皐月賞2013予想
風水は関係ない

KUROSHIMA
08期 予想歴18年

◎コパノリチャード
  13着/5人気

○インパラトール10着/9人
▲エピファネイア2着/2人
△レッドルーラー18着/6人
×コディーノ
×ロゴタイプ


 某の格言で「速い馬が勝つ」とも言われる皐月賞。相手関係は混戦模様だが、人気上位から穴馬まで今回の出走各馬に共通しているのは、距離に関係なく傑出した持ち時計で勝ってきた馬が非常に少ないということ。その点を踏まえると、特に2000Mよりも短い距離で卓越したスピードないしは瞬発力を示してきた馬に食指が動く。

 となると、狙いは朝日杯FSの1、2着馬かアーリントンCの勝ち馬のいずれかになるだろう。しかし、ロゴタイプの父ローエングリンは、現役時1600M~1800Mで最も精度の高い実績を誇った。また、コディーノの母ハッピーパスは現役時1200M~1600Mでの活躍が目立ち、2000M以上では勝利はおろか連対すら一度もなかった。血統的が全てではないことを承知の上でも、朝日杯の上位2頭にはそういう血筋が垣間見える可能性が十分ある。

 対照的にコパノリチャードの父ダイワメジャーは、かつて1勝馬の身でスプリングS3着で皐月賞に滑り込み、本番では正攻法の2番手から後続を完封してレースを制した。その後もGⅠを4勝したが、2000MでもGⅠを2勝している点にマイラーに止まらない底力を感じられる背景がある。コパノリチャードも1600Mまでしか実戦経験はないが、それは父も同じことで特に気にしなくて良いかと。初勝利と2勝目に重賞入着級の素質馬を軽くひねったスピードとパワフルな先行力は、大げさかもしれないがダイワメジャーの再来を思わせた。控える競馬も多少であればアーリントンCで経験済み。2004年の皐月賞の再現よろしく、積極的なレース運びでGⅠ制覇を期待してみたい。

その他、気になった馬は以下にまとめて。

1.メイケイペガスター
今回は先行馬もチラホラいて、折り合い面は前走よりも改善されそうだが、新馬・共同通信杯と広いコースの切れ味勝負でしか結果を出していない点で微妙。

2.インパラトール
一線級との対戦は少ないが、萩Sで脚をためた際に見せた爆発力はむしろ直線短めの中山向きに映った。若葉Sは明らかに叩き台で崩れなかったのを評価。道中内目をロスなく立ち回れると案外やれるのでは。

3.レッドルーラー
若葉Sは位置取りを考えると、嵌まった以上に切れる脚を使っていた。ただ、中山芝2000ではもう少し前目で立ち回れる要素も必要な気がする。

14.エピファネイア
弥生賞は結果的に押し切れなかった分、今回はまともなら差しに回る番。引っ掛かったらしいが、案外いいガス抜きになった可能性がある。持ち時計が意外とないので高速決着になるとやや疑問だが、中山芝は3月当時の馬場よりもいまのほうが切れ味を生かせそう。

15.カミノタサハラ
スローペースでこそ切れるという印象。反面、全体の走破時計は勝った弥生賞を含めて目立った数値が特に見当たらず。本番よりも全体のペースが淀みがちなトライアル向きだとしたら、今回は軽視してみたい気が。

16.フェイムゲーム
中山巧者だが、特に2勝は時計のかかる冬季の馬場状態を味方に付けての好走という風にも見える。スプリングSは差して4着に健闘しているが、思い切った乗り方が多少嵌まった感もあった。中山芝2000には実績もあるが、GⅠで要求されるレベルのスピードと決め手を求められると?


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