中山金杯2011予想
中山金杯 厳しい流れに向くコース巧者と適性重視。

軍神マルス
08期 予想歴13年

◎コスモファントム
  1着/1人気

○セイクリッドバレー11着/8人
▲マイネルスターリー10着/7人


★傾向分析★
2004年 タイム 1'59"2 (良) 1FAve=11.92 3FAve=35.76
テン36.6-中盤47.4(3F換算35.55)-上がり35.2 『加速』
1着アサカディフィート・・・パラダイスクリーク×Alydar=ネヴァーベンド×レイズアネイティヴ 〔16〕 7-7
2着ワールドスケール・・・Spinning World×Riverman=ヌレイエフ×ネヴァーベンド 〔3-j〕 8-8
3着ダンツジャッジ・・・ウォーニング×ナスエルアラブ=マッチェム×リファール 〔11-c〕 8-8

2005年 タイム 1'59"0 (良) 1FAve=11.90 3FAve=35.70
テン36.8-中盤46.0(3F換算34.50)-上がり36.2 『加速・裏ヘ』
1着クラフトワーク・・・ペンタイア×パドスール=ノーザンダンサー×ネヴァーベンド 〔22-d〕 8-5
2着マイネヌーヴェル・・・ブライアンズタイム×Zabeel=ロベルト×ターントゥ 〔6-b〕 12-12
3着キーボランチ・・・キンググローリアス×イエローゴッド=ミスプロ×レッドゴッド 〔10〕 12-10

2006年 タイム 1'59"4 (良) 1FAve=11.94 3FAve=35.82
テン37.1-中盤46.3(3F換算34.73)-上がり36.0 『裏へ』
1着ヴィータローザ・・・サンデーサイレンス×Lyphard=サンデーサイレンス×リファール 〔1-w〕 8-7
2着アサカディフィート・・・パラダイスクリーク×Alydar=ネヴァーベンド×レイズアネイティヴ 〔16〕 13-14
3着カナハラドラゴン・・・アンバーシャダイ×ブレイヴェストローマン=ノーザンテースト×ネヴァーベンド 〔6〕 7-7

2007年 タイム 2'02"4 (重) 1FAve=12.24 3FAve=36.72
テン36.0-中盤48.4(3F換算36.30)-上がり38.0 『前傾』
1着シャドウゲイト・・・ホワイトマズル×サンデーサイレンス=リファール×サンデーサイレンス 〔22-d〕 1-1
2着アサカディフィート・・・パラダイスクリーク×Alydar=ネヴァーベンド×レイズアネイティヴ 〔16〕 16-15
3着ブラックタイド・・・サンデーサイレンス×Alzao=サンデーサイレンス×リファール 〔2-f〕 11-5

2008年 タイム 2'00"7 (良) 1FAve=12.07 3FAve=36.21
テン37.1-中盤48.7(3F換算36.53)-上がり34.9 『加速』
1着アドマイヤフジ・・・アドマイヤベガ×Be My Guest=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー 〔1-l〕 3-2
2着エアシェイディ・・・サンデーサイレンス×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 〔4-r〕 7-5
3着メイショウレガーロ・・・マンハッタンカフェ×Carson City=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔7〕 1-1

2009年 タイム 1'58"5 (良) 1FAve=11.85 3FAve=35.55
テン36.2-中盤46.5(3F換算34.88)-上がり35.8 『裏へ』
1着アドマイヤフジ・・・アドマイヤベガ×Be My Guest=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー 〔1-l〕 2-2
2着ヤマニンキングリー・・・アグネスデジタル×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔3-c〕 9-7
3着ミヤビランベリ・・・オペラハウス×ホリスキー=サドラーズウェルズ×ニジンスキー 〔12〕 1-1

2010年 タイム 2'00"8 (良) 1FAve=12.08 3FAve=36.24
テン36.6-中盤48.2(3F換算36.15)-上がり36.0 『加速・一貫』
1着アクシオン・・・サンデーサイレンス×Dixieland Band=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー 〔13-c〕 11-8
2着トウショウシロッコ・・・アドマイヤベガ×ニッポーテイオー=サンデーサイレンス×リファール 〔23-b〕 11-12
3着トウショウウェイヴ・・・ステイゴールド×ニッポーテイオー=サンデーサイレンス×リファール 〔23-b〕 3-6

流れは様々だが、比較的『前傾』や『裏へ』や『一貫』など、テンや中盤がきつくなる傾向。そのため比較的差しが決まる傾向にあるように思えます。逆に逃げ馬はなかなか好走できない傾向。基本で狙うなら先行馬。
これは中山芝2000mコースが厳しい流れになりやすく、持続型のスタミナがいる流れになりやすいが、小回りコースの中山芝コースではなかなか追込が決まりにくい傾向からと考えます。

血統の傾向はここ数年はネヴァーベンド系(=大系統ナスルーラ系)が強く、好走馬の多くにこの系統が入っています。またネヴァーベンド系は欧州スタミナ型(持続型)の特徴があり、似た適性を持つリファール系(=大系統ノーザンダンサー系)などもよく好走しています。
またブラッドバイアスが発生するのか例年同系統の上位独占の結果も多いようです。
上がり特化型のサンデーサイレンス系はあまりこのレースは得意としていなく、この傾向からも欧州スタミナ型血統有利なレースと判断します。しかし近年の傾向は、サンデーサイレンス系の好走も多く、暮れの有馬記念好走馬と同じようなサンデーサイレンス系の血統配合馬には要注意が必要。

連対馬のステップは1800mや2000mからの好走が多く、しかも前走上がりの速い競馬で負けた馬が上がりのかかる流れとコース適性で逆転するような傾向があります。ハンデ戦ということもあり軽量のハンデ馬もよく好走しています。

★予想★
◎コスモファントム・・・Stephen Got Even×Paris House=ボールドルーラー×ナスルーラ 〔19〕
コスモファントムは、前走中日新聞杯2着(=小倉芝2000m:0.3秒差)。中山芝コースは初となるが、芝2000m戦で3戦(0-2-0-1)と好走していて、しかも小回りコースでの好走が多い馬。
Stephen Got Even産駒はエーピーインディ系のボールドルーラー系で、瞬発力を活かした一瞬のキレよりも、小回りを先行して粘りこむ競馬が合う中距離型。クラシックの前哨戦を制して、本番でこけるのがエーピーインディ系の特徴。前哨戦の好走や圧勝が当てにならないトライアル型の特性を持つ。しかし今回はGⅠではなくGⅢなので、弱い相手にはとことん強さを発揮すると考えて期待する。母父Paris Houseはナスルーラ系で、スタミナよりスピード色が濃くなったタイプ。真面目なサラリーマンタイプの性格で、人気どおりにコツコツ走るタイプ。
No.〔19〕の牝系は、淡々と流れる厳しい流れにに強いタフな牝系。分枝記号なしは、産駒ごとに得手・不得手はあるものの平均的に能力を発揮するタイプで、やや晩成傾向。中距離やマイルの速い流れで適性を発揮しやすいタイプが多い牝系なので、今回の条件は抜群の相性と考える。

○セイクリッドバレー・・・タニノギムレット×フジキセキ=ロベルト×サンデーサイレンス 〔21-a〕
前走鳴尾記念7着(=阪神芝1800m:0.8秒差)。中山芝コースの1800mや2000mの中距離戦では好走の多い馬で、意外に侮れない馬と考えて期待する。
タニノギムレット産駒はロベルト系で叩き良化型。タニノギムレットは母父グレイソヴリン系の影響で長い直線の広いコースで強さを発揮する。広々とした長い直線や急坂のないコースで上がり33秒~34秒の鋭いキレを発揮する。小回りコースでは父母父グレイソヴリン系の特性というよりも本来のロベルト系の特性が持続した流れで引き出されて、好走しやすいのだと考える。母父フジキセキは、内枠を活かして好位から抜け出すレースが得意。すっと好位を取って折り合い、一瞬のタイミングで馬群を抜けられる器用な脚を持っている。
No.〔21〕の牝系は、ダンツフレームやチアズグレイスやアローキャリーなどがいるスパルタ型の牝系。なので叩き良化型。厳しい流れも向く牝系。分枝記号aは、気性的に素直なタイプが多く好走可能と考える。また父親よりもスケールが小さくなる傾向。

▲マイネルスターリー・・・スターオブコジーン×サンデーサイレンス=グレイソヴリン×サンデーサイレンス 〔11-c〕
前走中日新聞杯13着(=小倉芝2000m:1.5秒差)。札幌・函館コースでは(6-0-0-3)と小回り洋芝コースの適性が高い馬で、今の中山芝コースに向く馬と考える。内枠なので上手く先行して立ち回るなら、頭もありうると考えて評価する。
スターオブコジーン産駒はグレイソヴリン系で、夏のローカルコースと秋の高速決着に強い。短距離に強い快速コジーン系の特徴と中距離で強いトニービン系の特徴(=トニービン系もグレイソヴリン系)が共存し、早い時期から走り高齢まで息長く活躍する。一線級に混じると苦しいが、GⅢやオープン特別には強いセカンド・クラスの穴血統。母父サンデーサイレンスは、勢いに乗じて連続好走しやすい特性を持ち、鮮度の高い時によく好走する。重賞挑戦など格上相手にもよく好走し、重賞初挑戦などは特にプラス要因となる。勢いの点では見劣るが、コース適性は合うと考えて好走に期待する。
No.〔11〕の牝系は、3歳春から秋にかけて成長し、古馬でもう一段階成長する。東京や京都などののびのび加速できるコースに強い牝系。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。パワーに優れるので、積極的に前に位置取りする展開に期待する。

△キョウエイストーム・・・スウェプトオーヴァーボード×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔4-d〕
前走マイルCS14着(=京都芝1600m:0.7秒差)。中山芝コースは8戦(3-3-2-0)で、生粋の中山巧者。コース巧者なのに今回は距離延長が嫌われてか人気が低く、穴としての好走に期待する。
スウェプトオーヴァーボード産駒はミスプロ系で、エンドスウィープ系の快速血統。2歳の夏から軽快なスピードを武器に、芝もダートも短距離で活躍する。3歳以降はダートの成績が良くなり、ダート型にシフトしていくのだが、ダート型の流れは中山芝1600mに向くので好走に期待する。距離延長に対しては限界があり、基本的には短距離血統なのだが、本馬はマイルでも好走しているのでマイルまでは信頼性は高いと考える。今回は距離延長となるのでこなせるかが鍵となるが、内枠を活かして経済コースを通れるのならば好走可能と考え期待する。母父サンデーサイレンスは、勢いに乗じて連続好走しやすい特性を持ち、鮮度の高い時によく好走する。重賞挑戦など格上相手にもよく好走するので、重賞初挑戦などは特にプラス要因となる。今回は勢いの点でやや劣る分ヒモ候補に。
No.〔4〕の牝系は、古馬での成長力にも優れた牝系。スタミナが豊富で、厳しい流れで本領を発揮する。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持つ。


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