。ただ3歳戦でもあるため、サンデーサイレンス系の器用さというか軽さが活きやすいため好走馬が多いのでは?と考える。
 またラップ上持続型の流れになりやすいため、ロングスパートでスタミナが要るから欧州型のノーザンダンサー系に向くと考える。
 サンデーサイレンス系は、ステイゴールド、マンハッタンカフェ、ハーツクライ、ディープインパクトなどが好走。クラシック好走の多いややスタミナ型サンデーサイレンス系に向くと考える。

 牝系の傾向は、No.〔1〕〔2〕〔4〕〔5〕が複数好走馬を出しています。これらの牝系はクラシックに好走馬を多く出しやすい牝系でもあり、成長力と完成度が高い牝系。クラシックトライアルなので、この傾向は納得かもしれません。
 分枝記号はd記号が好走馬多し。前走好走馬なら勢い持続しやすく好走しやすい特性が活きているのだと思います。

 ステップの傾向は、ラジオNIKKEI賞を先行して好走した馬がここでも好成績。欧州型の馬場で小回りコースの福島コースを先行して好走できる適性が嵌りやすいということと考える。
 また近年好走が多いのは、前走新潟芝2000mや2200mで古馬相手に好走した1000万条件戦好走馬(=08年阿賀野川特別3着→1着ダイワワイルドボア、09年信濃川特別1着→2着セイクリッドバレー、09年阿賀野川特別2着→3着フォゲッタブル、10年阿賀野川特別1着→2着ヤマニンエルブ、など)。新潟芝中距離で好走してきた1000万条件戦好走馬には要注目。
 前走ダービー出走馬は、着順は悪くてもGⅠ出走という経験と能力を評価すべきか、休み明けでも好走馬が多く、オープン戦や重賞好走実績があればなお好走の可能性高し。

★予想★
セントライト記念のポイントは、
①流れはコース形態からも、厳しい持続型になりやすい。
②好走ポイントは4コーナー5番手以内。小回りを先行できる馬。
③大系統ターントゥ系(サンデーサイレンス系・ロベルト系)×大系統ノーザンダンサー系の好走多し。
④ラジオNIKKEI賞好走馬が好走しやすい。特に先行しての場合は適性高し。
⑤休み明けの春の実績馬は、ダービー出走馬ならスタミナの裏付けがあるなら着順度外視で注目すべし。
⑥夏に使っていた新潟芝中距離好走馬は好走多し。

◎ピックデムッシュ・・・レイデオロ×ハービンジャー=キングマンボ×ダンチヒ 〔2-u〕
 前走町田特別2着(=東京芝2400m:0.3秒差)。中山芝コースは(2-1-0-0)、芝2200m戦は(2-0-0-0)。
 レイデオロ産駒はキングマンボ系で、馬券絡みは距離1800m以上と明確な傾向が出ている。良血馬がズラリと揃っているため、今後はスピード馬も出てくるだろうが、勝ち上がった馬も素早く加速して切れ味を発揮するタイプではなく、じわじわ伸びながらエンジンのかかるタイプのようで、トップスピードに乗るまでの時間に注目したい。馬群を割れるのか、外から伸びるのか。距離延長や、使われてからの上昇をマークするのがポイント。母父ハービンジャーはダンチヒ系で、得意コースに特徴が出ていて、洋芝の札幌芝1800m、内回り急坂の中山芝2000mや阪神芝2000mと、欧州血統らしく切れ味勝負になりにくい舞台が並ぶ。上がり33〜34秒台の鋭い脚を使う馬も珍しくないため、凡庸な欧州ジリ脚血統とは違う様子。スローの新馬をあっさり勝ち上がった後、格上げ戦のペースアップや距離短縮に適応出来ず、不発に終わる馬も多数。1番人気では、芝1800m以上なら抜群に安定するが、1600m以下なら危ない。前半ゆっくりなら大丈夫、前半速いと危ないという言い方も可能。距離延長は歓迎で、多分ベストはスローの長距離。
 No.〔2〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。古馬での成長力も豊富。直線の長いコースでの末脚勝負に強い。分枝記号uは、時計の掛かる馬場でのみ力を発揮することが多く、また早熟傾向。

◯ファイアンクランツ・・・ドゥラメンテ×ハーツクライ=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔19〕
 前走ダービー9着(=東京芝2400m:0.9秒差)。中山芝コースは初で、芝2200m戦は(0-0-1-0)。
 ドゥラメンテ産駒はキングマンボ系で、芝1800mの人気馬は安定している一方、芝1200mの勝ち鞍は少なく、短距離向きの速さと俊敏さはいまいち。ゆったりした流れで折り合い、末脚を使う競馬に向く。道悪での勝利も多く、いろいろな条件に融通が利く万能性がある。母父ハーツクライはサンデーサイレンス系で、ハーツクライ自身はサンデーサイレンス×トニービン配合。母父トニービンの不器用さをやや受け継ぐタイプが多く、一瞬でエンジンがかかり加速できる器用さはないが、助走をつけて末脚が全開になりギアが入れば長く良い脚を繰り出す。馬群の外をのびのび走れるコース向き。サンデーサイレンス系としては、ダンスインザダーク産駒に近く、点火しづらい弱点を持ちつつ、嵌れば大仕事という“難儀なステイヤー血統”。ペースが締まるGⅠほど、大駆けが期待できる。また距離が延びて成績が良くなる馬も多く、本質は中距離~クラシックが能力を活かしやすい。牡馬は芝1800m~2600m、牝馬は芝1400m~2000mを中心に走る。後方一気型は展開に左右され、直線だけの勝負や、内しか伸びない馬場は不発多数。スローが苦手なわけではなく、前半じっくり追走して、助走付きのロングスパートが出来れば好走可能。長い直線+剛腕騎手はプラス条件になる。
 No.〔19〕の牝系は、淡々と流れる厳しい流れにに強いタフな牝系。分枝記号なしは、分枝記号なしは、やや晩成気味ながらも、平均的に能力を発揮するタイプと考える。

▲ミュージアムマイル・・・リオンディーズ×ハーツクライ=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔4-d〕
 前走ダービー6着(=東京芝2400m:0.7秒差)。中山芝コースは(1-0-0-1)、芝2200m戦は初。
 リオンディーズ産駒はキングマンボ系で、かなりのスタミナを持ち、長めの距離適性を持つ。牡馬は1200〜2400mまで、牝馬は1000〜2000mまでバラつき、ダート馬も含めて多様。逃げ切りにの一発も多いため、先行力のある馬は特に注意が必要。気性のうるささはあるようで、折り合いに難のある馬はスピード競馬を突っ走らせたほうが良い。人気になっていなくても、デビュー戦から走り、穴も多い。激走のほとんどは距離変化で、5番人気以下の勝利は「距離延長」か「距離短縮」のどちらかが多く、距離変化の刺激は有効。他にもダートを挟んだ後の芝戻りや、芝を挟んだ後のダート戻りなど、刺激を好む。母父ハーツクライはサンデーサイレンス系で、ハーツクライ自身はサンデーサイレンス×トニービン配合。母父トニービンの不器用さをやや受け継ぐタイプが多く、一瞬でエンジンがかかり加速できる器用さはないが、助走をつけて末脚が全開になりギアが入れば長く良い脚を繰り出す。馬群の外をのびのび走れるコース向き。サンデーサイレンス系としては、ダンスインザダーク産駒に近く、点火しづらい弱点を持ちつつ、嵌れば大仕事という“難儀なステイヤー血統”。ペースが締まるGⅠほど、大駆けが期待できる。また距離が延びて成績が良くなる馬も多く、本質は中距離~クラシックが能力を活かしやすい。牡馬は芝1800m~2600m、牝馬は芝1400m~2000mを中心に走る。後方一気型は展開に左右され、直線だけの勝負や、内しか伸びない馬場は不発多数。スローが苦手なわけではなく、前半じっくり追走して、助走付きのロングスパートが出来れば好走可能。長い直線+剛腕騎手はプラス条件になる。
 No.〔4〕の牝系は、2歳時にも好走可能だが、3歳春から力をつけてクラシックでも好走することの多い牝系。成長能力に優れ、スタミナも豊富。2歳時はもともとの素質で走る感じだが、3歳春シーズンになると実が入り始める。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持つ。

△ビーオンザカバー・・・ハービンジャー×キングカメハメハ=ダンチヒ×キングマンボ 〔16-c〕
 前走ラジオNIKKEI賞4着(=福島芝1800m:0.3秒差)。中山芝コースは(1-0-1-1)、芝2200m戦は(0-0-0-1)。
 ハービンジャー産駒はダンチヒ系で、得意コースに特徴が出ていて、洋芝の札幌芝1800m、内回り急坂の中山芝2000mや阪神芝2000mと、欧州血統らしく切れ味勝負になりにくい舞台が並ぶ。上がり33〜34秒台の鋭い脚を使う馬も珍しくないため、凡庸な欧州ジリ脚血統とは違う様子。スローの新馬をあっさり勝ち上がった後、格上げ戦のペースアップや距離短縮に適応出来ず、不発に終わる馬も多数。1番人気では、芝1800m以上なら抜群に安定するが、1600m以下なら危ない。前半ゆっくりなら大丈夫、前半速いと危ないという言い方も可能。距離延長は歓迎で、多分ベストはスローの長距離。母父キングカメハメハはキングマンボ系で、格の高いレースで究極のスピード競馬(=レコード決着)になるほど凄味をきかす血統。厳しい展開ほど持ち前の底力が活き、2歳から走れる完成度の高さと成長力がある。軽い先行力、瞬発力勝負の切れ味、指示通りに動く反応の速さが武器で、芝1600m・2000m・2400mと根幹距離の重賞で特に強く、人気馬なら堅実。本格化前は詰め甘な点があることには注意が必要だが、ダービーの時期からは実が入り、成長力も豊富。距離延長を不安視されることも多いが、折り合いさえつけば距離はこなし、むしろ1400mや1600mなどの忙しい流れで末脚を溜められなかった時に不発が目立つ。中長距離型が安定しているのは、スローの良馬場で、ハイペースや力のいる馬場は凡走もある。マイラー型は高速馬場の内枠を活かしての先行粘り込みが得意。また馬場悪化時にも好走が多く、これはキングマンボ系特有の道悪の上手さに起因するものと考える。
 No.〔16〕の牝系は、早い時期から走るのだが3歳春以降に成長を始め、距離が延びて本領発揮が多いステイヤー特性を持つ牝系。叩き良化型も多い。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。欧州的な瞬発力を秘めるがゴチャつく展開は苦手。


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