中日新聞杯2010予想
前走に見どころあり

KUROSHIMA
08期 予想歴15年

◎メイショウクオリア
  16着/14人気

○バトルバニヤン5着/7人
▲ゲシュタルト3着/4人
×トゥザグローリー
×ナムラクレセント


 今回の予想は1番人気のトゥザグローリーを疑ってかかるところからスタート。オープン勝ちに加え、古馬混合のGⅠマイルCSでは差のない競馬で健闘、伸びしろのある3歳でこの成績なら期待が先行するのも無理はない。ただ、秋3走の好走は見方を変えればいずれも外回りや直線の長いコースで気分良く競馬をしたケースの結果。ラジオNIKKEI賞での敗戦も記憶に新しく、器用さを要求される小回りで同じように好走できるのか、個人的には様子見を込みでここは一度嫌ってみたい場面。

 ◎は福島記念で見せ場があったメイショウクオリア。先行しての残り目に期待する。前走は決め手で上位馬には劣ったが、直線では内を突いて伸びる味な競馬で4着。当時の福島芝は最終週にしてはやや高速気味だったが、1分59秒台の決着にも対応。高速馬場が得意とは言えないこの馬の個性を思えば、4着は善戦以上のそれだったに違いない。

 いまの小倉芝は速い時計が出るが、淀みのない流れになれば上がりもソコソコかかるのが小倉の芝2000。コーナーはスパイラルカーブ採用で、極端なペースにならない限り前も簡単には止まらないのが常。芝の重賞勝ち馬でもあり、内枠を利して積極的なレース運びができれば前走よりさらに結果を出せていい。

 バトルバニヤンは小倉記念2着が示す通りのコース巧者で、レース間隔を空けてきたのが好印象。使い詰めてもそう味のあるタイプではなく、むしろ久々のほうが妙味あり。

 京都で2勝のゲシュタルト、本質的なコース適性はおそらく平坦指向なのだろう。今秋の2戦はこの馬にとってタフ過ぎる競馬だった。コース替りと適距離に戻って見直しを。

 小倉で3勝とナムラクレセントは実績だけならコース巧者の部類に入りそうだが、軒並み下級条件での成績で、その勝ち時計も強調できない内容ばかり。コース巧者と断じて重賞で狙うのはちょっと無理があるように思える。


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