中山金杯2012予想
2012年の予想方針&辰年だからってわけじゃないです

のび犬
10期 予想歴9年

◎イケドラゴン
  10着/9人気

○アドマイヤコスモス16着/1人
▲コスモファントム3着/5人


新年明けましておめでとうございます。
2012年の初予想の前に、まずは私の予想方針について書かせていただきます。
かなりの長文になってしまいましたので、興味の無い方はとばして、金杯の予想だけでも見ていただければ嬉しいです。

競馬は馬の能力や適性、展開、馬場状態、枠順、スタート、位置取り、折り合いなどなど、数え切れないほど様々な要素によって勝敗が左右されます。これら全ての要素を完全に予想することなど不可能です。競馬予想は外れて元々、当たったらラッキーなものだと思うのです。

ただ、勝敗を左右する要素をある程度把握できれば、的中する確率を上げることは可能だとも思っています。ある1つの要素に注目し、それを軸に予想する方法もありますが、私は「予想するレースの過去10年の結果から、好走に必要な条件を導き出し、その条件を満たしている馬を狙う」という、いわゆる「データ派」です。

データ予想のメリットは、1つの要素にとらわれず、様々な要素を大雑把ながらも手軽に把握できることだと思います。私の場合、まず「性齢」「人気」「斤量」「枠番・馬番」「脚質・上り」「血統」「間隔」「前走」の8つの要素からアプローチして、その中から特に注目すべき要素を判断します。
例えば「好走馬は全て前走3着以内で、他の要素ではこれといった傾向が見られない」といった場合は前走着順を重視しますし、「大敗からの巻き返しもあるが、好走馬は全て非サンデー系」といった場合は血統を重視します。
このようにデータ予想はどんなレースにも対応できる、守備範囲の広さが売りの予想方法なのです。

ただ、デメリットもあります。

1つはデータクラッシャーの存在。過去のデータは絶対の法則ではないので、好走条件に当てはまらない馬が突っ込んでくることもあります。
ただ、正しい傾向を掴めていれば好走条件を満たした馬の方が好走しやすいはずなので、データクラッシャーが1頭突っ込んできても的中するワイドを多用することで対応していきます。

もう1つは、間違ったデータで予想してしまう可能性があること。今までは、様々な要素をこねくり回して迷走し、最終的に全く結果に繋がらないデータで予想してしまうことが多々ありました。
これはセンスの問題なのかもしれませんが……
対策としてはデータを盲信せずに「なぜそうなるのか」をしっかり考えることで、そのデータが信頼できるものかどうかを判断していこうと思っています。

以上が、私の予想方針です。
加えて、今までの反省から、以下の2つの言葉を肝に銘じておきます。

「データを信じて、自分を疑え」
思い入れや思い込みでデータを無視したり、都合の良いデータを探したり……これではデータ予想とは言えませんよね。恥ずかしながら、こういう予想を結構してました。今後は気をつけます。

「人気=世間の評価は尊重する」
全てのレースが人気通りに決まるわけではないですが、人気と好走率は綺麗な相関関係にあります。人気馬にいちゃもんをつけて無理矢理消したり、人気薄を無理矢理持ち上げるのは、的中確率を下げるだけ。人気というのは世間の評価なわけで、評価されるのにはそれなりの理由があるはず。それに逆らうのであれば、それ相応の根拠がなければいけませんよね。

この言葉を常に意識していれば、的中率も回収率も上がる!……はず……ですが……

と、長々と書いて見ましたが、私はまだまだ未熟なので、これから考えが変わっていくかも知れません。とりあえずは現在の方針を、自分の考えを整理することも兼ねて書かせていただきました。これからも失敗予想は多々あると思いますが、その都度反省を忘れずに、より精度の高い予想を目指して行きたいと思いますので、本年もよろしくお願いいたします。

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◎イケドラゴン
◯アドマイヤコスモス
▲コスモファントム
△エーシンジーライン

東京で行われた02年を除いた過去11年のデータ(10回分)を集計しました。

本命はイケドラゴン。
辰年だからってわけじゃないです。ちゃんと根拠があります。
ディセンバーS組が多く参戦してくるこのレースですが、ディセンバーS勝ち馬は0-0-1-5と不振で、好走しているのは3~5着に負けた馬。
この逆転現象の理由は斤量にあると考えます。調べてみると、ディセンバーSで5着以内かつ斤量減の馬は2-1-1-6で、単回収値318、複回収値149の好成績。一方で斤量の増減なし、斤量増の馬は0-0-1-8と不振です。
イケドラゴンはディセンバーSで0.4差の5着に健闘し、斤量は56㎏から51㎏に大幅減。「2000m+軽斤量+先行策」という条件が揃えば着順ほど負けていませんし、去年のこのレースでも0.3差に踏ん張っています。その去年よりもさらに斤量が1㎏減となれば、狙わないわけにはいきません。
他にこれといった逃げ馬もいませんので、マイペースで先行できるのも好材料。
そして、やっぱり馬名もいいですねw

対抗はアドマイヤコスモス。
前走重賞を勝っていた馬は2-1-2-4で、最低でも6着と安定した成績を残しています。
前走は早めに抜けだした後、外へ行きたがってまともに追えていなかったにもかかわらず、メイショウカンパクが並んできたらもう一伸びする強い内容でした。
芝では未だに無敗ですし、人気でも逆らえません。
不安なのは騎手。前走の早め抜け出しを反省しすぎて仕掛けが遅れてしまうと取りこぼしもありそうです。

単穴はコスモファントム。
こちらも前走重賞勝ち。しかも去年のこのレースの勝ち馬。今年も前年同様スローが濃厚なので、同じ舞台で同じ展開になれば同じように好走してくれるのではないかと。
ただし、今年は去年よりも1.5㎏重い57.5㎏を背負わされます。
また、騎手も去年勝った松岡騎手でも、前走勝った大野騎手でもなく丹内騎手。去年のようには行かない可能性もありそうです。

押さえはエーシンジーライン。
マイペースで先行できれば重賞でも勝ち負けできる力はある馬。今回はスローが濃厚のメンバーなので、期待できると思います。

馬券はワイドのボックスで。イケドラゴンは思ったよりも人気になっていますね。馬名の影響かな……


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