シンザン記念2011予想
抜けた馬はいないんじゃ

スナフキン
09期 予想歴28年

◎アドマイヤサガス
  4着/2人気

○マーベラスカイザー6着/14人
▲シゲルソウサイ12着/4人


アドマイヤサガスはこれまでの4戦は1600mに絞った使い方。
4戦ともに前半3Fのレースペースが36秒を超えることがなく、緩んだスローとは無縁の張ったレースをして来ました。
この時期の明け3歳では異例な戦歴と言えます。
なので瞬発力勝負がどうかですが、仕掛けどころでの俊敏さは劣るとは感じます。
それでもレーヴディソールとの1戦は大きな意味を持ってますから信頼しようと思います。
前走4角の不利がなければ掲示板あったでしょうし、ここは素直に狙います。
坂路の動きもよく併走馬を切り捨てましたから、デキは上々でしょう。


過去10年での前走を見ると朝日FSからの好走が目立ちます。
それ以外はラジオ2歳、オープン、条件戦と様々ですが、敗退からの巻き返しでは重賞からという点に注目してみます。

オースミエルスト:朝日15着~3着
サイレントディール:朝日8着~1着
グレイトジャーニー:朝日7着~1着
ナムラシーザー:ラジオ10着~3着
マルカジーク:朝日9着~3着
グロリアスウィーク:ラジオ12着~2着
ドリームガードナー:朝日12着~2着
前走重賞を経験し敗退後、好結果を生んでいるのはご覧のとおりです。

今回はアドマイヤサガス11着、オルフェーヴル10着、マーベラスカイザー13着、シゲルソウサイ10着、トキノゲンジ7着の5頭。

アドマイヤサガスは大きな不利があったし、オルフェーヴルは直線の不利と後方からで巻き返しの可能性があります。
この2頭は人気になりますしちょっと置いといて、残る3頭に注目するのが面白いでしょう。

マーベラスカイザーは、2走前京都2歳でダノンバラードを破り1着の後ラジオ2歳で敗退。
出が遅く外枠もあって後方から終始外外を回るロスに、3角手前から徐々に進出してロングスパートでした。
直線で先頭に並びかけるも内外からのヨレに合い失速。
脚はやや上がり気味だったけど、不利がなければ一桁着順だったでしょう。

常に折り合いとの戦いで3角からのマクリも持ってかれ気味、ここに注目です。
新馬1400m以降18~2000mを主に使われ、折り合って勝った京都2歳が鋭い末脚につながった結果でした。
今回マイルに2F短縮することで、レースがスローでも近走より流れますからうまく折り合えた場合弾ける可能性があるのではという考えです。一発屋っぽいところがいいじゃないかな。


シゲルソウサイは前走朝日FSでロスのある外枠からでオースミイージーのペースに乗っかり、脚をなくした形。
臨戦過程ではダート1200m連勝ですが、初の芝と外枠という厳しい条件でした。
そんな中、勝ち馬からは0.7秒差なので悪くない内容です。

同型がいないことと現京都の先行有利な面を生かせば、ハードな重賞条件の経験から一変の要素があります。


トキノゲンジはききょう1400m8着~福島2歳1200m1着で朝日マイルでは距離不適からか16人気。
ですが、自分の形の追い込みで7着まで押し上げたもの。
今回はその上位陣がいないわけで威張れるじゃないかな。
追い出してから前をカットされたぶんロスがあったけど、マイネルラクリマと同タイムは上々です。

マイル適性があることがわかった今回のほうが乗りやすいでしょうし、変わらず挑戦者の立場だから思い切れます。
過去のデータから、重賞敗退~一変のファクターにこの面々が合ってきますので注目したいです。

オルフェーヴルは1~2完歩目が遅く、道中の折り合い等で中心視しにくいです。
ドナウブルーは展開不向きな位置取りの2戦を快勝していますが、過去上位に来た牝馬とは経験値と対戦レベルの低さから割り引きたいです。


◎ アドマイヤサガスから馬連で

〇 マーベラスカイザー
△ シゲルソウサイ、トキノゲンジ、ワイズリー
注 ドナウブルー


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シンザン記念2011回顧
イメージの錯覚を考える

スナフキン
09期 予想歴28年

次走危険:ドナウブルー


2歳~明け3歳というものは、難しい時期ですね。
この時期は見れる要素が少ない上に、対戦成績も希少で牡馬牝馬の斤量さも加わります。
今回はレースを見たイメージが人気を結果を左右したように思います。
古馬になれば、あれこれ見なくてもイメージが出来ますが、若駒はそれが出来ないので数字上か血統かレース映像とかになるでしょう。
見たままをイメージとして捉えると、間違った錯覚を起こしやすいと思うんです。

例えば直線の伸びる脚や競り合いのシーンは人の記憶に残りますから、
ゴール前の速さがコースによって受けるイメージが異なる点に注意がいります。

平坦な京都や短い直線の中山では直線の速さを感じます。
ですが、阪神と東京では見た目で速さを感じにくいのが盲点だったんじゃないでしょうか。

1人気だったドナウブルーは京都デビュー2戦をスピード感のある差し脚のイメージだったので、強く印象付けられました。

逆にレッドデイヴィスは1着降着だった前走のゴール前はスピード感を受けにくい阪神で、相手がサトノオーでも見たイメージはドナウブルーより見劣ったと見てしまった人気では・・・

カメラアングルの違い、高さや角度でも受け取るものが違ってきます。
阪神ラジオN杯でもカメラの違いでヴィクトワールピサのイメージはゴール前の速さが違って見えました。

本馬場のいい位置で見ている人は平等に見れても、映像しか見ていないと片寄った記憶を残してしまう点が問題となります。

阪神デビューのマルセリーナの差し切ったシーンは自身34秒を切る上がるでも速さがなく、強さが勝っていたイメージでしょうか。

京都デイリー杯で好走したアドマイヤサガスはペースが流れたので、速いイメージはなくも勝ち馬の印象に惑わされた感じです。

オルフェーヴルの東京京王でも勝ち馬の強い印象から伸びてはいても案外に見えがち。

把握不足の時期の馬は、レースを見たままの印象じゃなくコースとペースを気配る作業が当然必要です。
先入観とは怖いもので根強く残りますから、何年やってもその辺からは抜けにくいもの、今年は前進したいです。

ドナウブルーはゴール前が気になりました。
折り合いの影響もですが、平坦な直線の逆ヨレは距離の融通性に不安を感じます。
デビューから馬体重が減っている状態で成長度もどうなのか、次走の注意点とします。


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