阪神JF2011予想
阪神JF クラシック好走血統と上がり重視。

軍神マルス
08期 予想歴13年

◎サウンドオブハート
  3着/1人気

○トーセンベニザクラ10着/9人
▲ジョワドヴィーヴル1着/4人


★傾向分析★
2006年 タイム 1'33"1 (良) 1FAve=11.64 3FAve=34.91
テン34.4-中盤23.9(3F換算35.85)-上がり34.8 『中弛み』
1着ウォッカ・・・タニノギムレット×ルション=ロベルト×ネヴァーベンド 〔3-l〕 6-6
2着アストンマーチャン・・・アドマイヤコジーン×Woodman=グレイソヴリン×ミスプロ 〔2-n〕 3-3
3着ルミナスハーバー・・・アグネスタキオン×Alydar=サンデーサイレンス×レイズアネイティヴ 〔A1〕 1-1

2007年 タイム 1'33"8 (良) 1FAve=11.73 3FAve=35.18
テン34.4-中盤23.7(3F換算35.55)-上がり35.7 『前傾』
1着トールポピー・・・ジャングルポケット×サンデーサイレンス=グレイソヴリン×サンデーサイレンス 〔1-p〕 11-8
2着レーヴダムール・・・ファルブラヴ×Highest Honor=ノーザンダンサー×グレイソヴリン 〔1-p〕 17-15
3着エイムアットビップ・・・アグネスデジタル×トニービン=ミスプロ×グレイソヴリン 〔7-e〕 10-8

2008年 タイム 1'35"2 (良) 1FAve=11.90 3FAve=35.70
テン35.2-中盤24.4(3F換算36.6)-上がり35.6 『一貫・中弛み』
1着ブエナビスタ・・・スペシャルウィーク×Caerleon=サンデーサイレンス×ニジンスキー 〔16-c〕 16-15 
2着ダノンベルベール・・・アグネスタキオン×Bering=サンデーサイレンス×ネイティヴダンサー 〔3-n〕 11-6
3着ミクロコスモス・・・ネオユニヴァース×Marquetry=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔4-g〕 18-18

2009年 タイム 1'34"9 (良) 1FAve=11.86 3FAve=35.59
テン35.1-中盤24.5(3F換算36.75)-上がり35.3 『一貫・中弛み』
1着アパパネ・・・キングカメハメハ×Salt Lake=ミスプロ×ヴァイスリージェント 〔9-f〕 10-10
2着アニメイトバイオ・・・ゼンノロブロイ×フレンチデピュティ=サンデーサイレンス×ヴァイスリージェント 〔19〕 7-7
3着ベストクルーズ・・・クロフネ×サンデーサイレンス=ヴァイスリージェント×サンデーサイレンス 〔12〕 11-12

2010年 タイム 1'35"7 (良) 1FAve=11.96 3FAve=35.89
テン35.8-中盤25.4(3F換算38.10)-上がり34.5 『加速・中弛み』
1着レーヴディソール・・・アグネスタキオン×Highest Honor=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔1-p〕 10-11 
2着ホエールキャプチャ・・・クロフネ×サンデーサイレンス=ヴァイスリージェント×サンデーサイレンス 〔12〕 5-9
3着ライステラス・・・ソングオブウインド×スピードワールド=ミスプロ×ヌレイエフ 〔6-a〕 7-4

近5年の流れは、06年・08年・09年・10年と『中弛み』の流れとなり、また07年は『前傾』、08年・09年は『一貫』と比較的厳しい流れも内在しているので、底力と完成度の高さを競う流れになると考える。
そのため06年1着ウオッカは桜花賞2着・ダービー1着・秋華賞3着、07年1着トールポピーはオークス1着、08年1着ブエナビスタは桜花賞1着・オークス1着・秋華賞2着、09年1着アパパネは桜花賞1着・オークス1着・秋華賞1着とクラシック牝馬3冠達成、09年2着アニメイトバイオは秋華賞2着、10年2着ホエールキャプチャは桜花賞2着・オークス3着・秋華賞3着と、クラシックで好走できる能力を秘めている証明ができるレースと考える。逆に言えば来年のクラシックで狙いたい馬を素直に評価するレースといえると考える。

血統の傾向は、グレイソヴリン系が強いこと。07年は1~3着馬が父か母父にグレイソヴリン系という状態でした。近5年の1~3着馬の血統に父母父や母母父まで遡ると大系統ナスルーラの血が入っているようです。これらは持続型の流れに強い特性があり、厳しい流れ向き。
09年はヴァイスリージェント系を父や母父に持つ馬が1~3着独占。10年も2着にヴァイスリージェント系を持つ馬が好走。ヴァイスリージェント系は仕上がりが早いので2歳戦では完成度が高く、鮮度や勢いを活かせる状態なら要注目。
またファルブラヴ産駒(=07年2着レーヴダムール)やタニノギムレット産駒(=06年1着ウオッカ)などは欧州型の特性を持つ産駒で、スタミナ型の産駒が多い。スタミナが要る流れになりやすいと考えます。
08年・09年はグレイソヴリン系の好走ではなかったのですが、スペシャルウィーク、アグネスタキオン、ネオユニヴァース、キングカメハメハ、ゼンノロブロイと東京芝2400m好走血統が好走した結果に。タニノギムレットやジャングルポケットなどの好走からも東京芝2400m好走血統は要注意と思います。
なかでもアグネスタキオン産駒や母父サンデーサイレンスの好走も多く、瞬発力勝負に対応できるサンデーサイレンス系向きのレースと考えます。

ステップの傾向は、黄菊賞(=京都芝1800m)好走馬が06年・07年と連続して1着馬(=06年1着ウオッカ、07年1着トールポピー)を出している最良のステップ。牡馬と対等に戦えるだけの力の証明と対戦ストレスが少ないことが好走の要因と思われます。また好走した2頭はともに東京芝2400mのGⅠを勝つことになる馬。ダービーやオークス好走血統ならば堅軸と考える。
また赤松賞(=東京芝1600m)好走馬も08年・09年と好走馬(=08年2着ダノンベルベール、09年1着アパパネ)と好走馬を輩出。東京芝1600mの赤松賞を好走した2頭とも最速上がりで好走していたことから、速い上がりを繰り出して好走している馬で、こちらもダービー・オークス血統ならば要注目と考える。

またファンタジーSを先行して好走した馬が2・3着になりやすい傾向(=06年2着アストンマーチャン、07年3着エイムアットビップ、09年3着ベストクルーズ、10年3着ライステラスなど)。

★予想★
阪神JFのポイントは、
①『中弛み』が基本の流れになりやすく、オプションとして『前傾』『加速』『一貫』などの流れが付加される。そのため求められるのは瞬発力と完成度の高さ。
②瞬発力勝負のため、器用なサンデーサイレンス系向きのレース。母父サンデーサイレンスやアグネスタキオンの好走が多い。キングマンボ系も器用なので、今後の好走に期待。
③グレイソヴリン系の好走も多く、父や母父にグレイソヴリン系が入っているとなお良い。
④ここ数年好走馬がクラシック(=特に東京芝2400m)で好走していて、東京芝2400mGⅠ好走血統は特注。
⑤芝1400m~1800mの牡馬混合戦での重賞やオープン実績がある馬で、瞬発力勝負に強い上がりの速い馬は特注。
⑥ファンタジーS好走馬は2・3着になりやすい。

◎サウンドオブハート・・・アグネスタキオン×Caerleon=サンデーサイレンス×ニジンスキー 〔3-n〕
前走芙蓉S1着(=中山芝1600m)。前走は牡馬混合のオープン戦で出走馬中最速上がりにて好走。瞬発力勝負への対応も得意な馬と考え、また大外枠だが先行脚質のため不利にはならないと考えて堅軸として期待して評価する。
アグネスタキオン産駒は、スピード型サンデーサイレンス系で、前走0.5秒差以内で5着以内だと好走しやすい特性を持ち、サンデーサイレンスの瞬発力を最も活かしやすい。基本的に人気馬や好調馬を素直に評価すべき順張り血統。高速馬場や瞬発力が得意で、スタミナ豊富とは言えないが芝2200mや2500mの重賞成績も悪くなく、華やかで完成の高いクラシック型。またアグネスタキオン産駒は阪神JFでの好走が多く(=06年3着ルミナスハーバー、08年2着ダノンベルベール、10年1着レーヴディソールなど)、相性の良い血統と考えて期待する。母父Caerleonは、種牡馬の持ち味を活かしつつ持続するスピードや豊富な成長力を伝える能力に優れている。特に東京と京都外回り、阪神といった直線の長いコースの重賞には強い。2歳戦でも戦える仕上がりの早さと高齢でも侮れないしぶとい成長力も有す。
No.〔3〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。直線の長いコースでの末脚勝負にも強く、東京や京都芝コースでの好走も多い。分子記号nは、仕上がり早で素軽いスピードと立ち回りの上手さが持ち味。底力には欠けるが器用さでカバーする。また短距離向きの馬が多く、中距離馬は洋芝開催向き。

○トーセンベニザクラ・・・ダイワメジャー×ホワイトマズル=サンデーサイレンス×リファール 〔1-l〕
前走500万条件戦赤松賞1着(=東京芝1600m)。芝1600m戦は(2-1-0-0)と好走が多く、前走は出走馬中最速上がりにて好走。脚をうまく溜めれば瞬発力勝負にも対応できる馬で、先行しての好走も可能な馬。この脚質の幅を評価して、また相性の良い赤松賞好走馬ということにも注目して期待する。
ダイワメジャー産駒はサンデーサイレンス系で、力強いスピードを持ち、芝1600~2000mを得意とするマイラーや中距離型。フジキセキに近いイメージで、自身がダートを圧勝した実績もあるのでダートの得意な馬力型のタイプと、芝で鋭く斬れる脚を使うタイプと存在するはず。ダイワメジャー自身が中山芝コースで好走が多かったように、また古馬で本格化するまでは直線の長い東京芝コースや京都芝コースなどで最後につかまるレースが多かったことからも、キレよりもスピードの持続性能を活かしたレースに向くと考えますが、現時点での完成度は高い。おそらく古馬になり本格化すると鋭く斬れる脚も使えるようになると思います(=父母父ノーザンテーストの成長能力で引き出される感じと思います)。母父ホワイトマズルはリファール系で、欧州型のスタミナ血統で淀みない流れの中長距離戦で高い能力を発揮する。スローペースの瞬発力勝負で負けても、厳しい流れならすぐに反撃する。前走が惨敗でも、展開が向けばあっさり好走する特性を持つ。
No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。2歳のこの時期は成長力で他の牝系よりも完成度は高い。分子記号lは、クラシックで特注の記号で、能力が高くトップクラスのポテンシャルを秘めていて、成長力も豊富。

▲ジョワドヴィーヴル・・・ディープインパクト×Caerleon=サンデーサイレンス×ニジンスキー 〔16-c〕
前走新馬戦1着(=京都芝1600m)。半姉ブエナビスタで、半兄もアドマイヤオーラやアドマイヤジャパンなど活躍馬の多い一族。本馬も速い上がりを繰り出せるようで、適性は向くと考えるが、まだ1戦のみのため能力的な裏付けが証明されていない分を割り引いて評価する。しかし兄姉も2歳重賞を好走しているので、本馬も好走できる下地があると思います。
ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ディープインパクト産駒は、GⅠでの好走は朝日杯FS・桜花賞・NHKマイルC・安田記念と全てマイルGⅠ。現時点ではマイルが狙い目と考える。母父Caerleonは、種牡馬の持ち味を活かしつつ持続するスピードや豊富な成長力を伝える能力に優れている。特に東京と京都外回り、阪神といった直線の長いコースの重賞には強い。2歳戦でも戦える仕上がりの早さと高齢でも侮れないしぶとい成長力も有す。
No.〔16〕の牝系は、早い時期から走るのだが3歳春以降に成長を始め、距離が延びて本領発揮が多いステイヤー特性を持つ牝系。叩き良化型も多い。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。欧州的な瞬発力を秘めるがゴチャつく展開は苦手。

△アイムユアーズ・・・ファルブラヴ×エルコンドルパサー=ノーザンダンサー×ミスプロ 〔8-f〕
前走ファンタジーS1着(=京都芝1400m)。ファンタジーS好走馬は阪神JFでの好走も多いのだが、2・3着になることが多く、この傾向から連下候補と考える。特にファンタジーSを先行してその上で上がり上位馬だった場合の好走が多く、本馬は前走上がり2位で好走。この点もポイントと考える。
ファルブラヴ産駒はノーザンダンサー系で、同系のエリシオなどと同じく2歳や3歳春に好走する早熟の快速牝馬がでやすい特性がある(=ダンスファンタジア、レーヴダムール、ビーチアードル、ラルケットなど。エリシオ産駒ならヘルスウォール、シェーンクライトなど)。牝馬のスピード馬は多数いるのだが、現状は芝1200mや芝1400m、芝1800mが主戦場で稼ぎ所。夏を境に上昇する産駒も多く、上昇軌道に乗った馬はしばらく追いかけても損はない。トップスピードに乗るのは早くないが、速い上がりの瞬発力勝負にも対応できる。母父エルコンドルパサーはミスプロ系だが、格の高いレースで究極のスピード競馬(=レコード決着)になるほど凄味をきかすキングマンボ系。脅威の成長力と高齢まで衰えない息の長さを持つ。総じてスタミナ、パワーに優れ、芝なら小回りに強く、瞬発力勝負よりも、上がりの速くない展開やコースで本領を発揮する。
No.〔8〕の牝系は、2歳~3歳春シーズンも好走は可能だが人気の時には詰めが甘い特性があり、本領発揮は3歳秋以降で古馬で真価を発揮するタイプが多い。叩き良化型で、高速時計にも強い。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面叩いて一変が少ないタイプ。前走好走だと調子は良いと考えられ、好走を期待する。

△ラシンティランテ・・・アグネスタキオン×エンドスウィープ=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔9-a〕
前走500万条件戦白菊賞1着(=京都芝1600m)。前走は厳しいペースの流れを好位で展開して2着馬に0.6秒差をつける内容で、上がりは34秒台だが出走馬中最速での好走。緩い流れでの瞬発力勝負にも対応可能と考えて、好走に期待する。
アグネスタキオン産駒は、スピード型サンデーサイレンス系で、前走0.5秒差以内で5着以内だと好走しやすい特性を持ち、サンデーサイレンスの瞬発力を最も活かしやすい。基本的に人気馬や好調馬を素直に評価すべき順張り血統。高速馬場や瞬発力が得意で、スタミナ豊富とは言えないが芝2200mや2500mの重賞成績も悪くなく、華やかで完成の高いクラシック型。またアグネスタキオン産駒は阪神JFでの好走が多く、相性の良い血統と考えて期待する。母父エンドスウィープはミスプロ系で、芝向きのマイル~中距離型で厳しい持続型の流れで強さを発揮する。溜めが利いたときの差し脚は一級品。使い込んで上昇するタイプではなく、休み明けから数戦が狙い目。
No.〔9〕の牝系は、早い時期から好走できるが本格化前までは詰め甘なところがある牝系。小回りコースは鬼門だが、広いコースは好走が多い。人気よりもやや人気が落ちて伏兵の立場のときの方が好走しやすい特性もある。分枝記号aは、気性的には素直な産駒が多いが父親よりはスケールが小さくなる傾向。


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阪神JF2011回顧
阪神JF 2歳女王はブエナビスタMk-Ⅱ。

軍神マルス
08期 予想歴13年

次走狙い:ジョワドヴィーヴル
次走狙い:サウンドオブハート
次走危険:イチオクノホシ


2011年 タイム 1'34"9 (良) 1FAve=11.86 3FAve=35.59

ラップ
①12.6-②11.1-③12.1-④12.2-⑤12.2-⑥11.7-⑦11.0-⑧12.0
1FAveとの誤差
①+0.7 ②-0.8 ③+0.2 ④+0.3 ⑤+0.3 ⑥-0.2 ⑦-0.9 ⑧+0.1
テン35.8-中盤24.4(3F換算36.60)-上がり34.7 『加速・中弛み』

『加速』・・・逃げ◎ 先行○ 差し△ 追込×
『中弛み』・・・逃げ◎ 先行△ 差し× 追込○

1着ジョワドヴィーヴル・・・ディープインパクト×Caerleon=サンデーサイレンス×ニジンスキー 〔16-c〕 9-10
2着アイムユアーズ・・・ファルヴラヴ×エルコンドルパサー=ノーザンダンサー×ミスプロ 〔8-f〕 4-4
3着サウンドオブハート・・・アグネスタキオン×Caerleon=サンデーサイレンス×ニジンスキー 〔3-n〕 3-3
4着イチオクノホシ・・・ゼンノロブロイ×Kendor=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔1-l〕 11-11
5着アンチュラス・・・ディープインパクト×Wild Zone=サンデーサイレンス×ニアークティック 〔9-e〕 9-7

流れは、テン‐上がりのラップ差から『加速』と中盤の弛みから『中弛み』の複合ラップ。例年基本の流れとして『中弛み』の流れにはなりやすいのだが、今年は『加速』の流れも相まって上がり重視の瞬発力勝負の様相。展開的には、逃げが最も恵まれ、次いで先行、差し・追込には厳しい流れと考える。

1着ジョワドヴィーヴルは、前走新馬戦1着(=京都芝1600m)からの好走。半姉ブエナビスタで、半兄もアドマイヤオーラやアドマイヤジャパンなど活躍馬の多い一族。兄姉も2歳重賞を好走していたし、1戦だけの戦績から4番人気だったが、本馬も兄姉同様に極上の上りを繰り出し好走。展開的に厳しい流れを上がりも出走馬中最速34秒1で、2着馬アイムユアーズに0.4秒差の完勝の内容は高く評価したい。とりあえず桜花賞までは約4か月あるが、例年阪神JF好走馬が桜花賞でもそのままの強さで好走することが多い傾向からも、今後も好走に期待する。ブエナビスタMk-Ⅱと考える。
ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ディープインパクト産駒は、GⅠでの好走は朝日杯FS・桜花賞・NHKマイルC・安田記念と全てマイルGⅠ。今回も阪神JFは阪神芝1600mにて、現時点ではマイルが特注の狙い目と考える。母父Caerleonは、種牡馬の持ち味を活かしつつ持続するスピードや豊富な成長力を伝える能力に優れている。特に東京と京都外回り、阪神といった直線の長いコースの重賞には強い。2歳戦でも戦える仕上がりの早さと高齢でも侮れないしぶとい成長力も有す。
No.〔16〕の牝系は、早い時期から走るのだが3歳春以降に成長を始め、距離が延びて本領発揮が多いステイヤー特性を持つ牝系。叩き良化型も多い。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。欧州的な瞬発力を秘めるがゴチャつく展開は苦手。

2着アイムユアーズは、前走ファンタジーS1着(=京都芝1400m)からの好走。ファンタジーS好走馬は阪神JFでの好走も多いのだが、2・3着になることが多く、この傾向は今年も活きたと考える。特にファンタジーSを先行してその上で上がり上位馬だった場合の好走が多く、本馬は前走上がり2位で好走。この点もポイント。来年にも活かしたい傾向。本馬は今回も含め5戦(2-2-1-0)と大崩れなく、また芝1200~1600mまで重賞でも好走。オークストライアルが始まるまでは、牝馬クラシック路線はマイルを中心に構成されているので、現時点の完成度や実績から今後も桜花賞までは侮れない馬で、その上なかなか人気になりにくい馬なので美味しい存在と思います。
ファルブラヴ産駒はノーザンダンサー系で、同系のエリシオなどと同じく2歳や3歳春に好走する早熟の快速牝馬がでやすい特性がある(=ダンスファンタジア、レーヴダムール、ビーチアードル、ラルケットなど。エリシオ産駒ならヘルスウォール、シェーンクライトなど)。牝馬のスピード馬は多数いるのだが、現状は芝1200mや芝1400m、芝1800mが主戦場で稼ぎ所。夏を境に上昇する産駒も多く、上昇軌道に乗った馬はしばらく追いかけても損はない。トップスピードに乗るのは早くないが、速い上がりの瞬発力勝負にも対応できる。母父エルコンドルパサーはミスプロ系だが、格の高いレースで究極のスピード競馬(=レコード決着)になるほど凄味をきかすキングマンボ系。脅威の成長力と高齢まで衰えない息の長さを持つ。総じてスタミナ、パワーに優れ、芝なら小回りに強く、瞬発力勝負よりも、上がりの速くない展開やコースで本領を発揮する。
No.〔8〕の牝系は、2歳~3歳春シーズンも好走は可能だが人気の時には詰めが甘い特性があり、本領発揮は3歳秋以降で古馬で真価を発揮するタイプが多い。叩き良化型で、高速時計にも強い。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面叩いて一変が少ないタイプ。

3着サウンドオブハートは、前走芙蓉S1着(=中山芝1600m)からの好走。前走は牡馬混合のオープン戦で出走馬中最速上がりにて好走。牡馬混合戦のオープン実績がある馬も阪神JFでは好走が多く(=06年2着アストンマーチャン:小倉2歳S1着好走、08年2着ダノンベルベール:芙蓉S2着好走、09年2着アニメイトバイオ:京王杯2歳S2着好走、10年1着レーヴディソール:デイリー杯2歳S1着好走、11年2着アイムユアーズ:函館2歳S2着好走、など)、この点も来年に活かしたいポイントと考える。瞬発力勝負への対応も得意な馬だったが、大外枠にて先行したが最後まで内に潜り込めないための距離ロス分2着馬とハナ差の3着だったと考える。
アグネスタキオン産駒は、スピード型サンデーサイレンス系で、前走0.5秒差以内で5着以内だと好走しやすい特性を持ち、サンデーサイレンスの瞬発力を最も活かしやすい。基本的に人気馬や好調馬を素直に評価すべき順張り血統。高速馬場や瞬発力が得意で、スタミナ豊富とは言えないが芝2200mや2500mの重賞成績も悪くなく、華やかで完成の高いクラシック型。またアグネスタキオン産駒は阪神JFでの好走が多く(=06年3着ルミナスハーバー、08年2着ダノンベルベール、10年1着レーヴディソールなど)、今年も本馬が3着好走と非常に相性の良い血統と考える。母父Caerleonは、種牡馬の持ち味を活かしつつ持続するスピードや豊富な成長力を伝える能力に優れている。特に東京と京都外回り、阪神といった直線の長いコースの重賞には強い。2歳戦でも戦える仕上がりの早さと高齢でも侮れないしぶとい成長力も有す。1着馬ジョワドヴィーヴルとは母父Caerleonが共通し、サンデーサイレンス系×ニジンスキー系という点も血統構成上似ていると感じます。ジョワドヴィーヴルの半姉ブエナビスタはクラシック好走時に同じ母父Caerleonでサンデーサイレンス系×ニジンスキー系配合馬のレッドディザイアが一緒に好走することが多かったので、本馬もジョワドヴィーヴルとセットで好走しやすいかもしれません。
No.〔3〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。直線の長いコースでの末脚勝負にも強く、東京や京都芝コースでの好走も多い。分子記号nは、仕上がり早で素軽いスピードと立ち回りの上手さが持ち味。底力には欠けるが器用さでカバーする。また短距離向きの馬が多く、中距離馬は洋芝開催向き。

4着イチオクノホシは、前走500万条件戦サフラン賞1着(=東京芝1400m)からの好走。展開的には恵まれた差し馬と思うので、現時点の完成度が出たように思う。次走今回の好走が評価されるようなら、やや危険な人気馬ではないか?と考える。
ゼンノロブロイ産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、脚を溜めて鋭くキレるタイプが多いサンデーサイレンス系の中で、速いペースを追いかけて前で展開し踏ん張る競馬もこなせる適性の広さが持ち味。フジキセキ+マンハッタンカフェ的な特徴を有し、万能型のイメージ。人気馬がしっかり好走する比較的堅実なタイプが多い。産駒は中山芝コースでの好走が多く、東京芝コースでは3着になることが多いのが特徴で、コーナーワークが上手いということで小回りのローカルコースにも向くと考える。また産駒は道悪で馬場が悪くなっても好走可能なタイプが多く、10年オークス(=稍重)などからも馬場が渋って距離延長なら好走しやすい特徴を有している。また体力はあり、リフレッシュ効果が大きく、鮮度の活かせる休み明けで立ち直る馬が多い傾向にもある。母父Kendorはグレイソヴリン系で、仕上がりが早く2歳から走り、古馬になっても活躍できる。コンスタントにマイラーを輩出し、距離にも融通性がある。芝の良馬場でこそ活きるタイプ。
No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。2歳のこの時期は成長力で他の牝系よりも完成度は高い。分子記号lは、クラシックで特注の記号で、能力が高くトップクラスのポテンシャルを秘めていて、成長力も豊富。

5着アンチュラスは、前走ファンタジーS2着(=京都芝1400m:0.2秒差)からの好走。前走は差し・追込有利な展開を前にて好走しただけの能力は今回も発揮したと思うが、それでもやはりファンタジーSからの好走馬は、上がり重視で考えるべきと証明する内容になったと考えます。
ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。母父Wild Zoneはニアークティック系で、晩成のダート血統。ジワジワと成長し、ひとたび本格化すると高齢まで力の衰えが少ない。パワフルな先行力があり、差しに構えるといい脚を使う。本馬は母父の特性がやや前面に出ているようで、速い脚は使えないが先行してしぶとい。
No.〔9〕の牝系は、2歳の早い時期から好走できるが本格化前までは詰め甘なところがある牝系。小回りコースは鬼門だが、広いコースは好走が多い。分子記号eは、気性が荒く、平均ペース以上での雪崩れ込みが得意で、上がりのかかる消耗的な流れに強い特性がある。また重馬場やダートなど時計のかかる馬場に強いが、一旦調子を崩すと復活が難しく、調子のピークが短い。

今年の阪神JF結果から、ポイントを反省すると、
①『中弛み』が基本の流れになりやすく、オプションとして『前傾』『加速』『一貫』などの流れが付加される。そのため求められるのは瞬発力と完成度の高さ。
②瞬発力勝負のため、器用なサンデーサイレンス系向きのレース。母父サンデーサイレンスやアグネスタキオン産駒の好走が多い。キングマンボ系も器用なので、今後の好走に期待。
③グレイソヴリン系の好走も多く、父や母父にグレイソヴリン系が入っているとなお良い。
④ここ数年好走馬がクラシック(=特に東京芝2400m)で好走していて、東京芝2400mGⅠ好走血統は特注。
⑤芝1400m~1800mの牡馬混合戦での重賞やオープン実績がある馬で、瞬発力勝負に強い上がりの速い馬は特注。
⑥ファンタジーS好走馬は2・3着になりやすい。その中でも上がり上位馬を狙うべし。


tipmonaとは?

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