ア共和国杯2011予想
アイルランドT組に注目

KUROSHIMA
08期 予想歴16年

◎カワキタコマンド
  3着/8人気

○ポルカマズルカ11着/12人
▲コスモヘレノス9着/6人
×カリバーン
×オウケンブルースリ


 ◎カワキタコマンド、○ポルカマズルカの前走、アイルランドTではリーチザクラウンが大逃げを打つ展開。全体の走破タイムは2分台で意外と平凡に落ち着いたが、直線で逃げ馬が作った大差を詰めてきた上位の各馬は、数字以上にタフな追い比べを克服してきたことは確かだろう。

 東京の芝2500Mは、もちろんペース次第なのだが、一般的には消耗戦らしい末脚勝負になりやすい傾向がある。ということは、同じ好走馬でも、前走で軽い馬場もしくは上がり勝負を経験してきた馬よりは、タフな流れや重い馬場を経験してきた馬のほうが、少なくともこのレースへの適性はより高いという仮定も成り立つのではないか。

 特にカワキタコマンドは、今年5月から数を使われながらも一度も馬券圏内から外れなかった堅実さが光る。前走でも控える競馬で能力を出せることを再認識。相手なりゆえの一発も。

 その他、昨年の3着馬コスモヘレノスも、近走は能力を発揮できない条件ばかりを使われてきた様子。右回りよりも左回りで成績も良く、仕切り直しで昨年と同じだけ走れれば。

 上位人気馬、特に1番人気から4番人気まではどれもこれも人気先行のきらいがあると思うのだが、強調したいのはカリバーンとオウケンブルースリ。

 カリバーンはオールカマーでアーネストリーに完敗は仕方ないとしても、最後ゲシュタルトに差されて連対を確保できなかったことに不満が残る。リディルを制した白富士S勝ちが主な実績だが、同レースは正味上がり3Fだけの競馬だった点は留意しておきたい。また、父デュランダル、母父ボストンハーバーという血統構成も、さらなる距離延長がプラスかと問われると、普通に考えてやはりNOとせざるを得ない。

 過去にここをステップにしたGⅠ馬も数多く撃沈しているのが、それもアルゼンチン共和国杯の歴史。オウケンブルースリも京都大賞典の3着は、軽い馬場と上がり勝負の恩恵が大だったのでは。春のGⅡ戦が軒並み不振だったことを思い出せば、前走の好走くらいで飛びつけるような人気馬ではなさそうだ。


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