菊花賞2012予想
格言に挑戦!

クライスト教授
10期 予想歴33年

◎フェデラルホール
  8着/4人気

○ゴールドシップ1着/1人
▲タガノビッグバン14着/6人
△スカイディグニティ2着/5人
×マウントシャスタ


自信度A…鞍上面における本命・単穴の信頼度が低いため。

◎…フェデラルホール 【 57.0・中 川・吉田隼 】
『展開を味方にできる先行力(位置取りの良さ)がなければゴールドシップに勝てる可能性も馬券対象になる可能性も低い』…これが今年の菊花賞における私の見解。
上がり馬としての勢い・長距離実績・3年前フォゲッタブルでハナ差負けを経験している鞍上の過去の経験値から、今回はかなり好走期待ができると判断して思い切って本命とする!
≪“ゴールドシップより前で競馬すること”が馬ならびに騎手の好走条件となるので位置取りに注目!≫

○…ゴールドシップ  【 57.0・須貝尚・内田博 】
“やっぱり”なダービー馬の回避でまさに同馬の1強体制の図式。
ただし、皐月賞の鮮やか過ぎる勝ち方・その影響が出たダービーでの位置取り・前走スタート時に気合をつけながらも控える競馬となった経緯から、本質差し・追い込み馬たる同馬の末脚も流れ次第で届かずの可能性も起こり得るため今回は対抗とする!
≪既存の格言では“菊花賞は一番強い馬が勝つ”と言われているが、近年は逆に実績の薄い馬の健闘が一番目立つクラシックとなっている。格言どおりなら連軸筆頭で2冠濃厚だろうが…≫

▲…タガノビッグバン 【 57.0・本 田・太 宰 】
上記の見解に加え、相応の長距離適正と好調さを持ち合わせいなければならないのが菊花賞好走の条件であるはず。
≪異例はサクラスターオー(でも皐月賞馬)の優勝のみ≫
想定外を除き、今回のメンバーの中で上記3点を合わせ持っているのはタガノビッグバンしか見当たらないのだが、騎手技量と外枠が懸念されるので単穴とする!
≪運が向けば対抗まで狙えたのだが…先行しなかったらお手上げもマイネルデスポットの再現を期待!≫

△…スカイディグニティ【 57.0・友 道・メンディザバル 】
セントライト記念⑭人気2着で大穴をあけた馬。この事実からも前走かなり仕上げていたこと確実で普通なら今回は消える可能性が大きいはず。
ところが、あまりの鞍上強化によって再好走も十分考えられるため、上積みの薄さは認めつつも騎手的期待値から今回は複穴とする!
≪騎手としてメンディザバルが微妙な立場にあるのが問題…四位降ろしで好走は必至も、下手に勝ちでもしたら今後メンディザバルが主催者から呼ばれないことになるかのしれないので…競馬学校の未熟さが露呈されてしまうから!≫

★…ロードアクレイム 【 57.0・藤原英・ゆーいち 】
休み明けプラス体重で神戸新聞杯2着は立派。
ただし、前走鞍上が人気薄テン乗り好走した後で今回が“2匹目の泥鰌”となるのが不安。何しろそんな機会を悉くコカしてきた騎手だから。まして、これ以上ないチャンスだったダービーでワールドエースすら馬券にできなかった鞍上の牡馬クラシックにおける信頼度の低さはこの上ないので好走は見込めても5番手までとする!
≪同馬が馬券対象(3着入賞)=ゴールドシップ鉄板となるのが“ゆーいちらしい”…馬の能力でしか好走できないのが福永祐一という騎手のレベルなのでメンディザバルの微妙な立場の隙をつけるか否かの5番手辺りにしておくのが順当かと…要はゴールドシップのヒモまで!≫

以下はその他の着順予想…

消13…マウントシャスタ 【 57.0・池江寿・川 田 】
前走+18kg増で最も上積み期待できるも★馬に差された前走から距離適正の不安もあり6番手とする。
消12…ユウキソルジャー 【 57.0・服 部・秋 山 】
コース・距離適正はベストも上積み・2走前吉田隼騎乗の勝利が懸念材料となるので7番手とする。
消11…アーデント    【 57.0・加藤征・Mデムーロ 】
馬自体は能力不足も圧倒的な鞍上強化で入着前後の可能性があるので8番手とする。
消10…ダノンジェラート 【 57.0・萩 原・こーせー 】
前走10kg減で上積みが薄い上に△馬の好走必至となる懸念材料に加え鞍上がこーせーでは負けて当然なので9番手とする。
消9…ライカニツヨシ  【 57.0・山 内・さてつ 】
追い込み一手が嵌れば面白い存在もさすがに能力面での不利は否めないので騎手の技量と合わせて10番手とする。
消8…コスモオオゾラ  【 57.0・高橋義・柴田大 】
順調さに欠ける上に鞍上のクラシック経験の少なさに不安があるので11番手とする。追伸…騎手が土壇場で岩田康に代わったのにはビックリ。それでもこの辺りが今回の同馬には妥当だと思うが…入着できたら岩田の腕。しかしながら、誰の案かは知らないが、ここにきて柴田大を代える選択が果たして良いものになるかは甚だ疑問。
消7…トリップ     【 57.0・松田博・小牧太 】
面白さはあるもののローテ面の不利は否めないので12番手とする。
消6…エタンダール   【 57.0・藤原英・松 岡 】
★馬と同厩舎で柵(しがらみ)が懸念されるため13番手とする。
消5…ベールドインパクト【 57.0・大久龍・よんい 】
期待は上積みのみの上に騎手そのものが△馬との柵があるので14番手とする。
消4…フジマサエンペラー【 57.0・菊 川・池 添 】
ダービー馬の直前回避で出走できた厩舎・鞍上が幸運なだけなので15番手とする。
消3…ミルドリーム   【 57.0・角 居・江田照 】
想定外の先行策ならこの馬(この騎手)だろうが好材料も特にないので16番手とする。
消2…ニューダイナスティ【 57.0・石 坂・浜 中 】
前走岩田康で好走できなかった上に引っ張り役で失速する可能性が高いので17番手とする。
消1…ビービージャパン 【 57.0・千 田・こーしろ 】
良く言って好材料は上積みだけなので18番手とする。


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菊花賞2012回顧
消長激しく実力通り!

クライスト教授
10期 予想歴33年

次走狙い:ゴールドシップ
次走狙い:マウントシャスタ



自分で動いても勝ち負けできる馬が他の馬の潰しあいまで味方につけたからには完勝して当然。これを見ても力差ありすぎた今年の菊花賞は1強体制を証明しただけで決してレベル的には高くない。
よって、優勝馬の今後を鑑みて並みのレベル3とする。

■…ゴールドシップ
抜けた存在であることを証明したからには今後はオープン馬を牽引していかねばならないはず。
よって、出てくる限りは全てのレースで期待馬となる。

■…マウントシャスタ
負けても同馬が力を持っていることに何ら変わりはない。
ただし、今後は中距離路線での活躍に限られること必至となるため次点の狙い馬とする。

“長距離戦は騎手の腕”…近年の菊花賞には珍しくその通りになった。
それでもレース全体の流れも、また各騎手の騎乗ぶりにしても誰も不手際がなかったレースとなったのにはとても幸いだったと見ていて満足させられた。
よんい君にしても自分が降りた馬についていって危うく大穴3着になりかけたのは面子が保てて良かったのではないだろうか。(3着になってもメンディザバルが先着してるのだから全く不思議ない結果だろう)
また秋山くんにしても「札幌時に自分が乗っていた強い馬の優勝」であるからには逆に良くぞ3着に食い込んだと褒められる内容。

今年の菊花賞は、紛れの多い長丁場なのに特に批判される騎手が見あたらなかったある意味「希な綺麗な良いレース」になったと言えるのが一番良かった!
汚点なしのG1戦…その意味では昨年の苦笑だらけの騎手たちより数段マシで素晴らしいレースだった!
≪感動は薄くても非常に清々しい結果の菊花賞≫


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