天皇賞(秋)2008予想

カガミノセカイ
08期 予想歴4年

◎ダイワスカーレット
  2着/2人気

○ハイアーゲーム15着/15人
▲エアシェイディ5着/8人
×ディープスカイ
×トーセンキャプテン


このメンバーならダイワスカーレットが逃げて、中盤ペースを落とし、直線のトップスピード比べになるという構図しか浮かびませんし、間違いないでしょう。直線での位置取りとトップスピードの比較だけがレースの鍵だと思います。

多分内が伸びる馬場だとは思いますが、そうでなくてもG1で前に行った安藤勝が伸びない馬場を選択したことは記憶にありません。自分で展開を作り、自分でコース取りを決めることができる安藤勝が2着を外すことは、余程馬の状態が悪くない限りはないでしょう。
仮にアサクサキングスやキングストレイル辺りがハナに行ったとしても問題ないと思います。牝馬らしからぬ折り合いの良さを持っているダイワスカーレットと歴戦の猛者である安藤勝のコンビだからです。
それにこの馬が負けたレースのシンザン記念とチューリップ賞は、直線だけの瞬発力勝負でした。逆に桜花賞は4コーナーからの一気のスパートでウオッカに完勝。アドマイヤオーラを完封した中京2歳Sでもロングスパートの競馬です。
個人的にこの馬はダイワメジャーに近い、というよりもほぼ同じ適性があると考えています。スローのよーいドンでもレースはできるが、ハイペースでも確実に伸びてくるスタミナがあると思います。私の中では、出てきたら逆らうなという感じです。

レースの展開を予想する上で、問題になるのはアサクサキングスです。速い上がりを出せる馬ではないので前に行くのが確実なのですが、どこまで前に行くかがポイントです。大逃げを打つ可能性が多少あるのですが、休み明けで陣営も本番は距離の伸びるJCか有馬記念と考えていると判断するので、おとなしく2、3番手で収まってくれるとします。ちなみに大逃げを打つのなら来る可能性はあるのですが、それをしないなら絶対の自信をもって切れます。

次にウオッカの出方ですが、毎日王冠で逃げて負けたうえに1ハロンの延長となる秋天で、武豊が再び逃げる可能性は皆無です。スーパーホーネットとの差は明らかにスタミナで、多分武豊もそれを分かっているでしょうから逃げることはありえません。
しかもウオッカは折り合いに難があり、特に馬群に入ったら確実に折り合いをなくし、さらに馬群突破が下手という欠点もあります。運よく外枠なので、外で折り合いを取りつつスタミナ温存を図るレース運びになるでしょう。内枠に入れば自身を持って切るのですが、外枠なら来ることもありえると思います。

ディープスカイを消しなのは、この馬はタキオンより母父のチーフズクラウンが強く出ていると判断したからです。NHKマイルこそ速い上がりを出しましたが、それ以外のレースでは緩まない展開で強い競馬をしています。3歳戦ならまだしも古馬G1で緩む展開なら厳しいでしょう。

トーセンキャプテンは小回り向きのジャンポケで、これも速い上がりが要求されるレースで来る馬ではありません。

○ハイアーゲーム。毎日王冠では内を付くナイス判断でしたが、位置取りが後ろすぎたのと、直線で前が壁になって一瞬行き場を失ったロスがありました。安田記念は内枠で外を回したロスとペースが緩まなかった展開の不向き等、この馬の近走はノーカウントの嵐です。一貫した速い流れを追走して末脚を無くしてしまう馬で、ペースが緩むであろう今回は絶好の狙い目です。位置取りだけが問題ですが、中団からの競馬実績があること、仮に後ろから行ったとしてもG1特有の全馬4コーナーからの早仕掛けで内が開くことを期待します。血統的にも適正的にもこの距離延長はプラスです。

▲エアシェイディ。内枠で緩む展開に対応できそうな唯一の馬。


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