朝日杯FS2008予想

影虎
08期 予想歴14年

◎エイシンタイガー
  8着/7人気

○ホッコータキオン4着/6人
▲ブレイクランアウト3着/1人


三浦皇成騎手が武豊騎手の新人最多勝記録を塗り替えた70勝目を挙げた時、武豊騎手は自身のコラムで「土曜の福島1Rに新記録達成は華が無い。」と、ハッキリ述べていた。

武豊騎手は日本の平地GⅠのうち、マイルCSと新設のヴィクトリアマイル、そしてこの朝日杯FS(旧朝日杯3歳S含む)を勝利したことが無い。

勝ったことが無いGⅠの方が少ないというのも恐ろしい記録ではございますが、骨折休養明けで今週の騎乗は、この一鞍のみ。

ここで勝利すれば、自身の記録を塗り替えた新人騎手に対して、
華があるとはこういうものだ。武豊の牙城を揺るがそうとする者は許さざる。と、強烈なイメージをアピールしてしまいそうな雰囲気もある。

そんな意味も込めて⑤ブレイクランアウトは一応馬券対象にはしておきたい。

まま、そういうドラマ的馬券考察はさておいて、朝日杯FSが阪神JFとは異なりクラシックに直結しない、内枠が有利だ、SS系が不振だと、まるでGⅢハンデ戦のようなイメージでGⅠの意味があるのかどうかとも思うが、それだけに馬券を考えるには楽しいレース。

そのイメージが今回にもキッチリ反映されており、レコード勝ちの後に、先行勢不利のハイペースのデイリー杯で2着の⑮ホッコータキオンが、外枠とSS系とマイナスイメージ要素を二つ抱えている為、6番人気。まぁ騎手も相当イマイチな感じだから、妥当と言えば妥当なのかも。

SS系不振でダート的要素血統重視とされている中で、個人的に注目しているのは、父か母父がミスタープロスペクター系の馬。

過去の朝日杯でも、かなりの確率で人気以上に走っている印象がある(データ集計はしない)。その中でも特に10番枠より内に入った馬。更にミスタープロスペクター系でもフォーティナイナーかGonewestを隔てたタイプのパフォーマンスが良い。

昨年、コロナドズクエスト産駒のセレスハントが前走ダート戦から15番人気8着と人気以上に好走。じゃあ、単純にキチンと芝でソコソコのパフォーマンスがある10番枠より内に入ったコロナドズクエスト産駒の⑨エイシンタイガーか。

しかしながら、前走芝1200mから朝日杯FSに出走してきた馬で掲示板にのった馬はアグネスワールドまで遡り、馬券的には全く奮わない。

このマイナスデータは、今回で既に9戦目となり、しかも連闘という将来を見据えた使い方では無く、今なら通用するのではという使い方で、クラシックに直結しないレースという性質と合わせれば、こういう馬が打破するのではないか。

2002年にこのレースを制したエイシンチャンプも9戦目だった。
同じ馬主で、血統も同じミスタープロスペクター系。イメージがダブる。

もうひとつ血統面で着目している点があり、母父タイテエム、母父メジロマックイーン、母父シンボリルドルフのように、一昔前の日本の長距離で活躍したような名前が見られる馬が好走している。

ステイゴールド産駒のドリームジャーニーが母父メジロマックイーンで1着。アグネスタキオン×バンブーアトラスの⑮ホッコータキオンなら、ドリームジャーニーより更なるパフォーマンスを見せてもおかしくない下地がある。少なくともキャプテントゥーレよりは血統の字面上は向きそうなイメージ。

⑤ブレイクランアウトが勝って、武豊騎手が華を見せるか。
⑨エイシンタイガーが勝って、マイナスデータを覆すか。
⑮ホッコータキオンが勝って、SS系でも通用するところを見せるか。

この3頭を軸に、菊花賞さんの予想に乗っかっらせてもらう形で
3連単フォーメーション⑤⑨⑮→②③⑤⑨⑪⑮→②③⑤⑨⑪⑮の60点で勝負する。


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朝日杯FS2008回顧
中山11R 朝日杯FS回顧

影虎
08期 予想歴14年

次走狙い:ホッコータキオン
次走狙い:ミッキーパンプキン
次走危険:セイウンワンダー
次走危険:フィフスペトル


芝1200mからの臨戦は、こういう連闘の馬がデータを打破する。ではなくて、アグネスワールドですら掲示板が精一杯だった。と、解釈するのが正解でした・・・orz

近年に無く、非常に時計が掛かった結果で、その中で厳しいペースを先行して粘ったサンデーサイレンス系の馬が単純に今後に期待出来そうで、通常でさえクラシックに直結しないレースなのに、そこへ更に時計が掛かったところに好走したというのは、今後に向けて望ましいものでは無い。と一応定義しておきます。

来年以降への基準としてはミスプロ系×ヴァイスリージェント系で血統の方向性ピッタリだったブレイクランアウトですら、新潟や東京でビュンビュンに速い上がりを使って好走したような馬は、人気以上の好走は期待し辛いレースことが示された。

新潟2歳Sからの臨戦でも阪神マイルと時計の掛かった新潟2歳Sを好走したという例年の臨戦馬とは異なった実績を持つセイウンワンダーが結果を出したということには今後も留意。血統的には父グラスワンダーなので不向きなわけが無い。

デイリー杯を後方から差し、血統もグレイソヴリン系だったシェーンヴァルトが凡走。デイリー杯はグレイソヴリン系が活躍するレースで、今後もこの流れは馬券を考える上で面白そう。ホッコータキオンは4着に粘ったので、やはり後方からレースを進める馬が好ましくない。

芝1200mからの臨戦は、エイシンタイガーのように特別さを感じさせる連闘でも駄目だったということで、アグネスワールドですら無理だったということを基準に。

芝1800mからの短縮ステップはダンスインザダーク産駒のミッキーパンプキンですら6着と好走出来たと考える。血統的方向性が合うようなら、東京や京都の芝1800mでそこそこの好走で出走してきた馬が、フサイチリシャールやゴスホークケンのように期待値が高い馬となると思われる。

後はやっぱり内枠。タラレバですが、ホッコータキオンが内枠に入っていれば勝っていたんじゃないの。と思える結果です。


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