有馬記念2008予想
中山10R 有馬記念予想

影虎
08期 予想歴14年

◎カワカミプリンセス
  7着/6人気

○アルナスライン6着/5人
▲エアジパング13着/11人


ジャパンカップと同じく、生涯におけるエネルギー残量を問われ、加えて最後に急坂のある中山でコーナーを6回も廻るというトリッキーなコースに対する適性も問われる。

コース適性に関しては未経験でも好走した馬は多数居るが、エネルギー残量に関しては、それを覆す程のパフォーマンスを見せたのは、オグリキャップとテイエムオペラオーのみ。

オグリキャップは既に有馬記念を勝ったことがあった馬という観点から、同じような臨戦イメージのメイショウサムソンは軽視したい。

また菊花賞2着→ステイヤーズS2着→有馬記念というステップは、エネルギーの化物テイエムオペラオーですら3着だったということからフローテーションを軽視。

枠順確定前はダイワスカーレット、カワカミプリンセスの牝馬2頭が揃って3着以内を外すことは考え辛いと思っていたので、カワカミプリンセスは非常に良い枠順、対してダイワスカーレットは非常に悪い枠順に入った印象。

今年はたった2戦のみでエネルギー残量は充分にありそうな雰囲気のダイワスカーレットだが、桜花賞を勝ってから常に第一線でエネルギーを放出し続けた4歳牝馬。

有馬記念で好走した牝馬、ヒシアマゾン、エアグルーヴと比較しても、逆に昨年好走してしまっていることが、前走天皇賞の激走と、悪い枠順に入ったことで、エネルギーのストックに押し寄せてきてしまわないか不安が出てきた。

ただ、前走天皇賞がどれほどの激戦だったかというは分からないし、勝ったウォッカも結局ジャパンカップは3着に好走。

現役最強はこの馬だろうし、ウォッカとの差し引きでも、馬券圏内から完全に消すまでには至らない。

マツリダゴッホは今年1年の間、このレースに対して疲弊することを極力避けてきた使い方。

だとすると、好走する可能性もソコソコに高いものがあるだろう。しかしながら、昨年このレースを制したこと、枠順が外になったこと、今回は人気になること、グラスワンダーよりは疲弊しているであろうこと。重箱の隅にマイナス材料がありそうにも思える。

ジャパンカップを制して、一躍ニューヒーローとして登場したスクリーンヒーロー。まだまだ疲弊していないイメージだし、父がグラスワンダーならジャパンカップより有馬記念が良いだろうという想像は容易。

ただ札幌2600mの2戦をどう見るか。コーナーを6回廻る小回りを近い記憶に経験出来ていると考えるか、はたまたそういう競馬はパフォーマンスが落ちていると見るか。本命視する馬では無い。

人気になりそうな馬は以上のように、稍不安材料をそれぞれが抱えているように思える。

では人気にならなさそうな馬で面白そうな馬はというと、まずはエアジパング。

前走で実際に中山コース、コーナーを8回も廻るステイヤーズSを勝ったというのも良いが、その前にビュンビュンの瞬発力が必要だったアルゼンチン共和国杯を惨敗してしまっているのも良い。

5走前までは条件戦を走っていたような馬で、GⅠも初挑戦。ジャパンカップは間違っても適性は無さそうで、GⅠ初挑戦のスクリーンヒーローが制したような状況なら、この馬が一発かましても。

そして、結果的にはジャパンカップを勝つ馬と、香港ヴァーズで惜しい3着に食い下がる馬に58キロという斤量で差の無い競馬をしたことになったアルナスライン。

まだまだ疲弊していないことや、今秋においても消耗しないままに有馬記念に辿り着いていること、枠順と基礎能力を合わせても他の馬が人気を吸収するなら面白い存在。

最後にもう一頭のエアも中山実績が優秀であること、2200mに距離が延びて成績が落ちているような点は気掛かりだが、逆に挑戦してきた主なGⅠ消化数も少ないので、中山で最も高いパフォーマンスを発揮出来ると想定したら、この枠順からも面白い。

以上のような見解をした馬を相手に、本命はやはり、昨年の宝塚記念で現役最強のスピード持続力を持っていると判断したカワカミプリンセス。

京都や東京の瞬発力勝負は本来不向きなタイプ。にも関わらず秋華賞やエリザベス女王杯を好走出来るという事は、コーナーを廻ることに対しての器用さを持っているという証明でもある。

人気も他の馬が吸収して1枠1番。

馬券は3連単①-④⑥⑦-④⑥⑦⑧⑩⑬でマルチの中から、エアシェイディは馬券に絡んでも頭は無いという判断で、⑥頭の馬券を除いた80点で勝負する。


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有馬記念2008回顧
中山10R 有馬記念回顧

影虎
08期 予想歴14年

次走狙い:スクリーンヒーロー
次走狙い:アルナスライン
次走危険:アドマイヤモナーク
次走危険:エアシェイディ


やはり有馬記念は概ねジャパンカップと同じく、エネルギー残量が問われる。今年も概ねそのような結果と解釈出来る内容。

メイショウサムソンはやはり感動のラストランとはならず、掲示板にすらのれなかった。

あの感動のラストランを成功したオグリキャップですら、2400m以上の距離を走ったのはジャパンカップと有馬記念のみ。

競走体系全体の影響としては分からないが、有馬記念においては活躍してきた距離というのもエネルギー残量において大いに影響力がありそう。

結果的にGⅠを5勝もするという、エネルギー残量を問われた場合に大いに疑問がありそうなダイワメジャーが2年連続3着になったことからも短い距離の方の優位性が分かる。

エアシェイディとエアジパングを比較するのは少々強引かもしれないが、エアシェイディにおいては2400m以上のレースに出走すること自体が今回初めてだった。4着のドリームジャーニーにしてもGⅠ馬とは言えマイル勝ちのみで、今年においては全て2000m以下のレースばかり使われて、生涯においても2400m以上の重賞で連対したのは1回だけ。

2回走って2回とも惨敗してしまっている有馬記念で感動のラストランが出来るくらいなら、メイショウサムソンは3着という好成績を残したことがあるジャパンカップで、もっと上の着順になっているはず。3歳春から活躍し続け、天皇賞・春を2回も連対している上で、感動のラストランを求めるのは酷過ぎた話。

長い距離を好走してきたという意味で、このレースまでさほど間隔が空かないままのローテーションとなるステイヤーズS組は2頭とも人気以下の惨敗。

相当不利なローテーションと考えられ、菊花賞2着→ステイヤーズS2着という臨戦過程で3着と好走したテイエムオペラオーが如何に強大なエネルギーを持っていた(しかも以前は菊花賞は更に間隔が短かった)かが証明される。

テイエムオペラオーでも無理だったローテーションではあるが、逆に考えると、今後このようなローテーションで好走するような馬が現れた場合はテイエムオペラオー級のエネルギー残量を持つような馬である可能性もあるということとしておく。

今回の結果を踏まえて来年以降に加筆しておきたいことは、アドマイヤモナークやエアシェイディの今年重賞初制覇して競走馬としてのピークを迎えているということ。

アメリカンボスの例は難しいが、そのような観点から有馬記念の結果を振り返ると、特に人気薄の馬においては、重賞初制覇の後、若しくは生涯最高と思しきパフォーマンスを示した後に、少々の敗戦を踏まえて有馬記念で人気以上の激走をしている傾向にある。

カワカミプリンセスも使われてきた距離とエネルギー残量を考えると、もう少し上位に喰い込んでも良さそうだったが、前2走の結果を見ると競走馬としてのピークが今にあるとは言い難かったものだったかもしれない。可能性としては中山が不得手だったというのもあるが、それは今後に証明されていくのであろうから考えないが。

スクリーンヒーローやアルナスラインは生涯におけるエネルギー残量はまだまだ余裕がありそうな臨戦過程だっただけに、もう少し上位に食い下がっても良さそうではあった。

しかしながら今回は1頭の牝馬が強過ぎた為に勝ちに行った馬が、みんな想像以上に消耗してしまい、そこに充実期を迎えてエネルギー残量の有った人気薄が突っ込んだという結果になっているので一概に物足りないものであるとは言い難いのかもしれない。この2頭についても、今回の影響は今後に示されるので考える必要も無いが、ただ着順が乱高下するタイプになるような雰囲気はある。

そしてマツリダゴッホ。グラスワンダーですら、毎日王冠→有馬記念という1本に絞った勝負でスペシャルウィークにハナ差で勝ったのに、中山という舞台に特化した馬が、グラスワンダー以上に消耗する臨戦過程を踏まえた上で、人気を背負いながら好走するというのは酷だったという結果に。

しかしながら来年以降も現役続行ということ(有馬記念のみ勝ち馬は種牡馬として不人気)で、中山に好成績が集中する分、生涯においての疲弊は避けられており、今年のように夏場からの使い出しやジャパンカップで好走したりせずに、もっともっと惨敗したような形で来年の有馬記念に出走してくれば、非常に高い中山適性は周知の事実であり、メイショウサムソンよりは遥かに感動のラストランを達成出来る可能性を秘めた馬ではないかと思われる。

最後に勝った強過ぎた1頭の牝馬であるダイワスカーレット。
天皇賞の激戦+外枠という懸念材料から、このタイミングで今までのエネルギー消耗が一気に噴出してしまうという可能性に賭けてはみたが、それは杞憂に終わった。

天皇賞・秋を勝ったウォッカが超スローペースながら、ジャパンカップで3着に踏ん張れたことから比較すると、今年まだ3戦目で生涯においてもウォッカより消耗度の低いこの馬がここで頑張れるだけのエネルギーがあるかどうかとは突き詰めて考える必要は無かったのかもしれない。

オークスは出走すらしておらず、2400m以上の重賞ですら昨年の有馬記念の1戦のみであったわけで基礎能力は非常に高いというのは明らかな分、今回の有馬記念を勝ったことを踏まえて今後日本で走るならば、そろそろエネルギー残量に不安を抱えて勝負するようになっていくことになったが、そういう意味では、対戦相手が完全に一新されて精神状態がリフレッシュする海外挑戦というのはこの馬にとって絶好のタイミングで訪れるものではないだろうか。

歴代の有馬記念勝ち馬の中でも、エネルギー残量が有る相手をレース単体の中で消耗させてしまうようなパフォーマンスを示した馬はそうは居ないはずで、それだけ基礎能力が抜けている存在。

騎乗しているのも安藤勝己騎手であるから、一途に凱旋門賞に拘ったりはせずに、真に適性があるかどうかを見極めたレース選択がなされるはずで、海外に行っても活躍することはまず間違いないだろう。

そして再び来年の有馬記念に出走してくるようなら、海外に行った分リフレッシュされたダイワスカーレットが人気で再び好走してしまうと思われる…orz

今年の有馬記念は1頭の牝馬の影響力が大き過ぎた為に出現した大万馬券であり、来年以降の参考としては勝ちに行かない馬を選択し、尚且つ他の人気馬を消耗させる強大な馬が出走しているという場面が必要なので、即時直結は難しい。しかしながらエネルギー残量と競走馬としてのピークが融合されたタイミング、特に人気薄において注意を払う必要があるということに参考になる結果となった。


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