小倉記念2011予想
今年も差し追込決着だろうか

KUROSHIMA
08期 予想歴16年

◎エーシンジーライン
  5着/13人気

○ホワイトピルグリム9着/6人
▲トーホウアラン16着/17人


 過去5年間は差し追込の活躍ばかりが目立ち、逃げ先行勢が軒並み成績不振な重賞、小倉記念。しかし、今年は18頭フルゲートの割に前々が意外なほど手薄な組み合わせ。ホクトスルタンは故障からの長欠明け、アンノルーチェは前走押し出されてハナ、コスモファントムは叩き2戦目で本調子には疑問が残る。そんな状況下で、思い切った逃げを打てる馬がいれば、そこは変則開催で開幕週の馬場。例年の傾向とは異なり逃げ切りで決まってもむしろ驚けない。

 ◎は単騎逃げに持ち込めそうなエーシンジーライン。オープン入り後は成績ひと息も、白富士Sを除けば日経賞・金鯱賞・七夕賞というローテで相手も骨っぽい分だけに凡走続きも致し方なかった。

 ただし、七夕賞が当時の中山が逃げ馬にとって致命的なほど外差し馬場だったことを考慮すると、これを簡単に力負けと片付ける訳にはいかない。むしろ、勝ったイタリアンレッドを除けばコスモファントムやアドマイヤメジャーらとの着差はコンマ3秒程度。11着でも着順ほど上位馬との差はなかった。舞台が中山から小倉に替り、前が簡単に止まらない馬場になれば逆転も十分想定内になる。

 重賞戦線では少し物足りなく映るホワイトピルグリムだが、小倉とは相性も比較的良く諦めずに最後まで追ってくる鞍上への乗り替りも好感度アップ。◎が前傾ラップを刻むのが前提だが、上がりのかかる追い比べになれば注目したい1頭。

 体質が強くないために使い込めないが、その分トーホウアランはまだ年齢ほど老け込む齢でもないだろう。GⅡ2勝を含む重賞3勝は出走馬中でも実績は随一といっていい。久々でも流れに乗れると意外と勝負になるのでは。


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