10期 予想歴15年
◎リルダヴァル
3着/1人気
○タガノエルシコ2着/9人
△ダイシンプラン16着/13人
鉄リルダヴァルは基本的にスピードに乗って良さが出る平均的なタイプの馬。従って緩急には弱いが軽い馬場で時計勝負になってくれば前走のジューンＳのように圧巻の競馬ができる。そういう意味でも時計が出やすい状況で緩みにくく、向こう正面の下りで勝負所が早くなる小倉1800ｍならばまず間違いなく自分の脚をある程度出し切れる展開は期待できるし、それならばまず圏内に加わってくる馬。今年はタフな馬場やむらさき賞のように極端なスローで結果を出せなかったが、前走のように力を出し切れる展開なら重賞の１つや２つは楽に勝てるだけのポテンシャルを見せている馬。この条件で恥ずかしい競馬はできない。
〇タガノエルシコの前走米子Ｓでは12.1 - 11.4 - 10.4 - 11.8とトップスピード戦で最内押し上げられずに出し抜かれて勝負にならない形。トップスピード戦で一番大事なスピードに乗るということができなかったのだからあの結果も仕方ない。評価すべきは都大路Ｓで見せた上がり最速。ペースが早く、京都外1800ｍにしては大きな中弛みもない中で、しっかりと加速して脚を使ってこれたという点からも基礎的追走力は高い。ある程度のペースを追走して、しっかりスピードに乗って要所を迎えることができれば。高速馬場でＬ１落ち込む厳しい展開に突っ込んでくるのは正統派ロベルト系のこういう馬だろう。
△ダイシンプランも同様で、トップスピードや要所の反応で見劣ってもＬ１落ち込むような厳しい競馬なら持続力で食い込んでこれるタイプ。９頭立ての７着とはいえハイレベル戦だった朝日ＣＣでもトップスピード負けをして終いジリジリというタイプ。Ｂコースに変わったとはいえまだ外差し馬場というのも歓迎材料。時計勝負の1800ｍ戦には意外と強いし、今回は逃げ馬がかなり揃ってどの程度速くなるか展開が読みにくい状態。決め打ちできる立場も良いし、うまく嵌れば一発十分。
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