フェブラリーS2012予想

カタストロフィ
10期 予想歴15年

◎ヤマニンキングリー
  9着/8人気

○エスポワールシチー5着/3人
▲テスタマッタ1着/7人


◎ヤマニンキングリーはここ2走ダートスタートで、JCDは追走に苦労し、道中勝負所で外から少し押して上げていく感じで最後少し伸びきれず。東京大賞典はハイレベルの先行争いに追走で脚を使わされて持ち味の切れ味を全く活かせなかった。シリウスSの芝の地点でかなり楽に先行する脚を見せていて、35.1の脚を使ってでこれだけ楽に前目に取り付けているように、芝スタートからならすっと早いペースでも流れに乗れる。シリウスSの時は緩んでの決め手勝負でグンと突き抜けて阪神2000巧者キングスエンブレムを子ども扱いしているように、やっぱり芝スタートでスピードに乗って良いポジションからの競馬の方が良い。もともと芝の平均ペースで強かった馬で小倉記念でも負けてはいるが、ハイペースの持久戦で強い競馬をしている。ダートとはいえ、東京1600mでスピードに乗ってからの持久戦になっても馬鹿に出来ない能力があるし、多少緩んでの決め手勝負になってくれば、一瞬の切れ味をもっている馬だけに、馬群から抜け出すこともできそう。正直、今回は相手は強いと思うがかなり自信があるのだが。ヤマニンキングリーはずっと目をつけてきた馬だけに、何とかGIを勝ってもらいたい。


〇エスポワールシチーは鞍上強化を買う。もともとテンの速さを誇っている馬ではないが、直近のレースで考えるなら、少なくともトランセンドよりはテンは速い馬。JCDは藤田が強引に乗ったせいで押し込まれる形になったけど、こちらの方が楽に先行出来ていたし、主張できる騎手ならハナを奪えたはず。今回は主張できる武豊に鞍上強化。しかも内枠を引けたという点も大きいし、3角までコーナーがないこの条件なら、藤田も押し上げるタイミングはなかなかないだろう。南部杯の競馬が基本とは考えていないが、ハイペースすぎた中でしっかりと粘っていたのと、最速地点で見劣ったわけではないことを考えると、もう少し平均よりで二の脚の速さも問われるような展開に持ち込めれば力では見劣らない。


△テスタマッタは前走の東京1400m、ちょっと緩んだ中でもしっかり突っ込んできた点を評価。58kgの内容としては良かったし、この馬は厳しいペース向きなのは確かなので、芝スタートからペースが上がりやすい東京1600mは上級条件になればなるほど合う。ただ、今回は大外枠で、岩田の良さが少し減少してしまうという点で、余程うまく運ばないと頭はないだろうということでこの位置。


トランセンドは3着までで。昨年のフェブラリーは結果的にメンツに恵まれていたし、JCDは完璧な強さだったけど、逃げていなければわからなかったしかなり強引だった。南部杯は逃げられなかったがハイペースで何とか地力でねじ伏せた感じ。そもそもここで逃げられる保証がないし、そこでちょっと緩んで平均気味になった場合、この超豪華メンバー相手にどうなるのかという点で。キレ負けするような展開も考えておかないといけない。


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フェブラリーS2012回顧

カタストロフィ
10期 予想歴15年

次走狙い:ワンダーアキュート
次走狙い:ダノンカモン
次走危険:トランセンド
次走危険:シルクフォーチュン


12.2 - 10.9 - 11.6 - 11.9 - 12.1 - 12.4 - 12.0 - 12.3



前半からやっぱりハイペース。そこから大きく緩まずに持久戦となった感じ。それでいて団子状態で進んでいたので、完全に後方で脚を使わなかった馬が有利な展開だったと言えそうです。それでも、このラップで最後まで大きく落としていないのだから、流石GIレースということでしょう。



1着テスタマッタは五分のスタートから先行争いを尻目に後方まで楽に下げる。道中掛かっていて、なんとか抑えているような感じ。3角で外目をまだ引っ張るぐらいの手応えで追走し、4角ですっと手綱を緩め、大外に持ち出して後方で直線。序盤で追われると大外から一気にトップギアに入る。L2で内の各馬を楽に捕えて先頭に立つと、L1でもばてずにそのまま突き抜けて圧勝。これは岩田もガッツポーズしたくなるわあ、会心の競馬。まあ、あそこまで前が激しく、しかもトラン・エスポの人気2頭が自分の競馬ができていなかったことまで含めると、流石にそこまでは読めていなかったとは思うけど、とにかくピタリと嵌った。勝ち負けはともかく、ここまで嵌るのも珍しいかな。ラップも勝負どころまで全く緩まない前傾ラップ。スピード強調型でハイペースの今回もやや折り合いを欠いているように、この馬の持ち味を一番活かせる展開、それを引き出した騎乗、更に相手の自滅も含めて、パーフェクトでしたね。岩田はたまにこういう常識ではあり得ないほどの神がかり的な騎乗をするのは凄いね。これは手放しでほめちぎりたい。4角で手綱を緩めた時の行き脚を見たときに勝負あったと思った。う~ん、ここまで嵌るとは思わなかったなあ、頭では買えなかった。根岸Sの内容からも状態は上向いてたんでしょうね。う~ん、あの追い切りみると走らない馬と分かっていても、やっぱりちょっと買いづらくなってしまうな、ダメだダメだ。と反省で脱線しちゃったけど、とにかくこの馬の能力を活かせる展開ならこれぐらいは当たり前でしょう。本当は芝スタートの1400がベストなんじゃねーのというぐらいとにかくスピードがすごい。だから、力を発揮するならそういう競馬になりやすい芝スタートのコースか、道悪でスピードに乗りやすく緩まないコースという感じでしょうね。いやあ、岩田良くやった。これ同じメンツでもう一度やっても再現は難しいでしょうね。
岩田「決してスムーズではなく、3~4角で結構我慢した。今日は展開が向いてくれたし、追ってからも予想以上。スムーズならもっと弾ける」
俺「このハイペースでも行きっぷりが凄いから、きっと凄いスピードの持ち主なんだろう。鮮やかな競馬だったね」



2着シルクフォーチュンは出負けしてダッシュがつかずに例によって最後方からの競馬。道中大きく離れて追走も勢いがつくと抑えるぐらいのスピードを見せる。3角で中目を追走、4角でも馬なりでじわっと後方集団に取り付き、外に出して最後方で直線。序盤でうまくテスタマッタの外に持ち出すとしっかり伸びを見せ、L2で2番手集団に一気に並びかけてくる。L1でテスタマッタを捕える勢いはなく、内の2番手集団を何とかねじ伏せて3/4馬身差で2着確保。テスタマッタへの敗因はやっぱり序盤でしょうね。ゲートをすっと出ないと、このクラスの持久戦では勝ちきれない。この馬自身は南部杯より明らかにパフォーマンスを上げてきてはいるんだけど。ただ、前が団子でスペースが空いていて追走がすごく楽だったし、コーナーも割とロスなく乗れた。テスタマッタ同様に展開が嵌ったのは事実で、この馬の持ち味であるキレ味がこのペースで少し相殺されてしまったかなという感じもある。ただ、その分しっかり脚を持続させたしマイルも守備範囲は間違いない。けどやっぱりベストではないかな。根岸Sとフェブラリーの力関係からも、やっぱり序盤楽にレースを運んでキレ味勝負に持ち込んだ方が最大の力を発揮できるんだと思う。ん~でも強いな、やっぱ。南部杯があったとはいえ距離若干不安視したんだけど、克服できちゃうんだな。


藤岡康「展開は向いたし最後もしっかりと脚を使った。スタートがイマイチでスピードに乗りきれなかったのが。マイルは大丈夫」


3着ワンダーアキュートは五分のスタートから押して押して流れに乗ろうとするもスピード負けで中団になる。道中はその位置で押しながら追走する感じで3角へ。3角で外目を追走、4角でダノンカモンの後ろにつけて中団で直線。序盤で追われると外目からジリジリと伸びて先頭に立とうとしたが、L2で一気に外からテスタマッタが強襲、これに併走しようとするが抜け出される。L1でシルクフォーチュンにも交わされる。最後はダノンカモンと激しい3着争いを制した。ん~評価できる…けど東京マイルはベスト条件ではないような気もする。このクラスになると序盤で脚を使ったのはもったいなかったかな、結果論だけど。直線でもいい脚は使えているんだけど、やっぱり溜めてた馬にはかなわない。それと純粋なスピードという点ではやっぱりちょっと足りない。今回は前に苦しい展開だったので、追走してスピードに乗ってそのまま粘りこんだら3着まで上がったという感じだけど、この馬としてはやっぱり1900以上はあったほうがいいのかなと思う。今回はどちらかというと1400よりの競馬だったし、よく頑張ったなあ。この馬も今年のダート界の主役になりそう。
和田「マイルは久々で少し忙しかったが良い位置につけられたし嵌ったかと思う場面もあった。キレの差が出たが力は出せた」



4着ダノンカモンは五分のスタートから押して先行争い、そこから徐々に下がって好位ぐらいで進める。終始押しながら追走する感じで3角。3角でも外目で押して前を追走する感じ、4角で仕掛けて6番手2馬身半ほどで直線。序盤でトランセンドに合わせるようにじわじわ仕掛けるが、L2で一気にテスタマッタに交わされてしまう。L2で仕掛けるとこの馬なりに伸びて2番手争いを演じるが、最後はシルクにかわされワンダーアキュートにもハナ差及ばずの4着となった。南部杯のシルクとは逆転された形になったけど、これはペースが南部杯よりは緩かったのもあると思う。結果的に4角でリードがそんなに無かったので、シルクの位置からでも差せたという見解で問題なさそう。ワンダーアキュートがこれぐらいの馬だと思えば、この馬としては力は出せたのかなと。ちょっと序盤に追走で手こずってたのが意外で、もう少し楽にいい位置につける馬だと思っていたんだけど、まだこの辺が完調というわけではないのかもしれない。根岸からは確実に良化していたと思うけど、100%でここに挑むことはできなかったのかなとも。それでも良くも悪くもこの馬としての一定の力は出せたかな。

福永「なるべく追い出しを我慢。差し馬有利で一気に来られたのが。差す競馬の方が良いかも。気を抜くようなところはなかったが…」


5着エスポワールシチーは五分のスタートから押して先行争いに加わるが、セイクリムズンにハナを切られ、外の馬が殺到してきたのですっと下げて好位。馬群の中で前を見ながら3角。3角で内目を追走、4角でもスペースを探るような感じで馬なり、5番手2馬身半ほどで直線。序盤で上手くトランセンドの真後ろにつけ、抜け出しを図るが内が大渋滞。そしてトランセンドも一緒になって伸びを欠いている中、加速できないうちにL2でテスタマッタに一気に交わされてしまう。L2ようやく進路確保、追われるとジリジリとは伸びるが既に大勢決しており、完敗の5着となった。結果的には糞騎乗だった。ただまあ、立場的にエスポワールはトランセンドの足元を掬う競馬をせざるを得なかったので、やむなしというのが本音。実際あれだけ前が早い競馬になったので、早いうちに下げて無理しなかったのは判断としては正解だった。グランプリボスが道中外にヨレ加減で、4角から直線入りにかけてはスムーズさを欠いたというのもあった。直線までの競馬は流れからは逆らっていなくて良い競馬だったけど、とにかく捌けなかったのが大失態だなあ。まあこればかりは仕方ない。それにハイペースで緩まなかったのも痛かったし、団子だったのも痛かった。勝った時のフェブラリーのようにある程度縦長で自分のペースで仕掛けられたら抜け出す脚は良いものを持っていただけに、今回は色々と泣かされる競馬になったと思う。でも、元一流馬としての最低限の力は見せた。
武豊「トランセンドが抜け出すのをあてにしたんだが…道中はすごくいい感じで砂を被っても大丈夫だった。前が開いていれば」
俺「前が開けば、というよりも、前が開かなければ苦しい位置ではリスキーだった。騎乗ミスというよりトランセンドを高く見積もりすぎた判断ミスだろう」



7着トランセンドは好スタートから押して押して追走するが、スピードで全く見劣り中団。ダートでようやく加速できたが、ペースが緩まずに押し上げるのも4番手までが一杯。3角で中目追走、4角で一杯に追われて3番手1馬身差で直線。序盤でも必死に追われるが、ばてた逃げ2頭を交わすのもおぼつかない。L2で外からどっと交わされて圏内からは脱落。最後は昨年の中央開催GI3勝馬とは思えないほどの差をあけられての惨敗となった。結論から言えば、テンが遅い。あれだけハイペースを押し上げて外目追走してるのに、最後までそれなりに恰好はつけていたんだから、持久力はやっぱ一流。課題はテンの遅さですかね。JCDや南部杯の時にも、東京大賞典でも露呈していたけど、やっぱりハイレベルになってくるとかなり強引にいかないとハナに立てない。それに3角まで直線が長く、芝スタートの東京マイルでは緩みにくいし純粋なスピード不足のように感じますね。今の状態が改善されてこないなら、ハイレベルの1600mでは苦しいと思います。南部杯は先行レベルが今回とは比較にならないぐらい低かったし、エスポがすっとハナを切ってくれたので他の先行勢が引いたというのもある。今回は序盤の隊形がなかなか決まらなかったし。
藤田「全然行けなかった。行ければハナに、行けなければ番手でもと思っていたんだが…決して立ち後れではないし」
俺「あのアクションで行けなかったならもうどうしようもないよなあ」


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