ステイヤーズS2008予想
ステイヤーズS 札幌芝2600mとのつながりと欧州スタミナ型。

軍神マルス
08期 予想歴10年

◎エアジパング
  1着/6人気

○ナイアガラ15着/2人
▲ビエンナーレ7着/7人
×フローテーション
×メジロコルセア


★傾向分析★
2004年 タイム 3'44"8 (良) 1FAve=12.49 3FAve=37.47 6FAve=74.93
テン73.0(前半37.1-後半35.9)-中盤80.0(前半40.8-後半39.2)-上がり71.8(前半36.7-後半35.1) 『中弛み』
1着ダイタクバートラム・・・ダンスインザダーク×サクラユタカオー=サンデーサイレンス×プリンスリーギフト 13-4
2着グラスポジション・・・リアルシャダイ×リズム=ロベルト×ミスプロ 14-13
3着テイエムジェネラス・・・ジェネラス×フラッシュオブスティールニジンスキー=ニジンスキー×ネイティヴダンサー 3-2

2005年 タイム 3'47"7 (良) 1FAve=12.65 3FAve=37.95 6FAve=75.90
テン77.4(前半39.1-後半38.3)-中盤79.4(前半39.4-後半40.0)-上がり70.9(前半35.7-後半35.2) 『加速・中弛み』
1着デルタブルース・・・ダンスインザダーク×Dixieland Band=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー 5-5
2着エルノヴァ・・・サンデーサイレンス×Sadler's Wells=サンデーサイレンス×サドラーズウェルズ 7-7
3着サクラセンチュリー・・・サクラローレル×ノーザンテースト=レッドゴッド×ノーザンテースト 7-7

2006年 タイム 3'43"4 (良) 1FAve=12.41 3FAve=37.23 6FAve=74.47
テン74.2(前半36.7-後半37.5)-中盤76.2(前半37.9-後半38.3)-上がり73.0(前半37.2-後半35.8) 『加速・中弛み』
1着アイポッパー・・・サッカーボーイ×サンデーサイレンス=ファイントップ×サンデーサイレンス 3-2
2着トウカイトリック・・・エルコンドルパサー×Silver Hawk=ミスプロ×ロベルト 7-4
3着チェストウイング・・・スペシャルウィーク×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 5-3

2007年 タイム 3'44"9 (良) 1FAve=12.49 3FAve=37.48 6FAve=74.97
テン77.0(前半37.5-後半39.5)-中盤74.9(前半38.0-後半36.9)-上がり73.0(前半37.1-後半35.9) 『加速』
1着マキハタサイボーグ・・・メジロブライト×ノーザンアンサー=ノーザンテースト×ノーザンダンサー 7-1
2着ネヴァブション・・・マーベラスサンデー×Mill Reef=サンデーサイレンス×ネヴァーベンド 4-2
3着アドマイヤモナーク・・・ドリームウェル×トニービン=サドラーズウェルズ×グレイソヴリン 9-2

血統の傾向は、スタミナ型の欧州血統や長距離重賞ということもあり菊花賞・天皇賞春に縁のある血統が目立つように思います。
好走馬の位置取りは先行するか、3→4コーナーで巻くり押し切るタイプが好走している感じです。

2006年はアルゼンチン共和国杯の連対馬が好走しましたが、基本的には求められる適性が異なるためつながりにくい傾向。ステイヤーズSは3→4コーナーで捲れるスタミナ型の小回り適性(=器用にコーナーを回りつつ加速しながらの粘り込み勝負)が必要なのに対して、アルゼンチン共和国杯はゆったり加速してのスタミナ勝負(=上がりの速さも必要)という感じ。
力が抜けている馬は適性が足りなくても好走してしまう可能性があるので、GⅠレベルの馬が出走する場合は注意が必要(特に阪神大賞典好走馬=テイエムオペラオー、ダイタクバートラム、アイポッパー、トウカイトリックなど)です。

また長距離レースなので、経済コースを通れる内枠の先行馬が有利な傾向。外外を回してはこの距離では話にならないと思われます。

★予想★
エアジパング・・・エルコンドルパサー×Halo=ミスプロ×ヘイロー
前走アルゼンチン共和国杯15着。前走は直線での不利があっての大敗だが、いつもよりも後ろからの位置取りも敗因の一つと考える。前々走札幌日経オープンでは3着好走し小回り長距離適性は示しているし、札幌2600m好走馬はステイヤーズSと好相性で好走馬も多い。エルコンドルパサー産駒で、エルコンドルパサーはキングマンボ×サドラーズウェルズ配合でサドラーズウェルズの成長力を良く受け継いでいてスタミナも豊富。先行しての好走に期待する。

ナイアガラ・・・Fantastic Light×Highest Honor=レッドゴッド×グレイソヴリン
前走比叡S1着(=京都芝2400m)。京都芝2400mは京都大賞典や日経新春杯が行われるコースでステイヤータイプが良く好走することが多く、このレースでも好走馬が好走することも多い。Fantastic Light産駒で、レッドゴッド系は中山コースでの好走が多く、また本格化モードだと強敵相手でもひるまない特性がある。晩成型の傾向でもあり、本格化と考えて期待する。鞍上ぺリエにも期待する。

ビエンナーレ・・・ステイゴールド×スプレンデイドモーメント=サンデーサイレンス×ストームバード
前走エリザベス女王杯14着。前々走札幌日経オープン1着。札幌日経オープンでは、JC馬スクリーンヒーローを下しての内容を評価。ステイゴールド産駒は馬体の小さな馬が多く、全力を一度に使いきるように能力を開放する産駒が多く連続好走が苦手だが、凡走後に馬体が戻れば集中力型の特性からも好走に期待できると考える。牝馬限定戦より牡馬混合戦の混戦でこその馬と考える。


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ステイヤーズS2008回顧
ステイヤーズS エルコンドルパサーの特性。

軍神マルス
08期 予想歴10年

次走狙い:エアジパング
次走危険:フローテーション
次走危険:トウカイエリート


タイム 3'48"1 (良)
1FAve=12.67 3FAve=38.02 6FAve=76.03

ラップ
①13.0-②11.5-③13.7-④13.2-⑤12.6-⑥12.7-⑦12.1-⑧12.8-⑨13.2-⑩14.1-⑪13.7-⑫13.5-⑬12.4-⑭11.9-⑮12.1-⑯11.9-⑰11.4-⑱12.3
1FAveとの誤差
①+0.3 ②-1.2 ③+1.0 ④+0.5 ⑤-0.1 ⑥±0 ⑦-0.6 ⑧+0.1 ⑨+0.5 ⑩+1.4 ⑪+1.0 ⑫+0.8 ⑬-0.3 ⑭-0.8 ⑮-0.6 ⑯-0.8 ⑰-1.3 ⑱-0.4
テン76.7(前半38.2-後半38.5)-中盤79.4(前半38.1-後半41.3)-上がり72.0(前半36.4-後半35.6) 『加速・中弛み』

『加速』・・・逃げ◎ 先行○ 差し△ 追込×
『中弛み』・・・逃げ◎ 先行△ 差し× 追込○

1着エアジパング・・・エルコンドルパサー×Halo=ミスプロ×ヘイロー 4-2
2着フローテーション・・・スペシャルウィーク×リアルシャダイ=サンデーサイレンス×ロベルト 1-1
3着トウカイエリート・・・サンデーサイレンス×ナイスダンサー=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー 8-5

流れはテン6F-上がり6Fのラップ差から『加速』と中盤6Fのラップから『中弛み』の複合ラップ。⑬~⑱までの6Fは一気に流れが速くなり持続した流れと考える。展開的には逃げが最も恵まれた流れで、差しが不利な流れと考える。

エアジパングは、前走アルゼンチン共和国杯15着からの好走。前走は直線で不利があってのものだったが、アルゼンチン共和国杯敗退馬が毎年巻き返すのがこの重賞の特徴で、問われる適性が異なるためのものと思われる。ステイヤーズSでは小回りコースを巧く回れるコーナーリング能力とスタミナの絶対値が問われやすく、アルゼンチン共和国杯はスタミナと上がりの特化能力が問われやすい。逃げ・先行がステイヤーズS向き、アルゼンチン共和国杯は先行・差し向きの違いもある。エルコンドルパサー産駒は、ミスプロ系ながらも母父サドラーズウェルズのため、サドラーズウェルズ系の特性も併せ持つ偽ミスプロ系。菊花賞馬を輩出するだけのスタミナがあり、またオペラハウス産駒などがよく好走する中山コースを走るのに適したサドラーズウェルズ系のコーナリング適性が巧く活きての好走と考える。また本格化するととことん強くなるのがサドラーズウェルズ系の特性。この特性に近いものも持っていると考え、今後も期待する。

フローテーションは、前走菊花賞2着からの好走。スペシャルウィーク産駒で、スペシャルウィークは自身が菊花賞2着・天皇賞春1着の実績を持つスタミナ型。母父リアルシャダイも天皇賞春に強いステイヤー血統。長距離適性は高い馬と再確認する。しかしスペシャルウィークはダンスインザダークに近いイメージを持っていたので危険な人気馬と思っていましたが、積極的な逃げの競馬で2着好走。また中山コースはスプリングS2着好走の実績はあった馬なので、小回り適性は見誤ったかもしれません。ただ差し→逃げの位置取りショックは好走要因の一つと思うので次走にストレスは残るはずと考え、次走は危険かも。休養でもステイヤーとしての適性が高いので休み明けでいきなり能力全開は難しいと思うのでどちらにしても危険かも。

トウカイエリートは、前走アンドロメダS6着(=京都芝2000m)。前走は休み明けで中距離を使って、今回距離を延ばしての好走。サンデーサイレンス産駒で、条件が変わって鮮度が高い時に好走しやすい特性はあるにしろ、高齢での好走は凄いと考えます。母系のスタミナと晩成型の成せる業ではないかと思いますが、高齢馬が連続好走するのは非常に可能性は低いと思うので次走は危険と考えます。


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