桜花賞2013予想
トーセンソレイユが無敗の桜花賞馬となるか?

予想屋マスター
12期 予想歴24年

◎メイショウマンボ
  10着/4人気


今週のメインレースは、牝馬クラシック第一弾の第73回桜花賞である。
2013年の牝馬重賞戦線は、1番人気が全敗中ということもあり、第73回桜花賞も大混戦が予想される。

そこで、競馬理論の競馬予想では、第73回桜花賞に出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。

チューリップ賞組からは、1着のクロフネサプライズ(武豊)、2着のウインプリメーラ(和田竜二)、3着のアユサン(丸山元気)、7着のレッドオーヴァル(デムーロ)、8着のプリンセスジャック(福永祐一)及び9着のローブティサージュ(秋山真一郎)が第73回桜花賞に出走する。

クロフネサプライズのチューリップ賞の勝利という結果は、インが有利な馬場でマイペースの逃げを打つ展開に恵まれたものであり、3馬身半の着差ほどの圧倒的な強さを見せつけたものではない。


よって、第73回桜花賞の競馬予想においては、チューリップ賞の楽勝劇だけでクロフネサプライズを絶対視すべきではない。

ただし、クロフネサプライズは、軽快な先行力を持つので、楽に先行できる展開やインが有利な馬場になった場合には、第73回桜花賞の競馬予想でもかなり高い評価を与えるべきである。

一方、ウインプリメーラのチューリップ賞の2着という結果は、前が止まらない行ったきりの競馬において2番手から流れ込んだだけであり、レース内容としては着順ほどの価値はない。


よって、第73回桜花賞の競馬予想においては、ウインプリメーラにチューリップ賞2着ほどの高い評価は不要である。

一方、アユサンのチューリップ賞の3着という結果は、3番手追走からそのまま流れ込んだだけであり、レース内容としての価値は低い。


ただし、アユサンは、アルテミスステークスの2着のように差す競馬をしたほうが、能力を最大限に発揮できる。

よって、第73回桜花賞の競馬予想においては、アユサンの巻き返しにも注意を払うべきである。

一方、レッドオーヴァル及びローブティサージュのチューリップ賞の敗戦は、イン有利の馬場において終始外を回らされて脚を余しただけであり度外視可能である。


なお、レッドオーヴィルは、紅梅賞において後のフィリーズレビュー馬メイショウマンボを差し切っている。

また、ローブティサージュは、阪神ジュベナイルフィリーズにおいて、1枠でロスのない競馬に恵まれたにせよクロフネサプライズを破っている。

よって、第73回桜花賞の競馬予想においては、レッドオーヴァル及びローブティサージュをチューリップ賞の敗戦だけで軽視すべきでないと判断している。

一方、プリンセスジャックは、チューリップ賞の見所のないレースを見る限り、第73回桜花賞の競馬予想において高い評価は不要である。

一方、フィリーズレビュー組からは、1着のメイショウマンボ(武幸四郎)、2着のナンシーシャイン(大野拓弥)、3着のティズトレメンダス(川須栄彦)、7着のサウンドアリーナ(戸崎圭太)、5着のシーブリーズライフ(田中勝春)、11着のサンブルエミューズ(岩田康誠)及び16着のサマリーズ(藤岡佑介)が第73回桜花賞に出走する。

メイショウマンボのフィリーズレビューの勝利という結果は、2着に1馬身強の差をつけており、力の違いを見せつけた。


よって、第73回桜花賞の競馬予想においては、メイショウマンボにフィリーズレビュー組で最も高い評価を与えるべきである。

一方、ナンシーシャイン、ティズトレメンダス、サウンドアリーナ、シーブリーズライフ、サンブルエミューズ及びサマリーズは、フィリーズレビューにおいてメイショウマンボに力負けのレース内容から、第73回桜花賞の競馬予想では高い評価は不要である。

一方、アネモネステークス組からは、1着のクラウンロゼ(三浦皇成)及び2着のジーニマジック(川田将雅)が第73回桜花賞に出走する。

クラウンロゼのアネモネステークスの勝利という結果は、弱いメンバー構成と好位のインで脚をためる展開に恵まれたものである。


ただし、クラウンロゼは、3戦3勝と能力的に底を見せていない魅力はある。
よって、第73回桜花賞の競馬予想においては、器用な脚質で底を見せていないクラウンロゼに押さえ程度の評価は与えるべきである。

一方、ジーニマジックのアネモネステークスの2着という結果は、自ら勝ちに行ってのものであり、レース内容としてはクラウンロゼと大きな差はない。


しかしながら、ジーニマジックは、クイーンカップにおいてマイペースで逃げを打ちながら3着に敗れているように、一線級相手では力不足である。
よって、第73回桜花賞の競馬予想においては、ジーニマジックに高い評価は不要である。

一方、フラワーカップ組からは、2着のエバーブロッサム(デムーロ)が第73回桜花賞に出走する。
エバーブロッサムのフラワーカップ2着という結果は、外が伸びる馬場に恵まれたにせよ、スローの前残りの展開を追い込んでおり、悪くない内容であった。

よって、第73回桜花賞の競馬予想においては、スタミナ勝負や前潰れの展開になるようであれば、エバーブロッサムの追い込みにも注意を払うべきである。

一方、クイーンカップ組からは、9着のコレクターアイテム(浜中俊)が第73回桜花賞に出走する。

コレクターアイテムのクイーンカップの9着は、追い込みが届きにくい馬場を考慮しても、負けすぎである。


ただし、コレクターアイテムは、アルテミスステークスを制して、阪神ジュベナイルフィリーズで1番人気に推されたように、素質的には一線級相手でも互角である。

よって、第73回桜花賞の競馬予想においては、調教などで復調気配がうかがえるようであれば、コレクターアイテムにもそれなりの評価を与えるべきである。

一方、エルフィンステークス組からは、


1着のトーセンソレイユ(シュタルケ)が第73回桜花賞に出走する。

トーセンソレイユのエルフィンステークスの勝利は、直線で馬群を割ってのものであり、着差以上に強い内容であったが、弱いメンバー構成に恵まれた感も否定できない。


よって、第73回桜花賞の競馬予想においては、2戦2勝と能力的に底を見せていない点と勝負根性は認めても、ディープインパクトの妹という血統的な背景で実力以上に人気になる点を考慮すると、トーセンソレイユを過大評価すべきでない。

以上のように、競馬理論の競馬予想では、第73回桜花賞に出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、枠順、展開、調教及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第73回桜花賞の最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、第73回桜花賞の予想をお楽しみに。

以下のURLから2013年以前の桜花賞の関連記事がご覧いただけます。
http://www.keibariron.com/database/oukasho

桜花賞のコースやレースの特性が知りたい方には大変好評をもらっています。

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桜花賞2013回顧
1勝馬アユサンがG1制覇

予想屋マスター
12期 予想歴24年

次走狙い:レッドオーヴァル


第73回桜花賞は、1番人気のクロフネサプライズが4着に敗れ、アユサン(クリスチャン・デムーロ)及びレッドオーヴァル(ミルコ・デムーロ)のデムーロ兄弟決着となった。

競馬理論の競馬予想では、コース取りを考慮するとコレクターアイテム以上に強かったアルテミスステークスのレース内容と、レース前日での丸山元気騎手からクリスチャン・デムーロ騎手への乗り替りを考慮し、アユサンを対抗に評価した。レースでは、アユサンは、中団の馬群の中で待機し、直線では馬場の真ん中から先頭に立った。

そして、アユサンは、大外から追い込むレッドオーヴァルとの叩き合いに持ち込み一旦はレッドオーヴァルに交わされてしまったものの、ゴール寸前で差し返し、第73回桜花賞を制覇した。

アユサンの第73回桜花賞の勝利という結果は、クリスチャン・デムーロ騎手が馬群で脚をためさせて持ち味を最大限に発揮させたものだが、ゴール前で差し返す勝負根性はかなり高い評価に値する。

よって、次走のオークスの競馬予想においても、第73回桜花賞馬のアユサンに高い評価を与えて当然である。

一方、第73回桜花賞で2番人気に推されたレッドオーヴァルは、2着に敗れてしまった。
競馬理論の競馬予想では、極端に追い込みが届かない展開で脚を余したチューリップ賞は度外視可能である上に、後のフィリーズレビュー馬メイショウマンボを寄せつけずに楽勝した紅梅賞の強い内容から、レッドオーヴァルを本命に予想した。

レースでは、レッドオーヴァルは、後方4番手で脚をため、直線に向くと大外から鋭い差し脚で一旦は先頭に立ったものの、内からレッドオーヴァルに差し返されてしまい、2着止まりであった。

レッドオーヴァルの第73回桜花賞の2着という結果は、アユサンに差し返されてしまったものではあるが、直線で爆弾台風による向かい風をもろに受けながらも上がりナンバーワンの35秒1の脚を使っており、レース内容としてはアユサンと互角又はそれ以上であった。

よって、次走のオークスの競馬予想においては、レッドオーヴァルにもアユサンと同じくらい高い評価を与えるべきである。

ただし、レッドオーヴァルは、追い込み一手の脚質なので、チューリップ賞のようにイン有利の馬場やスローの展開などで追い込みが届きにくい競馬になった時には脚を余す可能性も考慮して、評価を下すべきである。

一方、第73回桜花賞では、14番人気のプリンセスジャック(福永祐一)が3着に入り、3連単の波乱を演出した。レースでは、プリンセスジャックは、中団よりやや後方の内側をロスなく追走し、直線で外に持ち出されると、じわじわと差し脚を伸ばし、ゴール寸前で1番人気のクロフネサプライズを交わして、3着に浮上した。

プリンセスジャックの第73回桜花賞の3着という結果は、コーナーワークでロスのない競馬をさせて直線で馬場の綺麗な外目に持ち出した福永騎手の好騎乗によるものだが、2歳時の走りを考えればこの程度走っても不思議はない。

よって、次走のオークスの競馬予想においては、プリンセスジャックがアユサン及びレッドオーヴァルを逆転するためにはかなりの展開などの助けが必要だが、押さえ程度の評価は与えるべきである。

一方、第73回桜花賞で1番人気に推されたクロフネサプライズ(武豊)は4着に敗れてしまった。競馬理論の競馬予想では、インが極端に有利な馬場で楽に逃げたチューリップ賞の着差だけで人気になりすぎたクロフネサプライズを、人気ほどの信頼感はないと判断し、評価を下げていた。

レースでは、クロフネサプライズは、武豊騎手がゆっくりとレースを運ぼうとしたものの少し行きたがってしまい、3コーナー過ぎからサマリーズを交わして先頭に立った。
そして、クロフネサプライズは、一旦は後続を突き放して粘り込みをはかったが、差し馬の強襲にあってしまい、4着となってしまった。

クロフネサプライズの第73回桜花賞の4着は、外の差しが届きやすい馬場においてハイペースで先行する厳しい競馬によるものであり、悲観すべき内容ではない。

よって、次走のオークスの競馬予想においては、第73回桜花賞の敗戦だけでクロフネサプライズの評価を下げるべきではない。
特に、クロフネサプライズは、軽快な先行力を持つので、イン有利の馬場や先行馬が少ないなど前残りの展開になりそうな場合には高い評価を与えるべきである。

以上のように、第73回桜花賞は、アユサンの勝利で幕を閉じたが、1勝馬の勝利により今年の3歳牝馬戦線の混戦模様を象徴するレースとなった。
よって、2冠目のオークスも、展開次第で着順が大きく入れ替わる混戦が予想される。

競馬理論のファンの方は、混戦のオークスの穴予想もお楽しみに。
以下のURLから2013年以前のoukashoの関連記事がご覧いただけます。http://www.keibariron.com/database/oukasho 第73回桜花賞のコースやレースの特性が知りたい方には大変好評をもらっています。予想屋マスターhttp://www.keibariron.com/


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