菊花賞2012予想
菊花賞は血統から!

シーバス
09期 予想歴14年

◎ゴールドシップ
  1着/1人気

○ユウキソルジャー3着/7人
▲スカイディグニティ2着/5人
△タガノビッグバン14着/6人
×マウントシャスタ


ダービー馬の直前の回避は(馬券的に)非常に残念。
気性やレースぶりを考えれば3000mはいかにも
長い印象だっただけに格好の消し馬だったのだが。。。

◎ ゴールドシップ
追ってバテ無いレースぶりから春先から菊花賞最有力候補と
目していた馬。
いかにもトライアルという仕上げで完勝した前走の内容、
良化を伺わせる追い切りの内容からも、
このメンバーではスピード、スタミナ共に抜けた存在。
父ステイゴールド、母父メジロマックイーンの血統構成は
言わずもがな昨年の勝ち馬オルフェーヴルと同じで、
血統的に裏付けも十分。
唯一不安材料を上げるとすれば最内枠を引いた点くらい。
スタートしてすぐコーナーというコースだけに、
通常は内枠が有利なのだが、テンの遅い馬同馬にとっては
中途半端なスタートを切ると道中内で包まれて
外に出せなく恐れがある。
道中いかに上手く外に出して4角でマクっていけるか。

○ ユウキソルジャー
前走は差し馬が上位を占める流れを先行して4着。
いかにも距離が延びてこそというレース内容だった。
父トーセンダンスは菊花賞と相性の良いダンスインザダークの全弟。
母父オースミタイクーンはマイル前後で活躍した馬だが、
その父ラストタイクーンは母父に入って2000mを超える
重賞勝ち馬を複数輩出している。
京都の外回りコースで33秒台の脚を使って勝利した
実績もあり、ある程度の上がり勝負にも対応可能。
脚質的に1角でポジションを取りに行くぶん外枠は不利
だが、道中上手く内に潜り込めれば。

▲ スカイディグニティ
前走は厳しい流れを早めに動きながら最後まで伸びて、
勝ち馬に迫る優秀な内容。
戦績は勝ち鞍が2400m以上のみというまさにステイヤーで。
父ブライアンズタイムは複数の菊花賞馬を輩出しており、
血統的にもさらなる距離延長にも対応可能。
メンディザバルJへの乗り替わりは何とも言えないが、
坂の下りを使ったロングスパートからの末脚勝負に期待。

△ タガノビッグバン
前走は逃げ馬を付かず離れず追走しプレッシャーを掛け、
4角で後続を引きつけて直線抜け出す強い競馬。
速い上がりは使えないが、自分からレースを作ることで
スタミナと底力勝負に持ち込める脚質は魅力。
父フジキセキはどちらかというと短距離指向だが、
母父に菊花賞と相性の良いリアルシャダイを持っており、
戦績的にも血統的にも距離延長は魅力的。
ニューダイナスティ、ビービージャパンと2頭の逃げ馬が
揃っているが、今回も逃げ馬にプレッシャーを掛けながら
自分の得意な流れに持って行きたい。

△ フェデラルホール
前走はスローな流れを早めに動いて直線抜け出す内容。
前々走も同様の内容で、小回りコースでマクっての連勝。
直線の長いコースで実績が無い点が不安だが、
レースぶりから3000mをこなすスタミナはありそう。
血統的に強調材料は少ないが、父は昨年の勝ち馬と同じ
ステイゴールド。
距離ロス無く立ち回れる内の2番枠は絶好。
道中インの好位で脚を温存し直線でインからの抜け出し
を図りたい。

× マウントシャスタ
前走は直線に入って前が狭くなる不利があったものの、
勝ち馬には完敗といったレース内容。
前走を叩いて状態は上げてくるだろうが、
父ディープインパクト、母父フレンチデュピティという血統、
全兄ボレアスのレースぶりからも距離延長はマイナス。
逃げ馬や早めに仕掛けたい馬が揃ったメンバー構成で、
得意の上がり勝負には持ち込めそうも無く、苦戦は必至。


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菊花賞2012回顧

シーバス
09期 予想歴14年

次走狙い:ゴールドシップ
次走狙い:スカイディグニティ
次走危険:ベールドインパクト


最近忙しく回顧を書くのがかなり遅れてしまいました。
申し訳ありません。

総評
勝った馬が強かった!
と言えば簡単だが、ほぼすべての馬が脚を使い切った
観ていて清々しいくらい気持ちの良い競馬だった。
スローからのヨーイドンな長距離レースばかり見せられて
嫌気が差していた競馬ファンにも納得が行く、
レース内容だったのではないだろうか。
ただ、故障により春の上位勢力がこぞって姿を消した
中でのレースだけにレベルは4とした。

1着 ゴールドシップ
スタートで出負けして最後方からの競馬。
2週目の坂下から仕掛けて行って、坂の下りで
先行集団をひとマクリ。
直線でも末脚は衰えず、メンバー最速の上がりを使って
1馬身と3/4差の圧勝。
ゴール前でも脚が止まっていたという印象はまったく無く、
他のどの馬よりも早く仕掛けて、他のどの馬よりも伸びた
という暴力的とも言える強すぎるレースぶりに、
久々に競馬を見てシビれを感じた。

これで鞍上はどれだけ早く仕掛けても止まることは無いと
確信できたはずで、今後ダービーのような脚を余す競馬を
する可能性はかなり低くなったと言えるだろう。

ただ、やはり問題はテンの遅さ。
小回りコースで内枠で引いて、中途半端なスタートを切ると、
内で包まれて勝負所(同馬で言うと残り6~5F当たり)で、
前の進路を確保できないということになりかねない。
今後は如何に勝負所でスムーズに押し上げられるかが、
カギになりそう。

現時点でオルフェーブルに対抗出来うるのは同馬だけと
考え、現時点で有馬記念での本命としたい。

2着 スカイディグニティ
勝負所で勝ち馬が動いたところ一緒に上がって行き、
直線で勝ち馬に一瞬迫ったが最後は突き放されてしまった。
ただ、最後で脚が上がったという訳では無く、
同馬なりに最後まで伸びているという印象。
鞍上がレース中で脱臼していた影響も、
最後伸びに若干影響した可能性もある。

近2走でタフな流れでこそ力を発揮するタイプということが
証明された格好で、今後もこういう流れになれば
古馬相手の重賞でもいつでも突っ込んでくるだろう。

次走はステイヤーズSが濃厚なようだが、
3歳馬で軽斤量で出られる点は有利で、
今回のレースぶりから距離が延びる点も不安無し。
仕掛けを遅らせすぎなければ当然勝ち負けだろう。

3着 ユウキソルジャー
道中馬群の中に入れてしまい、勝ち馬が動いたところで
前が壁になり一緒に動いて行けず、更に4角で外を回す
コースロスも響いた印象。
それでも直線ではスタミナを活かして最後まで伸びて、
脚が上がった4着馬ギリギリ交しての3着と格好は付けた。
ただ、もう少し勝負所でスムーズに運べていれば
楽々と3着は確保していたかなという印象。

長距離適性を多分に見せつけた内容ではあったが、
正直1、2着馬とは差がある印象だけに、
これからの成長に期待といったところか。
次走はステイヤーズSという話もあるが、
クラシックディスタンスにも対応可能なだけに、
自己条件でしっかりと勝ち上がり狙っても。

4着 ベールドインパクト
後方から4角でマクって勝ち馬に迫り、
直線では2着馬と叩き合いながら一瞬勝ち馬に迫ったが、
最後は脚が上がって後ろから来た3着馬に差されてしまった。
勝負所で外を回るロスはあったが、仕掛け所はほぼ完璧。
それでも最後に脚が止まってしまったところを見ると、
やはり3000mは長いのだろう。
同馬に関してはディープインパクト産駒という点で、
馬券から外していたが、ゴール手前まで肝を冷やされた。
次走はステイヤーズSとのことだが、
今回のレース内容を見る限りこれ以上距離が延びて
良い印象は無く、次走の消し馬とした。

5着 ラニカイツヨシ
後方から、勝ち馬が動いたところで一緒に動いていって、
4角では勝負圏内に居たが、直線入り口突き放された。
それでもそこからしぶとく伸びて5着を確保。
4着には直線半ばで1馬身以上突き放されたが、
最後は半馬身差まで詰め寄っており、
同馬のスタミナと底力を見せつけたられたという印象。
中京コースでの2連勝の内容からタフな馬場のほうが、
合う印象で冬、春の中京や洋芝コースでの走りに再注目。


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