フェアリーS2011予想
フェアリーS 内枠の先行馬とサンデーサイレンス系。

軍神マルス
08期 予想歴13年

◎アドマイヤセプター
  3着/2人気

○ピュアブリーゼ4着/4人
▲ダンスファンタジア1着/1人


★傾向分析★
2009年 タイム 1'36"5 (良) 1FAve=12.06 3FAve=36.19
テン36.4-中盤24.5(3F換算36.75)-上がり35.6 『加速・中弛み』
1着ジェルミナル・・・アグネスタキオン×Double Bed=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー 〔7-e〕 5-4
2着アイアムネオ・・・ネオユニヴァース×Mr.Prospector=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔1-x〕 11-11
3着グッデーコパ・・・マンハッタンカフェ×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔16-h〕 1-1

2010年 タイム 1'34"8 (良) 1FAve=11.85 3FAve=35.55
テン33.8-中盤23.0(3F換算34.50)-上がり38.0 『前傾・ハイレベル』
1着コスモネモシン・・・ゼンノロブロイ×Singspiel=サンデーサイレンス×サドラーズウェルズ 〔14-c〕 6-7
2着アプリコットフィズ・・・ジャングルポケット×サンデーサイレンス=グレイソヴリン×サンデーサイレンス 〔16-c〕 6-3
3着ティラーバートン・・・ジャングルポケット×ノーザンテースト=グレイソヴリン×ノーザンテースト 〔11〕 9-7

09年から開催が替わり、中山芝1600mで行われるようになったフェアリーS。以前はこの時期に菜の花賞が同じコースで行われていて、菜の花賞は『前傾』や『一貫』になることが多かった。09年は『加速・中弛み』の流れ(=菜の花賞の時にも『中弛み』は基本の流れとして存在、多分牝馬限定戦のため『中弛み』になりやすいのだと思う)。10年は『前傾・ハイレベル』の厳しい流れ。本来は中山芝1600mは厳しい流れになることが多く、09年の流れはやや特殊だったと考える。

血統の傾向は、菜の花賞の頃から4年連続してアグネスタキオン産駒が好走(=06年2着ルビーレジェンド、07年2着ショウナンタレント、08年2着スワンキーポーチ、09年1着ジェルミナル)。いずれも共通点は母系にボールドルーラー系とノーザンダンサー系の血が入っている点。器用なサンデーサイレンス系×ノーザンダンサー系・ボールドルーラー系配合(どちらも入っているならなお良い)ならば、適性が向くと考える。
また09年はネオユニヴァース産駒、マンハッタンカフェ産駒が好走。菜の花賞だった頃は、好走馬が後で東京芝1600mで好走していて(=06年1着コイウタはクイーンC1着、07年1着ピンクカメオはNHKマイルC1着)、08年NHKマイルCではマンハッタンカフェ産駒が好走。09年にはネオユニヴァース産駒もダービー(=東京芝2400m)で好走しているし、10年もゼンノロブロイ産駒がオークス好走(=東京芝2400m)、2着馬アプリコットフィズは次走でクイーンC1着好走(=東京芝1600m)。東京芝コースのGⅠ向きの血統が好走しやすく、つながりは十分にあると考えます。
ただしスローのヨーイドンというようなレースでしか好走していない馬だと、信頼性は落ちると思います。


また中山芝1600mはコーナーはざっくりと2つなのですが、実質的には終始コーナーを回っているようなトリッキーなコースのため、外枠の馬はかなりの不利を背負うことになるので、外枠は割引。

★予想★
◎アドマイヤセプター・・・キングカメハメハ×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔8-f〕
前走エリカ賞7着(=阪神芝2000m:0.7秒差)。前々走札幌2歳S3着(=札幌芝1800m:0.4秒差)。札幌2歳Sの1・2着馬は、1着馬オールアズワンは次走ラジオNIKEEI杯2着好走、2着馬アヴェンチュラは次走阪神JF4着好走と世代間での上位に好走していて、本馬も能力は期待できる馬。前走はスローペースを後方から差し届かずの内容だったが、今回最内枠で先行するならば堅実に好走できると考えて期待する。
キングカメハメハ産駒はミスプロ系だが、凱旋門賞での好走も多いキングマンボ系で欧州型の要素を兼ね備えている。格の高いレースでの究極のスピード競馬になると本領を発揮し、厳しい展開ほど持ち前の底力を活かす。ダンシングブレーヴ系に近い特性と考える。欧州スタミナ型が好走しやすい中山芝コースも合うはず。母父サンデーサイレンスは、勢いに乗じて連続好走しやすい特性を持ち、鮮度の高い時によく好走する。重賞挑戦など格上相手にもよく好走し、重賞初挑戦などは特にプラス要因となる。
No.〔8〕の牝系は、早い時期から走るが人気を背負うと少し信頼性に欠ける点がある。小回りコースよりは広いコース向き。3歳春シーズンまでは詰め甘な点はあるが、叩き良化型が多い。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面叩いて一変が少ないタイプ。

○ピュアブリーゼ・・・Monsun×Peintre Celebre=スターリング×ヌレイエフ
前走葉牡丹賞4着(=中山芝2000m:0.2秒差)。
Monsun産駒はスターリング系で、欧州スタミナ型のドイツの主流血統。詳しい特性は情報が少なく未知数。母父Peintre Celebreはヌレイエフ系で、欧州型のスタミナの本格派の芝2400m血統ながら、ジリ脚のためスローの中長距離より淀みなく流れる短距離・マイルが合うタイプ。

▲ダンスファンタジア・・・・ファルブラヴ×サンデーサイレンス=ノーザンダンサー×サンデーサイレンス 〔7〕
前走阪神JF9着(=阪神芝1600m:0.8秒差)。前走は出遅れた上かかってしまい失速したが、今回母が得意とした中山芝コースなら(=母ダンスインザムードは中山芝コースを3戦3勝)気性の悪さを出す暇もなく、締まった流れで好走可能と考えて評価する。
ファルブラヴ産駒はノーザンダンサー系で、同系のエリシオなどと同じく2歳や3歳春に好走する早熟の快速牝馬がでやすい特性がある(=レーヴダムール、ビーチアードル、ラルケットなど。エリシオ産駒ならヘルスウォール、シェーンクライトなど)。牝馬のスピード馬は多数いるのだが、現状は芝1200mや芝1400m、芝1800mが主戦場で稼ぎ所。夏を境に上昇する産駒も多い。クラシックを見据えて考えると少し不安な点はあるのだが、現時点での完成度は高く、また芝2000mまでなら対応可能と考えて評価する。母父サンデーサイレンスは、勢いに乗じて連続好走しやすい特性を持ち、鮮度の高い時によく好走する。重賞挑戦など格上相手にもよく好走し、重賞初挑戦などは特にプラス要因となる。母はダンスインザムードで桜花賞馬で、またヴィクトリアMやマイルCSでも好走した、スピードに長けてマイル戦で強さを発揮した馬。本馬もマイル戦で能力を発揮する下地があると考えて期待する。
No.〔7〕の牝系は、牡馬と互角に戦う牝馬が多く、京都コースや阪神コースでの好走が多い牝系。また距離変更ショックや位置取りショックなどのショックが良く効く特性があり、間隔を詰めた時にも良く好走する。分枝記号なしは、産駒ごとに得手不得手ははっきりしているものの、平均的に能力を発揮し、やや晩成傾向。

△スピードリッパー・・・・ファルブラヴ×サンデーサイレンス=ノーザンダンサー×サンデーサイレンス
前走サフラン賞3着(=東京芝1400m:0.2秒差)。前走1着馬ライステラスは、その後阪神JF3着好走(=阪神芝1600m:0.2秒差)していて、本馬も能力的には好走可能なはず。休み明けの分やや評価を落としてヒモ候補に。
ファルブラヴ産駒はノーザンダンサー系で、同系のエリシオなどと同じく2歳や3歳春に好走する早熟の快速牝馬がでやすい特性がある(=レーヴダムール、ビーチアードル、ラルケットなど。エリシオ産駒ならヘルスウォール、シェーンクライトなど)。牝馬のスピード馬は多数いるのだが、現状は芝1200mや芝1400m、芝1800mが主戦場で稼ぎ所。夏を境に上昇する産駒も多い。クラシックを見据えて考えると少し不安な点はあるのだが、現時点での完成度は高く、また芝2000mまでなら対応可能と考えて評価する。母父サンデーサイレンスは、勢いに乗じて連続好走しやすい特性を持ち、鮮度の高い時によく好走する。重賞挑戦など格上相手にもよく好走し、重賞初挑戦などは特にプラス要因となる。この特性は、今回同配合のダンスファンタジアよりも期待できると考える。


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フェアリーS2011回顧
フェアリーS ダンスファンタジアについて。

軍神マルス
08期 予想歴13年

次走狙い:ダンスファンタジア
次走狙い:スピードリッパー


2011年 タイム 1'33"7 (良) 1FAve=11.71 3FAve=35.14

ラップ
①12.3-②10.6-③11.1-④11.1-⑤12.0-⑥12.2-⑦11.9-⑧12.5
1FAveとの誤差
①+0.6 ②-1.1 ③-0.6 ④-0.6 ⑤+0.3 ⑥+0.5 ⑦+0.2 ⑧+0.8
テン34.0-中盤23.1(3F換算34.65)-上がり36.6 『前傾』

『前傾』・・・逃げ× 先行△ 差し○ 追込◎

1着ダンスファンタジア・・・・ファルブラヴ×サンデーサイレンス=ノーザンダンサー×サンデーサイレンス 〔7〕 8-5
2着スピードリッパー・・・・ファルブラヴ×サンデーサイレンス=ノーザンダンサー×サンデーサイレンス 6-2
3着アドマイヤセプター・・・キングカメハメハ×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔8-f〕 3-2

流れは、テン-上がりのラップ差と中盤の締りから『前傾』の流れ。中山芝1600mは厳しいペースになることが多く、コース形態から(=常にコーナーを回っているような形なので)持続した流れになりやすく、その結果厳しい流れになると考える。またその分外枠が不利となり、今回も好走したのは内枠の馬が多い。展開的には追込が最も恵まれ、次いで差し、逃げ・先行には厳しい流れ。

1着ダンスファンタジアは、前走阪神JF9着(=阪神芝1600m:0.8秒差)からの好走。前走阪神JFでは出遅れた上かかってしまい失速してしまったが、これまではスローな流れを極上のキレにて好走するレースが多かったのだが、今回は締まった厳しい流れを好位差しにて好走。母ダンスインザムードは中山芝コースを3戦3勝と好相性だったが、娘にもその相性のよさを感じさせる内容での好走でした。緩い流れだと垣間見せる気性の悪さがあるが、その気性の悪さを出す暇もない締まった流れでの方が本領発揮のタイプと考える。能力的には今後も期待する。
ファルブラヴ産駒はノーザンダンサー系で、同系のエリシオなどと同じく2歳や3歳春に好走する早熟の快速牝馬がでやすい特性がある(=レーヴダムール、ビーチアードル、ラルケットなど。エリシオ産駒ならヘルスウォール、シェーンクライトなど)。牝馬のスピード馬は多数いるのだが、現状は芝1200mや芝1400m、芝1800mが主戦場で稼ぎ所。夏を境に上昇する産駒も多い。クラシックを見据えて考えると少し不安な点はあるのだが、現時点での完成度は高く、また芝2000mまでなら対応可能と考えて評価する。母父サンデーサイレンスは、勢いに乗じて連続好走しやすい特性を持ち、鮮度の高い時によく好走する。重賞挑戦など格上相手にもよく好走し、重賞初挑戦などは特にプラス要因となる。
No.〔7〕の牝系は、牡馬と互角に戦う牝馬が多く、京都コースや阪神コースでの好走が多い牝系。また距離変更ショックや位置取りショックなどのショックが良く効く特性があり、間隔を詰めた時にも良く好走する。分枝記号なしは、産駒ごとに得手不得手ははっきりしているものの、平均的に能力を発揮し、やや晩成傾向。

2着スピードリッパーは、前走サフラン賞3着(=東京芝1400m:0.2秒差)からの好走。前走サフラン賞の1着馬ライステラスは、その後阪神JF3着好走(=阪神芝1600m:0.2秒差)。このことから本馬も能力的には好走可能なはずと考えて評価しましたが、これが正解。半兄ポップロック(=父エリシオ)なので、父の血統構成も似ていて今後の成長能力にも期待します。
ファルブラヴ産駒はノーザンダンサー系で、同系のエリシオなどと同じく2歳や3歳春に好走する早熟の快速牝馬がでやすい特性がある(=レーヴダムール、ビーチアードル、ラルケットなど。エリシオ産駒ならヘルスウォール、シェーンクライトなど)。牝馬のスピード馬は多数いるのだが、現状は芝1200mや芝1400m、芝1800mが主戦場で稼ぎ所。夏を境に上昇する産駒も多い。クラシックを見据えて考えると少し不安な点はあるのだが、現時点での完成度は高く、また芝2000mまでなら対応可能と考えて評価する。母父サンデーサイレンスは、勢いに乗じて連続好走しやすい特性を持ち、鮮度の高い時によく好走する。重賞挑戦など格上相手にもよく好走し、重賞初挑戦などは特にプラス要因となる。
No.〔7〕の牝系は、牡馬と互角に戦う牝馬が多く、京都コースや阪神コースでの好走が多い牝系。また距離変更ショックや位置取りショックなどのショックが良く効く特性があり、間隔を詰めた時にも良く好走する。また1着馬ダンスファンタジアとはNo.〔7〕で同じ牝系なので、同系連鎖での好走と考える。分枝記号cは、分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。

3着アドマイヤセプターは、前走エリカ賞7着(=阪神芝2000m:0.7秒差)からの好走。前々走札幌2歳S3着(=札幌芝1800m:0.4秒差)。札幌2歳Sの1・2着馬は、1着馬オールアズワンは次走ラジオNIKEEI杯2着好走、2着馬アヴェンチュラは次走阪神JF4着好走と世代間での上位に好走していて、本馬も能力は期待できる馬。この暮れの2歳戦や明け3歳戦では他馬ものさしとして比較検討することで、能力把握しやすい時期なので来年もこの考え方は上手く活かしたい。前走はスローペースを後方から差し届かずの内容だったが、今回最内枠で先行するならば堅実に好走できると考えて期待し、結果3着。やや不利な厳しい流れの中、よく踏ん張ったと考える。
キングカメハメハ産駒はミスプロ系だが、凱旋門賞での好走も多いキングマンボ系で欧州型の要素を兼ね備えている。格の高いレースでの究極のスピード競馬になると本領を発揮し、厳しい展開ほど持ち前の底力を活かす。ダンシングブレーヴ系に近い特性と考える。欧州スタミナ型が好走しやすい中山芝コースも合うはず。母父サンデーサイレンスは、勢いに乗じて連続好走しやすい特性を持ち、鮮度の高い時によく好走する。重賞挑戦など格上相手にもよく好走し、重賞初挑戦などは特にプラス要因となる。
No.〔8〕の牝系は、早い時期から走るが人気を背負うと少し信頼性に欠ける点がある。小回りコースよりは広いコース向き。3歳春シーズンまでは詰め甘な点はあるが、叩き良化型が多い。今回も3着の結果からは3歳春シーズンはやはりまだ信頼性に少し欠ける点があると考える。母アドマイヤグルーヴも祖母エアグルーヴも桜花賞とは相性は良いとはいえない一族なので、桜花賞は鬼門になるかも。ただし距離の延びるオークスとつながりやすくなった今の桜花賞なら、適性が嵌るのかもしれないと思える部分もあり、とりあえず今後の成長をよく見守りたい。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面叩いて一変が少ないタイプ。

今回は1~3着までは全て母父サンデーサイレンス。フェアリーSでも、母父サンデーサイレンスは今後侮れないと反省します。


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