菊花賞2012予想
京都良馬場はディープ産駒の庭

のび犬
10期 予想歴9年

◎マウントシャスタ
  9着/2人気

○ロードアクレイム6着/3人
▲ベールドインパクト4着/10人
△ゴールドシップ1着/1人


◎マウントシャスタ
◯ロードアクレイム
▲ベールドインパクト
△ゴールドシップ

ダービー上位組が続々と戦線離脱した結果、皐月賞馬ゴールドシップが圧倒的な人気になりそうです。

まずはそのゴールドシップについて。
神戸新聞杯の圧勝で一強ムードになっていますが、私は絶対の信頼は置けないと思っています。
その理由の一つは道中のポジションが後方になりそうだから。
とにかくズブい上にスタートにも不安があるこの馬が最内枠となると、一歩間違えば最後方からの競馬になる可能性もありそうです。
二つ目の理由は高速馬場への適性。
高速馬場がからっきしという馬ではありませんが、この馬の能力はタフな馬場でこそ発揮されると思います。神戸新聞杯はタイムが2.25.2、レースの上りが35.8という現在の日本競馬では比較的時計がかかったレースでした。なので、あれだけのパフォーマンスができたのだと思います。実際に高速馬場だったダービーでは後方からの競馬を強いられ、追い込み届かず5着に破れています。
能力の高さを認めつつも、この弱点を突いて一発を狙える馬がいるのならそちらを評価したいと思います。


ゴールドシップの弱点となりうる京都の高速馬場を逆に得意としているのがディープインパクト産駒。

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レース名 クラス 馬名S
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秋華賞G1 G1 1着ジェンティルドンナ(ディープ)
秋華賞G1 G1 2着ヴィルシーナ(ディープ)
秋華賞G1 G1 3着アロマティコ
京都新聞G2 G2 1着トーセンホマレボシ(ディープ)
京都新聞G2 G2 2着ベールドインパクト(ディープ)
京都新聞G2 G2 3着エキストラエンド(ディープ)
きさらぎG3 G3 1着ワールドエース(ディープ)
きさらぎG3 G3 2着ヒストリカル(ディープ)
きさらぎG3 G3 3着ベールドインパクト(ディープ)
シンザンG3 G3 1着ジェンティルドンナ(ディープ)
シンザンG3 G3 2着マイネルアトラクト
シンザンG3 G3 3着プレミアムブルー
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以上のように今年京都で行われた3歳限定の重賞は全てディープ産駒が制しています。特に牡馬クラシック路線の2重賞は1~3着を独占。きさらぎ賞はレースの上りが33.7、京都新聞杯は日本レコードの決着という高速馬場でのレースでした。
また、きさらぎ賞の1、2着のワールドエースとヒストリカルは京都内回りで凡走してから一気にパフォーマンスを上げましたし、京都新聞杯のトーセンホマレボシは重馬場での辛勝から快勝し、ベールドインパクトは皐月賞の惨敗からの巻き返しでした。
菊花賞も高速馬場になるのなら、ディープ産駒が一気にパフォーマンスを上げてくる可能性は高いと考えます。


本命はマウントシャスタ。
多数出走しているディープ産駒の中で、実績最上位の当馬。神戸新聞杯ではゴールドシップに完敗でしたが、休み明けで行きたがったり、勝負所での反応が今ひとつだったり、直線で内を突いたことでスムーズに加速できなかったことなど、能力が発揮できなかったレースだったように思います。
また、あの内に突っ込んだレースぶりは菊花賞の予行練習としては非常に良かったと思うんですね。
菊花賞の舞台ではゴールドシップのように外外回って直線をフルに使って加速する競馬よりも、マウントシャスタのように加速しながらもコーナーをロス無く回って内を突いたほうが勝利に近いはずです。
過去の結果を見ても神戸新聞杯組は「完膚なきまでに負けた馬が逆転する」ケースが目立ちます。本番でも同じように内を突く度胸のある川田騎手が騎乗するというのも心強いです。
白百合Sで京都の良馬場への適性は証明済み。逆転に期待します。


対抗はロードアクレイム。
一夏を越して成長し、神戸新聞杯では2着に入りました。
この馬は前哨戦で能力を証明し、血統から菊花賞への適性の高さが伺えます。
ディープインパクト産駒が京都良馬場が得意なのは上記の通り。
母父トニービンはスタミナを強化。菊花賞では勝利こそ無いものの2着馬を3頭出しています。
神戸新聞杯以上のパフォーマンスを期待します。


単穴にはベールドインパクト。
春の京都重賞で馬券に絡んだ馬は軽視禁物です。きさらぎ賞からはオルフェーヴル、アサクサキングス、ドリームパスポート、ネオユニヴァース、ナリタトップロード、スペシャルウィーク、ロイヤルタッチ、ダンスインザダークが好走し、京都新聞杯からもファストタテヤマが穴を開けています。
母父ドクターデヴィアスはスタミナ満点の血統なので、距離延長で化ける可能性は充分です。
内枠から気楽な立場で競馬ができるこの馬に、一発を期待します。


馬券は印の4頭の馬連ボックスで。


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菊花賞2012回顧
言い訳

のび犬
10期 予想歴9年

次走狙い:マウントシャスタ


あまりにも酷い予想を晒してしまったため、言い訳の意味も込めてレース回顧をw


ゴールドシップは強かったです。須貝調教師が言っていたようにまるで「鬼ごっこ」ですね。「さぁ、みんなお逃げ。捕まえてあげるから」といった感じ。
予想通り出足がつかずに後方からになって、予想通り早すぎる仕掛けで上がっていったんですが、私の予想を遥かに超える強さで押し切ってしまいました。
あんな競馬で勝たれたら他の17頭は為す術がないですね。


期待したディープ産駒達はガチンコのスタミナ勝負になって惨敗。

マウントシャスタは明らかに距離の限界を露呈した負け方。まぁ、神戸新聞杯で気付けよって話なんでしょうけど……
川田騎手の騎乗には文句無いです。勝ちに行ってくれましたね。ただ、いかんせん距離が長すぎた。
中距離路線に戻っての巻き返しに期待します。

ロードアクレイムは全く見せ場がなかったですね。どこにいたのか探すのが大変でしたw
福永騎手にはエリモエクスパイア的な2着を期待したのですが、直線の伸びも今ひとつで単純に能力が足りなかったですね。

おっと思わせてくれたのはベールドインパクト。
四位騎手は上手く乗れなかったと言っているようですが、全くそんなことないですよね。完璧ではなかったのでしょうが、馬の特徴を活かした素晴らしい騎乗だったと思います。
ディープ産駒の中で一番重たい血統(母父ドクターデヴィアス)が来たあたり、このレースがいかにタフなレースだったかがわかります。
あと、きさらぎ賞・京都新聞杯好走馬はやっぱり要チェック。
ワールドエースとトーセンホマレボシがいたらどうなっていたんでしょうね……


スカイディグニティとユウキソルジャーは血統的に「菊花賞一発屋」という感じ。
ただ、地味なサンデー系で菊花賞3着と言えばビートブラックが春天でもやらかしていますし、ユウキソルジャーはどこかでやらかすかも?ちょっとオカルト入ってますけどw


今年はメンバーが低調と言われていましたが、1000万下を快勝してきた馬が多く、血統的にも長距離でこそと言った馬が揃い、レースもスタミナ勝負になりました。なかなかレベルの高いレースだったと思います。
そこで楽勝したゴールドシップは強いと思いますけど、あのズブさはなんとかならないものでしょうか。どこかで不発があるんじゃないかと怖くて軸にできないんですが。


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