あやめ賞2011予想
瞬発力とはなにか

編集長おくりばんと
08期 予想歴21年

◎デウスウルト
  3着/2人気

○トウシンイーグル5着/4人
×エーシンミズーリ
×カピオラニパレス


瞬発力という用語を競馬でよく使うけれど、
20年競馬を見てても未だよくわからない。というかけっこう曖昧にみんな思い思いの定義で使っているようにも思う。
上がり32秒で上がれるかどうかというのを瞬発力と呼んでいることも多いように思うが、
どうもしっくりこない。
新潟の直線コースを走ればサラブレッドなら大概みんなそれくらいで走れることがわかってきたし、
そもそも600m30秒以上の間全速力で走ることって瞬発というよりもはや持続のレベルのような感じもする。
たしかにずぶずぶのダート馬で32秒で上がれない馬もいると思うが、
それは「スピード不足」とどう違うのかというのもよくわからない。

自分としては、
前の100mを7秒くらいの緩いスピードで走っていたのを、急に5秒くらいで急加速できる、
ギアを瞬時に変えられる能力を瞬発力と呼んでくれると一番しっくりくる。
800mの直線でだんだんと加速していって、31秒台で上がれるオースミグラスワンの能力とかは瞬発力とちょっと違うかなと思ったりする。
フットワークを見ていても、
追われて一気に回転速度を上げられるような、もともと回転で走るようなタイプの方が、瞬発できる。

また、スローペースのときにはそういう能力が求められていると思う。
スローでは馬群が凝縮してスペースがお互い狭くなるから、
数秒前が開いたときとかに、騎手のゴーサインに応えて、スっと動ける急加速できる能力がとても大事で、着順に繋がるのはそちらの能力の方で、
広々としたところを32秒で走れる能力とかは実はそんなに「使える」能力ではなくて、
それを発揮するには大外を回らないといけないから、
結局距離ロスで相殺されて着順に繋がらないのではないかなとか・・・


色々思うところはありますが結局いいたいのは、、、、


エーシンミズーリとカピオラニパレスは
非常に綺麗な大飛びの良いフットワークをするけれど、
ゆったりした回転すぎてワンペースで、瞬時に反応するとかではなく、
広々のびのび走らせたときにだんだんとすごいトップスピードに持っていけるようなタイプの馬だと思う。

なのでこのメンバー構成で、スローからの瞬発力勝負というのになったときは、
狭いスペースをさばいたりとかが得意でなく、後手を踏んで、着順を落とす可能性が高くなる馬ではないかと。
アイルトンバローズもそういう系に感じる。

逆に小さめのフットワークで上手く競馬できそうなのが、
上記2頭かなと思う。


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